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七星さんと体育祭2
「そもそも、なんで黒崎くんは私に体育祭に出て欲しいの?」
「体育祭楽しいから七星さんにも出て欲しいなーって思って。クラスの人とも仲良くなって欲しいし。
ダンスしてる七星さん見てみたいしね。」
「黒崎くん。体育祭が楽しいのは陽キャのみよ」
「いや、体育祭が楽しい陰キャだっているだろ」
陰キャに謝れ。そう思っていたら七星さんが目をキョロキョロさせて言った。
「く、黒崎くん。私体育祭でるわ。ダンスするわ。」
あんなこと言われたら出るしかないでしょ…と顔を赤く染める七星さん。かわいい。
「かわいっ…じゃなくて!本当に体育祭でてくれるの?」
「えぇ、目指すなら頂点。選抜メンバーとしてダンスを踊りましょ!共に!」
……共に?
「えっえっえ。俺ダンスめっちゃ出来ないから七星さん1人でどうぞ勝手になさってよ!」
「は、はぁ!?私だって!知らない人と!喋れない!黒崎くんくらいしか喋れる相手いないんだけど」
お互いしばらく睨み合った。
俺が渋々と口を開く。
「ジャンケンで決めよう」
「…望むところね」
どうなる!?次回デュエルスタンバイ!