表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/44

いっこめ。


目を開けるとそこは水の中だった

水族館でも見る事の出来ないような色とりどりの魚達が目の前を泳いでいく

僕は口を開けて、肺の中一杯に空気を取り込む

ここは水の中

此処は夢の中

目の前の魚は自らの持つ鱗の色を次々と変化させては

水中を、空中を、自らの世界と言わんばかりに主張し泳いでゆく

ふと上を見ると

大人になったくじらが大きな羽を広げて空を飛んでいる

そのくじらの近くにいた

子くじらの背中に乗って僕も空を飛ぶ

空気が気持ちいい

風がひんやり冷たくてとっても眠くなってきた


あ、


バランスが、

崩れちゃった



どっぼーーーん


大きな音がした、頭から海に落っこちた

僕の周りを跳ね回る水がきらきらと光を反射し輝いている


これで今夜はおしまい

また会おうね、くじらさん


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ