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夢ひとしずく、オパールの宙を舞いゆく心に

作者: 逢乃 雫
掲載日:2026/10/04

頬を流れる


潮風のジャズにのって



海岸通りに


かすかに薫るローズマリー



青い花びらが


色なき風を染めゆくように



雨上がりの


オパールの空を見つめながら



いつもの道を


一つ向こうで曲がれば



ワレモコウの花が


季節を描く筆のように



醸成月(かみなしづき)の


景色にそっと


秋を、ひとしずく



街並みを染めゆく


夕陽色の絵の具とともに



涼やかに響く


虫の鈴音に、耳を澄ませて




星の水瓶が


見守る宙の彼方から



西へ飛び立つ


白鳥を追いかけて



天馬が駆ける


遥かな南の夜空へ



浮かびゆく


みずがめ座はまるで



光のしずくを


宙(そら)にあつめるように




心の水瓶を


見つめる宙の彼方から



少しずつ


澄んでいく秋の夜空に



星の水瓶は


やさしさという光を



あつめて幸せを


明日にふりまくように




虹色に広がる


オパールの空のように



空をひとしずく


映す瞳に


宿る景色は、はてしなく



星をひとしずく


夜空にそっと


こぼれる煌めきは、秋



夢をひとしずく


それがきっと


心の、エンジンとなって



やさしさをひとしずく


心の水瓶に


ぬくもりを、忘れないように



花びらが、ひとしずく


風に舞いゆく


ローズマリーを、見つめながら



言の葉を、ひとしずく


一葉ひと葉に


こめる心の、ひとしずく




海岸通りに


薫るローズマリーは青く



ワレモコウは


道を描く情熱を灯して



日々の中にある


小さな一つずつ



その煌めきを


大切にあつめながら



夢ひとしずく


オパールの宙を、舞いゆく心に


















黄道十二星座の一つ、みずがめ座は、10月頃の夜空に上り、光はささやかですが、星の名前は「サダルスウド(最高の幸せ)」「サダルメリク(王の幸せ)」「サダクビア(秘密の幸せ)」など、多くがアラビア語で「幸せ」を意味します。


オパールは、10月の誕生石で、石言葉は「希望」「幸福」「創造性」です。七色の輝きを放ち、「虹色石」「神の涙」とも呼ばれます。醸成月(かみなしづき)は、10月です。


ローズマリーは、秋に青い花が咲き、花言葉は「静かな力強さ」です。諸説ありますが、ラテン語の「海の雫」(ロス・マリヌス)が由来とされます。ワレモコウ(吾亦紅)は、筆のような紅い花で、花言葉は「感謝」「憧れ」です。


季節の星や花をモチーフに詩を描かせていただきました。お読みいただき、ありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
すごく素敵な詩ですね(^^) 心に安らぎや温かさが流れ込み、気持ちが落ち着きます(^^) 雫様の詩は、本当に素敵な言の葉で綴られていますので、読んでいて、ホッコリ致します(^^) 素敵な詩を読ま…
空と 星と 夢と やさしさと 花びらと 言の葉を 水瓶の中に入れて 天の川の 澄んだ水で寝かせて 仕上がってくる甘葛みたいなのを想像してました 舐めると幸せで満たされて人にも優しくできるんです そんな…
潮風のジャズ! なんて素敵✨ オパール、子どもの頃に親に連れられていったデパートで見付けてから大好きになった宝石です。 雨上がりのオパールの空だなんて、なんと文学的! 神の涙と呼ばれていたとは知りませ…
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