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幼馴染の頃・・・・・・

遡る事・・・・・亮使が幼稚園の時・・・・・


そうだ。あれは・・・・守護神がまだ一緒に居ないときだったな・・・・


守護神は小学生からなんだよな・・・・・今思った。


「・・・・・ねぇ・・・・ねぇ・・・」


亮使を誰かが呼ぶ。・・・・女の子だ・・・


「・・・亮使君。・・・一緒に遊ぼ?」


「・・・・・うんっ!」


僕は嬉しくてすぐ賛成した。


「まってよぉ~亮使君~」


すると後ろから追いかけてくるのは・・・・・


「あ、天劉君!どうしたの?」


「どうしたじゃないよ~僕も遊んでいいでしょ?」


亮使はもちろん・・・・・


「うんっ!そうしよう!!香音ちゃんもいいよね?」


香音はちょっと不服そうにだが・・・・・


「まぁ、いいよ?じゃあかくれんぼしよ?最初は天劉君が鬼でいい?」


天劉はしょうがなく・・・・


「わかったよぉ・・・・じゃあ数えるよ?せーのっ」


いーち、にぃーい。と天劉が数えている内に・・・・


「一緒に隠れよっ亮使君」


「うんっ・・・・じゃああっちにしよう!!」


亮使が行った場所は・・・・公衆のトイレの後ろ。


「そだねっじゃあ行こ!!」


亮使の手を掴みながら香音は走る。そして公衆トイレの後ろに隠れる。


「わっ・・・・早いね・・・・香音ちゃん・・・・」


はぁはぁ、と息を切らしている二人に・・・・・


「おい、子供がここになんのようだ」


そこには二人の男が煙草を吸っていた。中学生っぽい。


「あ。す、すみませんっ」


香音が謝る。するともう一人の中学生の不良が・・・・


「へぇ君可愛いねぇ・・・・今から一緒に遊ばない?お兄さんと」


「おい待てよ。達じゃないか?」


香音の腕を掴んで連れて行こうとする。・・・・すると


「待て!!」


亮使が大きな声で怒鳴った。


「「あぁ?」」


「か・・・・香音ちゃんを離せ!!」


「りょ・・・亮使君・・・」


すると一人の不良が勢い良く亮使のお腹を殴る。


「かはっ・・・!!」


バサッと亮使はその場に倒れる・・・・


「おい、行くぞ。さて、香音ちゃんって言ったっけ?」


不良がにやつきながら・・・・・


「ひぃっ!!いやっ!」


香音の服を不良が脱がそうとするが手を払いのける。


「っは。いい気になるな!小娘がぁ!!」


手を動けないように不良の一人が抑える。


「いやっ!!助けて!!」


すると不良は笑い出す。


「助けてってかぁ!ここは結構人気がかなり無いなぁ。どうするんだ?」


「お願いっ・・・・誰か・・・・」


香音の目に涙がたまり・・・・


「亮使・・・・助け・・・て・・・」


涙がこぼれる。すると・・・・・


「・・・・・・」


「・・・・・!!」


不良の一人が亮使が立ち上がっているのに気がつくが・・・既に遅し。


「・・・・楽にしてやる」


ドンっと近くにあった鉄パイプで亮使が本気で殴る。普通の幼稚園じゃ出来ない強さで・・・


「ぐはっ・・・・」


ばたっと血を流しながら倒れる。そしてもう一人の不良が気がつく・・・


「な・・・・おいっ!・・・てめ―――――」


そして、もう一人の不良も鉄パイプで殴る・・・だが・・・


「いってぇ・・・・じゃあねぇかクソガキぃ!!」


殴ろうとするが・・・・そこで不良は気がつく


「な・・・・・お前・・・・何者だ・・・・!!」


そこに居たのは・・・・人間とは思えないほどのオーラを漂わせている・・・・


亮使だった。


「・・・・くたばれっ」


目を見開いてその不良を見ると・・・・・不良は倒れ、気絶してしまった。


「・・・・・」


香音は、そのことを知らないで不良が倒れた事に気がつく、そして亮使に抱きつく。


「ふぇぇっ!亮使く~ん・・・・えぐっえぐっ」


涙をたくさん流している香音・・・・・


「・・・・・あれ・・・香音ちゃん・・・・どうしたの・・・」


どうやら正気に戻ったようだ。・・・・そして


「ひっく・・・亮使君・・・・・助けてくれて・・・・えっと・・・」


と、言おうとしたところで。


「お~いっ!俺の降参だぁっ!!出てきてくれぇ!!」


と、大きな声で叫ぶ天劉。


「天劉君だ。いこっ?香音ちゃん」


泣き終えたようなので、香音に亮使が言う。


「うんっ!」


と、笑顔に戻り、天劉のところへいったのであった。


―――――――――――――――――――――――――――――――


「・・・・・っは!!」


勢いよく目が覚める。


「・・・・夢、か・・・・」


そんなこともあったなぁ・・・と思う亮使。


『うむ?どうした亮使・・・ってどうした。汗びっしょりだぞ。シャワー浴びて来い・・・』


レヴィが朝の支度をしていたが、布団がぬれていたので驚いた様子・・・・


「なぁ、レヴィ」


『何だ?』


「・・・・あの二人の事・・・覚えてるか?」


『誰のことだ・・・・名前は?』


「芳田 天劉って男と仁道 香音って女の子だ」


『男女の差別ありすぎだろ亮・・・まぁ、おいといて。あぁ、その二人か・・・知ってるぞ。・・・・まて、今思ったんだが・・・キャロたんとクロスだよな・・・守護神が」


「あぁ、確かにそうだな・・・・ってまて。なんでキャロたんなんだよおい。お前まさか・・・」


『ん?・・・・何か問題でも・・・・あるか?』


「ありまくりだ。あ・り・ま・く・り!!シルフキャルロンなのにキャロたんってお前・・・・了承している上に使っているんだよな?そのあだ名」


『・・・・・了承?そんなものはいらない。キャロたんはキャロたんなんだから」


「はぁ・・・・もういい。おまえがキャルロンの事を――――」


言う前に殴られた。


「いったぁ!!」


『喧嘩上等!!』


「お前正気か!?」


『うっさい!!喧嘩を売ったようなものだぞ貴様!恥を知れ恥を!!』


「黙って聞いてれば・・・・貴様ぁ!!」


がらっと・・・・


「うるさいわよ!!黙りなさい!!」


「『すみません!!』」


母の一言で終わった・・・









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