13話
新年あけましておめでとうございます。2017年の初投稿です。
「う……ん……」
気がつくと……目の前には爆発した光景を目にした。僕は確かに元不良グループのリーダー格が奴自身が身体中に巻き付いた爆弾で吹き飛ばされた事を覚えている。
「そうだ……エリスが誘拐されたんだ! 一刻も早く助けに行かないと……グ」
僕は咄嗟に立ち上がろうとしたが、背中が少し痛む。爆風で吹き飛ばされた途端で壁に激突した影響だろう。
「イタタタ……ん……なんだあれは?」
すると突然、白いワンボックス型のジープがこちらに近づいてくる。
「まさか敵じゃないだろうな」
ジープは自分の目の前のすぐに停止した。ジープの自動ドアが開いて、誰かが降車してきた。見覚えのある人物だった。
「まったく、お前は何をしているんだ?」
「ゼニガタ先輩」
「ヨシノ先輩! 大丈夫ですか」
「それにサリアも!」
ジープから降りてきたのは、ソーラー学園の風紀委員のエリスの先輩である高等部上級生のゼニガタ先輩と、サリアの後輩である中等部下級生のサリアだ。
「何故ここがわかったんですか!」
エリスと一緒にデートしていたところに、怪しい男(学校の元不良グループのリーダー格)を追いかけようと、エリスを置いておけないから、仕方なく勝手に尾行してきたシアとアンジロウに任せた。
どうしてゼニガタ先輩達が居所を突き止めたのか、するとゼニガタ先輩はズカズカと行進するように近づいて来た。
「それはだな……お前のソーラー・グラスのGPSの起動したおかげで居所がわかるんだ」
「携帯と同じですね」
「ソーラー・グラスは眼鏡型携帯端末対応ですって」
怒り出すサリアは顔の頬をプクッと膨らむようにプンプンする。 エリスが心配だ、緊急時なのに急いでエリスを救出しに行かないと。
「それどこ……ろ……じゃ……」
僕は目の視界がボヤけるように三つになる。頭がクラクラするように足のバランスが崩れて倒れてしまう。
「オオウチ!?」
「ヨシノ先輩!?」
私とサリアは慌てて倒れてしまったヨシノに近づいた。彼の背中には酷い怪我をしている。出血は少ないが、爆発物で吹き飛ばされて何か硬いもので背中に直撃したのではないのか、早く手当しないといけない。私はヨシノをお姫様抱っこをすつように担ぐ。
「ゼ……ニ……ガタ……せんー」
「喋るんじゃない! 傷が開くぞ!」
「エリ……ス……が……さら……わ……」
「ヨシノさん!」
ヨシノは何か言いたそうな事をしていた。しかし彼は眠るように目を閉じてしまう。
「大丈夫、命に別状はない。一刻も早く病院に運ぶぞ!」
「でも……ヨシノさんが何か言った気がしますけど」
「今……奴がエリスって……まさか!」
ヨシノが一緒にいたエリスの身に何が起きたのか、今……「さら……わ……」とは。
「まさか……エリスが攫われたのか!」
「なんですって!」
ヨシノ先輩と一緒にデートしたエリス先輩が誘拐! これは学園にとって最も一大事になりそう、ゼニガタ先輩は汗を流すようにヨシノ先輩を抱っこする。
「このままだと大変だ! その前に病院へ向かおう!」
「はい!」
「せーの……クッ! とても重い」
ゼニガタ先輩は息を吐いて赤く染まる顔で重い物を持っている気分でヨシノ先輩をジープまで運んだ。私は後部座席のドアを開ける。ゼニガタ先輩はヨシノ先輩を後部座席を放り込むように横にして寝かせる。
「サリア……お前は後部座席に座ってヨシノを看病を、私は病院へ運転を」
「わかりました」
私はジープに乗って、後部座席を着席するように座る。隣で寝ているヨシノ先輩を看病する。
「さあ行くぞ!」
「はい!」
突進するようにジープを発車するゼニガタ先輩はハンドルをしっかり握るように運転する。
「うーん……ふぁ~……アレ? ここ何処?」
目が覚めると、私はお化け屋敷みたいな廃墟の場所にいた。壁に張り付いている紙は剥がれ落ち、辺りは錆だらけで、部屋の隅々までホコリやカビだらけで、窓ガラスは半々ヒビが入るほど割れている。床には空き缶などのゴミやガラスの破片が落ちていた。
「なんで私は縛られているんですか!」
私は木製の椅子に座らされて、身体中に鎖に巻かれていて拘束状態にされている。
「私……今までゲーセンにいたのに、シアさんとアンジロウは……」
記憶からによると、私はヨシノさんと一緒にデートをした途端、ヨシノさんは急に用事を思い出す。彼が最初から気づいていたシアさんとアンジロウが勝手に私とヨシノさんのデートの尾行をしていた。ヨシノさんは二人と一緒に帰宅しろと言いつつ、ヨシノさんは何処かへ行ってしまう。私は仕方なくアンジロウとシアさん一緒に帰宅しようと、三人の男性警察官に声を掛けられて事情徴収を……。
「そうでした! 私は偽警察官に誘拐されましたわ!」
ヨシノさんが立ち去った後、三人組の警察官の男に睡眠薬のスプレーを私達に向けて掛けられた事を覚えている。
まさか私が誘拐されてこんな廃墟まで監禁状態に捕らわれた。
「こうしちゃおられませんわ。急いで誰かに連絡を……」
私はソーラー・グラスで誰かに連絡を取ろうとしたら、しかし視界がボヤけて何も見えない。
それに手には縄で縛られて身動きが取れない。
「あれ……目が見えない。ソーラー・グラスが……」
私が掛けていたソーラー・グラスが外されている。私が眠っている間にソーラー・グラスを外されたに違いない。
「これじゃあ連絡が取れない。どうすれば……」
私はこの状況で脱出するのか考えているところにボロボロの自動ドアが開いた。
「気が付いたか」
「誰ですの!」
「嫌々……昨日の計画を邪魔にした貴様のせいで水の泡にしてくれたな……修道女の娘が」
「!?」
あの人たちはどうして昨日の事件と私が修道女だと知っている。それに彼らの着ている服装は昨日の愚かなテロリストと同じ服装……まさかこの人たちはテロリスト集団。すると前後に立っている大男がこちらに近づく。
「あなたがこのテロリストの親玉ですね?」
「だとしたら……}
「思った通りですわ!」
やはり目の前に立っている大男が武装テロリスト集団のボスである。
彼の容姿は部下より比較して背が高く、身長は2メートル近い身長、顔と腕には戦火などの経験がある傷や痣だらけの痕がたくさん残っている。年齢は30~40位の中年、顔は鋭い目つきとボーズ頭の茶髪、眉毛は少し太目で悪徳な顔付きをしている。それに顔にはティアドロップメタルフレームのサングラスを掛けている。
「貴様が部下を打倒した小娘とはな……お前だったとはな……」
「そうですわ。じっくりお仕置きしましたです!」
昨日のヨシノさんとシアさんの中等学校を立てこもったテロリストの集団は全員、私とヨシノさんと一緒に一人残らずソーラー・グラスの武器で一掃し、私はテロのボスに対面する顔で論議する。私は黙っていれれませんわ。
「我々の仲間を世話になったおかげで人数が減った。貴様だけでなくもう一人のガキと一緒にな……」
「ヨシノさんを甘く見ないでください!」
私はボスの男を視線を向いて逆上する。しかし親玉の男は落ち着いた感じで嘲笑してニヤリと笑う。
「ほう……逆らうとはいい度胸だな……貴様だけ教えてやるぞ」
「なんですか! まさか悪い事ですか!」
「ああそうさ。貴様と一緒にいたヨシノというガキは……囮にした仲間を利用して始末した」
「え……」
私は返す言葉も出なかった。今始末……ってまさかヨシノさんが……死んだって事ですか。
「ヨシノさんを殺したんですか?」
「ああ……奴の巻いた爆弾で爆死しただろう。助からないな」
「そんな……イヤー!」
私は悲鳴を上げるように号泣し、ヨシノさんが死んでしまい哀傷する。
「連れていけ……丁重に扱え!」
「ハッ!」
「何するんですか、離してください」
「大人しくしろ!」
近づいてきた二人の男たちに私を両手で拘束するように引き釣り込まれていく。
「……ん……こ……ここは……」
気が付くと、ここは病院の病室のベッドで寝かされていた。
「気が付いたか……」
「目が覚めました」
「ゼニガタ先輩!? それにサリアも」
僕は目を向けると、ベットの近くの椅子に座っているゼニガタ先輩とサリアがいた。
「そうか……僕は奴の爆弾で吹き飛ばされたんだ」
僕とエリスのデートの最中、ストーカーみたいに付けられている男(中等学校の元不良グループのリーダー格)を追跡して追い詰めた。
リーダー格の男は本物の爆弾だと信じずボタンを押して彼は爆死してしまい、僕はその影響で爆風で吹き飛ばされる。
なんで本物をわかったのかと思うのは、僕の掛けているソーラー・グラスが反応したおかげだ。
「さすがソーラー・グラス……本物の爆弾だと確認できるなんて」
「でも……爆破した彼はかわいそうでしたね」
「適合者しか聞こえないからな」
このソーラー・グラスには危険物と重火器や爆破物が反応出来るセンサーとX線の探査出来る仕組みになってレンズに映し出される。
「なんで僕は病院に?」
「私が緊急搬送して病院に運んだ」
「私はあなたの看病を……」
「そりゃご丁寧にどうも……エリスは!?」
僕は肝心なところで眠ってしまい、このままだとエリスが殺される。
「早くエリスを助けないと」
僕はベットから起き上がろうとしたら、身体がガクンとするように痛覚を感じる。
「痛ッ!?」
「まだ動くな……背中が治療したばかりだ」
「早く急がないとエリスが……ソーラー・グラスでエリスの居場所を」
「それは無理だ」
「え……」
ゼニガタ先輩は椅子から立ち上がる。ベッドに座り込み、僕の顔の近くで目を合わせた。
「エリスのソーラー・グラスを反応を試みたが……居場所が突き止めなかった」
「嘘……だろ……」
僕はゼニガタ先輩に返す言葉も一切出なかった。
あけましておめでとうございます。新年早々遅れてすみません。風邪で寝込んでいました。
おくれた分を執筆しないといけません。




