タマとファンタジーな世界感
さて、本日は2016年7月31日。
梅雨も明け、本格的な夏がこんにちはしております。
はじめまして、猫の玉三郎こと、タマでございます。読書が好き!と自覚したのはつい最近です。それまではそれに気付く事なく、書籍やウェブ小説の活字を追っておりました。
ちなみに最近読んだ書籍は小野不由美さんの「残穢」です。北九州怖い。
しかし小学生の頃から作文は大の苦手。料理本で読書感想文を書いたくらいです。何を書いていいかさっぱり分かりません。文法などで大いに転び、中高卒業して思った事は、"国語と英語大嫌い" です。もちろん作家になりたいと夢見た事はなく、デザイン関係の仕事に就きたいと、デザインや絵の勉強をしていました。
なのに何故か今このスペースで、稚拙ながら文章を綴っております。奇な事ですね。
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ここ、小説を読もう / なろう ではファンタジーや異世界のお話がてんこ盛りですね。タマも大好きでございます。夢があって、現実世界を忘れさせてくれます。
中世ヨーロッパ、魔法、エルフ、ドワーフ。
悪魔に魔王に天使に女神。
読むのが好きなので、ならばタマめも書いてみようと筆を動かしてみました。動かしてみたんですけどね、こう、色々世界観を考えている時って
なんか、妙に恥ずかしい……
分かります?この気持ち分かります?
成人して幾ばくかの歳をとったタマ。そんなタマが一生懸命、異世界や魔法の事を考えてるのです。どうしてもこっぱずかしい感じでした。この世界の歴史は?生活水準は?などなど真剣に考えますもの。考えてる時はめっちゃ楽しいんです。でもふと我に返った時、妙な恥ずかしさがありました。
以下、その異世界を舞台と考えた時の葛藤です。もう、オチも無く、ひたすら思った事を綴っております。
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異世界、ファンタジーと言えば中世ヨーロッパ。なんで中世で、なんでヨーロッパなんでしょう。古き良き時代に、憧れのアングロサクソンだからでしょうか。カッコいいよね、金髪碧眼に堀の深い顔。平たい顔族としてはどうしても羨ましい風貌です。
中世の移動手段は馬や徒歩でしょうか。車や蒸気機関車の登場だと一気に近世ですもんね。すると人々の生活はどういうものなんでしょう。紙の生成方や、活版印刷の有無も非常に重要です。それだけで本の価格が雲泥の差ですもの。
電気は勿論ないだろうから、生活もとても不便。炊事洗濯、全て手作業。治水工場はどうなっていたろうか、下水の設備はどの程度なのか。こういった疑問もポンポン出てきます。
トイレは汲み取りだとしたら、それは肥料として畑に還元? そのまま下水に流すなら、川や水路は不衛生極まりないものだろうなぁ、と妙にトイレ具合にもこだわりました。
そういえば中世ヨーロッパの下水事情は最低です。やつら、窓から外へ糞尿を捨ててた事もありますからね。女性のハイヒールのパンプスその糞尿を踏まない為との説があります。
更に言えば、身だしなみの一環・香水は耐え難い体臭を隠す為です。何故体臭が臭いかというと、まずその1に彼らの主食は肉だから。その2に、風呂が嫌いだからです。当時、水は不潔なもので病気を運んでくると思われていました。実際、ヨーロッパの人口を激減させたペストは、不衛生な水とネズミが原因とされています。何故水が汚いのか、それは彼らが糞尿を川や水路に平気で捨ててたからです。なので水=(イコール)有害のイメージがありました。いくら綺麗でも、そんな水で頻繁に体を洗う習慣は無かったんですね。何てこった。
その他にも色々頭をよぎります。
地理は?宗教は?人種は?言語は?
考えたらキリがありません。
そして魔法。
魔法、それは便利で凄い、素敵な超能力。
よく見るのは火・水の魔法でしょうか。生活魔法なんてものも見かけます。初めて生活魔法なんて見かけた日にはえらく納得したものです。
"攻撃魔法なんて非日常なものより、やっぱり衣食住を充実させる魔法があったら、そっちがより普及してるよね。だって生活に密着してるもん。考えた人スゴい! " なんて具合。
もし科学の代わりに魔法が発達した場合、中世ヨーロッパの世界はどうなっているんでしょうか。
エジソンがエレキテルを発明したように、安藤百福がカップラーメンを発明したように、きっと魔法世界でも、これまでの常識を覆す様な大発明があったに違いない。しかし、タマの凡庸な頭では全く思い浮かばないのです。例えば、 ……例えばも思い付きません。
魔法といえば、魔力の量によって放射出来るエネルギーに違いがあるという仕様が多いですね。
よくある転生チートものでは、主人公はずば抜けた魔力のを持ち、桁違いの魔法をぶっ放すという感じです。
レベルも子どもから大人、初心者から職人・神クラスまで様々でしょう。魔法を教えてくれる学校や、法律、取り締まり機関等は絶対必要ですよね。
現代は機械で管理して一定の生産数を確保出来ていることが多いです。一人一人の魔力によって動いている社会ならどうなるんでしょう。機械の登場によって人件費を減らし、結果供給価格を下げてきた現代からすると、だいぶ違うんではないでしょうか。技術を継承しながら脈々と受け継ぐ所もあれば、適正な人材がおらずに密かに消える所もあったでしょう。小さな集落で後者が起こったら大事です。
火の魔法で言えば、マッチの火から火炎放射器、鉄の溶解炉くらいの出力があるんですかね。アメリカの山火事の現場で起きたトルネードは、それは恐ろしい威力です。1人の人間がそういう魔法が使えるのであれば、やはり世界にとって脅威的な事でしょう。
生活魔法で言えば、安定した火力は大事ですね。料理には欠かせません。もう理想を言えば簡単火力調整、タイマー機能、一定の温度になったら消えるなどの精度が欲しいですよね。これがあれば料理チートも夢じゃないでしょうか。
ん、まてよ。
そもそも、魔法の原理って?
どうやって何もない空間から火が出るの?
炎を灯す魔力が、可燃性のガスの様なものなんでしょうか。そうすると合点がいくものがありました。ただ着火は別に必要ですけどね。
ガスを一定方向に放出すると、それは火炎放射になるでしょう。密度を濃くすれば、高エネルギー玉でしょうか。
そうか、火の魔法の正体は可燃性のガスか。
(タマの頭の中で決定事項、かつ納得)
じゃあ水は? 手からブシャーって水だすアレは?
空気中の水分と温度差を利用してるのでしょうか。すると乾燥した大地では全く水の魔法は使えませんね。水魔法を1発使うと、辺りの空気はひんやり冷え、湿度は限りなく0%になるのでしょうか。除湿機の要領ですね。
また、温度を操れるのなら水だけではなく、氷系もいけますね。熱波もいけますね。完全に水魔法という括りじゃありませんね。あれ、おかしいな。
それか、物体移動、物体浮遊の超能力を駆使して、川や海などの水を拝借して相手ぶつける方もありますね。じゃあ水じゃなくてもいいじゃん。操れるのが水だけということでしょうか。
土の魔法は、土を隆起させたり……岩石をぶつけたり……? うーん、土魔法がよく分かりません。土を動かすだけなら、物体移動の超能力で可能ですか? なら土に限らず、そこらの花瓶や植木鉢でもいいですね。
雷魔法は分かりやすいですね。己が避雷針のようになり、天からの雷を逐電し、相手に放出する。焼け焦げずに出来るならもうビックリ人間です。しかしそれが魔法です。何なら静電気も取り込めます。逐電体質です。
回復魔法と呼ばれるものは奥が深いですよね。なんたって傷とか治しちゃうんだもの。キリストがおこなった奇跡の手に近いですね。その人の細胞・免疫力を活性化させて、自己治癒力を上げる、というのが想像の限界です。しかし免疫力を上げると、アレルギー体質の人なんかは余計酷くなりますね。アナフィラキシーショック死も確立が上がります 。むむ? じゃあ逆にそういう部分を抑えれば、アレルギー体質が沈静化することもあるのか! 素晴らしい!
そういう意味では、成長を止めたり促進する作用もありそうです。老いと若さも自由自在。まあ、貴族の奥様方が放って置きませんワネ! 不治の病に至っては、治癒は無理でも進行を止める事は可能。おお、すごい。
そしてそれらの魔法がどこまで人々の生活に影響しているのかで、全く生活水準が変わってきますもんねこれが。もしかしたら現代より便利かもしれません。だってなんの道具も無くてもで色々出来るんだもん。
それらを真剣に頭の中でこねくり回していました。結果、異世界ものの設定って難しいなと感じました。そりゃそうだ。みんなスゴい。
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まとめ。
異世界のあれこれを考えるのはとても楽しい、と同時に照れくさい。そして頭の中がスゴい事になる。
※魔法についての考察はタマの勝手な想像でございます。生暖かい目で見てやってください。