俺と七星さん
学校のテスト、英検その他諸々が忙しくてあまり投稿できないかもしれません。(実際投稿できていない)。あんまり需要ない小説ですが、読者の皆様申し訳ございません…。投稿頻度めっちゃ遅めです。
それでも、読んでいただきありがとうございます。
七星さんはその後、約20万円のパソコンを買った。
「推しのために20万払える私って、なんて最高のファンなんだろう」
うへっへっへ。
天使と呼ばれている美少女からその不気味な笑い声が発せられた。
声は可愛いのに、やってることは変態と一緒だ。
俺は女児に不気味な笑い声で話しかける変態に出会ったのを思い出した。ちなみにその後、変態は女児へのストーカー行為で逮捕されている。「うへっへっへ」は七星さんが美少女だからギリ許されている。
催眠術にでもかけられたかのように笑い続ける七星さん。
目を覚まさないといけない。
よって、俺は話題を逸らすことにした。
「な、七星さん。七星さんがそんなに推しているルビィちゃんって誰なの?」
あ、やっばい。今の七星さんに推しの話はアウトな気がする。
案の定、七星さんの目はキラッキラに輝く。
「ルビィちゃんに興味があるのね。しょうがないな。このルビィちゃんの自称ファン一号である。この!私!七星光様が教えてしんぜよう。」
七星さんのキャラ変がやばい。キャラ崩壊である。
「そもそも、ルビィちゃんというのは本名ではないのよ。」
「まぁ、確かに。Vチューバーだもんね」
「はぁ!?ルビィちゃんはルビィちゃんに決まってんだろ!?Vチューバーだからなんなんだよ?あぁん?ぶんなぐっぞ」
こ、こっっっっっわ
「あっ、私ったらついつい☆二度とその話は私にしないで?うふふ」
無口な天使と呼ばれた七星さん。怖過ぎる。喋らなければ完璧な天使なのに…
「話を戻すね。ルビィちゃんの本名は「ひよかわルビィ」なの。苗字がひよかわね。ちなみにロリっ子宝石系Vチューバーよ」
七星さんの快進撃はとまらない。
「ルビィちゃんはね?声がいいの。そりゃぁ、存在がもうマイナスイオン生み出してるんだけど、いや、仕草もマイナスイオンなんだけどね?何よりもロリのように可愛らしい…いや、実際にロリか。可愛らしくて、どこか純粋で儚さを感じさせる春の麗らかな日差しのような声をルビィちゃんは持っていらっしゃるの。
しかもね?中華娘よ?赤髪お団子ツインにチャイナ服のロリ!!!!きゃぁぁぁ。存在がもう罪すぎる。
いや、ルビィちゃんは罪なんかやない。この腐れきったリア充が蔓延る世界に舞い降りた美少女なんや!」
「な、七星さん」
はっっと我に返った七星さん。顔を真っ赤にさせる。
「わ、わたし…うるさかったよね。こんなに急に話し始めたら引いちゃうよね。いや、でもあれはさ?ルビィちゃんが悪いよね?あんなに可愛すぎるんだからさっ」
そして俺と目をぱっちり合わせた。
「黒崎くんも、そう思うでしょ?」
俺はその時気づいてしまった。
七星さんが俺と普通に話せていたことに。