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友達兼兄弟の俺と七星さん

「七星さん。俺と普通に話せるの?」

「え?いや」

さっきまでルビィちゃんの話を熱く語った七星さんは言った。

「私いままで人と話してこなかったからさ。今も私の心臓バックバクなんだ。」

でもね?と七星さんんが言ってチラリと俺の方を見る

「嬉しかったんだ、私。

黒崎くんが私の推しに興味ないってのはわかってた。それでも私の推しを知ろうとしてくれることがうれしかったの。自分の好きなものについて知ってもらえるのってこんなに嬉しいことなんだね。

人生で初めてこんなに熱くルビィちゃんについて話したよ」

ふふふと少し恥ずかしがったように七星さんが笑う。銀色の髪がさらりと揺れた。

「黒崎くんがみんなから慕ってもらえる理由がわかった。今まで陽キャは全員敵って思ってたけど、敵じゃない陽キャもいるんだって思えたんだよ。」

「私、もともと黒崎くんのこと『滅びてほしい陽キャランキング』にランクインするくらい苦手だったんだけど…。

今はね、そんなこと思ってないよ。

わっ、わ、わたし、黒崎くんのこと…!




と、ととととと、友達って思ってる!」


顔を真っ赤にさせた七星さんは何よりも可愛かった。さっきの「滅びてほしい陽キャランキング」については言及しないでおく。


「ね、ねぇさっきの返事は?も、もしかして黒崎くんは私のこと友達だと思ってない?」

心配そうに七星さんが俺を見上げた。

「俺も友達だと思ってるよ!」


プロローグ終わりです!

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