表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

37/66

三十七話 道具屋のおっさん、ひらめく。


「ふふっ」


「あははっ」


 俺はベッドでエレネとじゃれ合っていた。氷結剣を彼女に向かって振ると凍るんだが、3秒くらいしたら溶けてしまうんだ。それだけ魔法耐性が高いということだろうが、それでも結構ダメージを受けるらしくて、心臓に負担がかかるとのこと。


 なのに興奮しておねだりしてくるんだからエレネのマゾっぷりは凄い。


「……あの。もう一度アレお願いできますか?」


「アレ?」


「そのぉ……」


「はっきり言え!」


「エレネのアソコにぶっといのください!」


「……よく言えたな」


 結構大きい声だったから、ご近所さんに聞こえたかもなあ……。


「言えました……。なので、ください……」


「わかったわかった」


「ひゃうっ」


 アソコにあてがった氷結剣が湯気を立てている。まったく……こいつのビッチ振りには呆れるばかりだ……。


「そらっ!」


「ぐひょっ!」


 間抜けな悲鳴をあげてエレネは息絶えた。俺もベッドも血まみれだ。もうこういうのに俺もエレネも慣れてしまったのが怖い……ん? なんか力が見る見る湧いてきた。レベルUPしたときとよく似ている。そういや、山で死に戻りしたときも似たような感覚があったな。あのときは興奮していたせいか気がつかなかったが……もしや、これは……。


「ごふっ……」


 ことの真相を知るため、俺は早速喉を突いて自害した……。


「――エレネ、ステータスカードで俺のレベルを見てくれ」


「レベルですか? はい……あ……」


 エレネが驚いている様子。この様子だと俺の予想は当たってるっぽいな。俺のレベルは確か1300くらいだったから、そこからどれくらい上がってるか……。


「幾つだ?」


「1525……」


「……」


 やはり、俺の思った通りだ。てか、よく考えたらそりゃそうだよな。スノードラゴンの高い経験値吸いまくってレベル上げしてきたエレネを殺したんだ。そりゃ上がるわけだ……。


 ってことはレベル上げって、高レベルの人間を殺すのが一番効率いいんだろうな。あの魔術師アルタスが放火殺人しまくってたのも、もしかしたらレベルを上げるためなのかもしれない。そのために強いやつばかりを狙っていたんじゃないか。だからあれだけ異常なレベルになれたんだろう……。


「モルネトさん、もしかして私を殺すことで上げたんですか?」


「ああ」


「……それなら、私喜んで殺されます……」


「ぶっといのが欲しいだけなんだろ?」


「……」


「正直に言え!」


「……はぃ。エレネはぶっといのが欲しいだけなんです。ビッチなので、うずうずしてます……」


「正直でよろしい」


「「ちゅー……」」


 エレネ、何度も膜を貫かれる喜びを知ってしまったか。


「それなら気が狂う寸前まで弄んでやる。覚悟しろウサビッチ……」


「やぁぁん……」




 ※※※




「ご苦労だったな、エレネ。今俺のレベルは幾つだ?」


「えーとれすね……いま、2026レベルれーす」


「……そうか。2026、か……」


「そーれすそれすっ」


 もうこのウサビッチ一匹で3レベルしか上がってないし、この辺で止めとくか。


「ありがとうな。もういいぞ、エレネ」


「はーい。るんるんっ。びっちびーっち、うさびっち♪」


「……」


 エレネ、さっきからずっとへらへら笑ってるし、舌も縺れてるしちょっと頭おかしくなってきてるな。イキすぎたか。


 まあ、覚醒カード外して少し寝りゃ治るだろ。どうしても治らないときはエリクサーもあるし問題ない。ヴァルキリーフラワーと白ポーション混ぜるだけでですぐ作れたからな。あれは肉体的なものだけじゃなく、精神的な傷も完治できるっていう神の薬なんだ。


 しかし明日が楽しみだ。2026レベルならハーフエルフのリュリアにも勝てるかもしれない。あいつは俺以上にレベル高いから、殺せば相当UPするだろう。もちろんその前にクッコロさせて味方にするけどな。


 どうせならループの輪に混ぜてスタート地点で殺すほうがお得だからだ。さらに、エレネに氷結剣を持たせれば完璧だ。いくら身体能力の高いあいつでも凍ればどうしようもできまい。俺に負けて悔しそうなリュリアの顔と、揺れるおっぱいと震えるお尻を想像して涎が出そうになる。ムフフッ……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こちらの投票もよろしくお願いします。
小説家になろう 勝手にランキング

cont_access.php?citi_cont_id=479298110&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ