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たとえばこんな異世界ライフ  作者: れのひと
第3章 勇者修行開始?
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23話 アイドルアストレア

 イレーネの足のリハビリも兼ねて地下都市を歩いてみることにした。町の探索はアストレアとフラカンを除いた4名でおこなっている。2人はライブの準備に行ったようだ。

 よく考えてみたら町の中を歩いたことがなかった。前回きたときは畑と森と魔王の家に行っただけだったのだ。多少建物の作りは違うようだか周りに立っている家々は地上と差を感じられないものでよくできていた。


「不思議ですね~」

「空、が、ない。」


 言われてみて気がついたが地下なので当然といえばそうなのだが空はない。人工的な明かりがあるだけなのでどことなく薄暗い。しばらく歩いていると洋服店がいくつかならんでいるのが見えてきた。


 そういえば服飾関係も魔族の子が作ってるとか行ってたきがする。まあ今は別に用はないが…


 店の前を見ながら通過していると、なにやら放送が流れてきた。


『みんなおまたせーっアストレアのライブ入場準備完了よ~チケットをまだ買ってない人は会場までいそいでねー残り後わずかだよーっ』


「「……」」

「ライブー、って何?」

「そういえば~先ほどいただいたのがチケットじゃなかったですか~?」


 たしかにアストレア達と別れる前にチケットはもらったが…ライブほんとにあるんだ?


 姉妹は行ってみたそうな顔をこちらに向けている。テンタチィオネは微妙は顔だ。直人はどちらでもよかったがせっかくもらったのでみんなで行ってみようと提案した。

 周りを見るとたくさんの人がそわそわとしている。会場に向かうための人波もできはじめていた。


「私達も~いきましょ~」

「お祭り、みたい。」


 気乗りしないテンタチィオネをつれて4人で会場に向かう。この人波にのっていけばたどり着けるだろうという魂胆だ。波に飲まれはぐれそうになりつつもなんとか会場に着いたようだ。人ごみがすごい。よくみるとここは魔王の家の隣の大きな建物である。


「チケットお持ちの方はこちらでーす。」

「チケット完売しましたー。」


 どうやらチケットはすでに売り切れたようだが人ごみははけない。


「あの、もうチケットないそうですけど何でこんなに人が?」


 近くにいた人に聞いてみる。


「ああ、なんだ知らないのか?中には入れないが表に映像と音声が出るんだ。だからここには人がまだこんなにいるってわけだよ。」

 

 スクリーンとかもないがどうやら外でも見れるようになっているらしい。

 直人達はチケットがあるので入り口へと向かった。中に入ると座席があり番号がついていた。チケットの番号をみながら席をさがす。そのついでに周りの人を見てみたがやはり普通の人間はいなかった。角が生えていえる人、羽が生えている人、角と羽と両方生えている人。肌の色が紫や緑なひともいる。


「ん、どうやらここみたいだね。」


 席を見つけた。どうやら最前列の右側を用意してくれたようだ。


「おや、君達は…」


 隣の席、最前列中央付近に座っている人に声をかけられた。よく見るとこの間あった3人の魔王たちだ。


「モートさん、エールさん、ヤムさんでしたっけ…」

「ああ、われわれは招待されていてね毎回見に来ているんだ。」

「そうなんですか?」

「まあ、私の孫だからな。」


 ……ん?


「孫?エールさんの??」

「ああ、娘は地上の人間と結婚してね、アストレアは孫になる。」

「ええええーー?」


 どうやらアストレアは地上の王様と地下の魔王の娘の子供だということだ。


「王は一言も言っていなかったが…」

「父さんもきいてなかったのっ?」

「ああ、そもそもお后様には一度もあったことがないのだ。」


 これは驚きである。

 そんな話をしていたらライブが始まった。よく日本で見たことがあるライブだった。ひとむかし前にトップアイドルだった人の歌が流れている。たしか彼女は喉の病気か何かでたえきれずに自殺をしたはずだ。


 「まさか…?」


 テンタチィオネも困惑している。

 ライブは異様な盛り上がりを見せ、終了した。その後魔王につれられ楽屋らしき場所に案内された。


「アストレアおつかれさま。」

「おじい様ありがとうございます。」


 ほんとに孫なんだと見せ付けられた。


「ライブどうだった?」

「……君はいったい?」

「あーやはり気づきましたか?」


 アストレアはややいたずらめいた顔をしながらいった。


「はい、私は地上の王と地下の魔王の娘との間に生まれた転生者です。」

「え、じゃあ王も地下のことは知っているのでは?」

「知りませんよ。母が魔族ということしか。」

「あとなんか口調が違う…?」

「ああ、この姿の時は昔のしゃべりにしてるわ。」


 話を聞けば聞くほど地上に地下から攻める要素がなくなってくる。王はなにを心配しているんだろう。


「まあ、ともかくそういうわけなんでよろしくね?」

「わかりました…」

「テンタチィオネ。私がいいというまで王には言わないように。」

「どう説明すればいいかわからんからな。」


 テンタチィオネはますます頭を抱えることとなった。姉妹はろくに話を聞いていなかったようで楽屋の中をうろついていた。



 

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