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じゅうはちこめ。
頭の中がハートでいっぱいの人と
並んで座っている
隣からはハートの嵐
ふわふわと浮かぶそのハートを
指で弾けば
呆気なく崩れて壊れた
「所詮人の愛なんてその程度なのね」
紅いハイヒールが印象的な人が
そう呟いては崩れたハートを拾って笑った
涙がポロポロと溢れてくる
貴方に届かず消えていく
久しぶりに出来たこのハートと共に
ポロポロと消えていく
ハイヒールの人は私のハートも拾ってくれた
「その程度のものだからこんなにも愛おしいのよ」
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今夜も夢は文字で綴られ糸で綴じられ、誰かの日記と成っていく。 作者：
前出 彰
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