【60秒で一気読み! キャラクター小噺】 〜もしも、こんな○○がいたら
【60秒で一気読み! キャラクター小噺】 〜もしも、依頼人(ターゲット)よりも偉そうなセキュリティーサービスがいたら……
【60秒で一気読み キャラクター小噺】
〜もしも、こんなセキュリティーサービスがいたら……
「依頼人よりも偉そうなセキュリティーサービス」
とある高級オフィス。
派手な柄、背中に「神」と刺繍されたスーツを着込み、
マホガニーのデスクに足を乗せ、ブランディーを
口にしている若い男。
ドギューン!
向かいのビルからスナイパーが狙撃。
男は撃たれて倒れてしまった。
そばにいた初老の男性が駆け寄り叫んだ。
「誰か来てくれ。セキュリティーが撃たれた!」
なんと、狙われ撃たれたのは、依頼人ではなく
セキュリティーの方だった。
「なぜ、ターゲットを撃たなかったんだ」
こう質問された狙撃手が後日こうこぼした。
「あのやろー偉そうにしてやがって。
ターゲットがかわいそうじゃねえか!」