第44話 小畑会壊滅!?②
「いよーっす! 会長っ! 何だよっ、昨日の今日でいきなり呼び出しなんて――悪い。用事思い出したから帰るわ」
「バカなこと言ってないで早く座りなさい」
改めて小畑会の面々に伝えた集合場所は、昨日と同じ公民館。だだし今度は会議室ではなく体育館を借りた。
女性陣も一緒となれば人数が多いからな。とても会議室では収まりきらない。
体育館の中央に、折り畳みの長テーブルとパイプ椅子を並べ、それぞれパーティー毎に纏まっている。
仲間と共に意気揚々と入ってきたトシさんは、すでに席に着いている俺たちを見て、踵を返そうとした。が、それをバッサリとミライさんが切る。
だが、トシさんの行動は当然と言える。
各パーティーのリーダーが席につき、その後ろにメンバーが控える形だが、リーダー含め男達の何人かは、顔に青タンを作ってボロボロになっている。ちなみのその人達は全て、男女混合パーティーの人だ。
どうやら同じパーティーにも関わらず女抜きで重要な話をしていたことがミライさん経由でバレ、シメられたようだ。
形だけでもリーダーの面子を守る為か、ちゃんと座らせているようだが、その後ろで不機嫌そうに睨みつけている女性陣。もう誤魔化しは許さねぇぞって感じだ。
俺やタケさんも、七緒ちゃんとかマホさんに同じように後ろから見下ろされてるからな。俺達は幸いなことに体罰を受けてはいないが、プレッシャーが凄い。あとなんか無傷で居た堪れない。俺達だけ助かって殴られた人に申し訳ねぇ。
入った瞬間に状況を把握したトシさんは、探索者として流石の観察眼と言える。こちらに背を向けたまま、嫌そうに呟いた。
「なんでオメーが居るんだよ。今日は小畑か――男だけの会合の筈だぜ?」
「もちろん楓太君に誘われたのよ。薄情なあなたと違って本当に可愛い子だわ」
「なにぃ? 会長、お前……」
「ちっ、違っ――ッッ!? ち、違わないですっ。僕が誘いました。へっ、へへへっ……」
否定しようとしたが、ミライさんに睨まれて出来なかった。
俺はなんて無力なんだ。こうしてトシさんを裏切ってしまうなんて。情けなくて涙が出そうだ。
だが、トシさんは俺の本心を分かってくれた。チッ、と舌打ちすると、ミライさんに憎悪の目を向ける。
「テメェ。楓太を脅しやがったな……ッ!」
「あら。脅したなんて人聞きの悪い。どんな話をしたのか興味があったから、少しお願いしただけよ」
「あそこまで怯えさせておいてよく言うぜ。そりゃお願いじゃなくて脅迫って言うんだよ」
「フッ。美人は時に怖がられやすいの」
「いい歳したババアが恥ずかしげもなくよく言えるもんだ。オマケに男の付き合いってモンを分かってねぇ。野暮な女だな」
すっ……凄ぇよトシさんっ。この空気の中、あのミライさんを相手に正面切ってここまで言えるなんて! ミライさんはともかく、他の女性陣はちょっと怖気づいている!
トシさんの偉大さに尊敬の念を改めて抱いた時、ミライさんは意外にも小さく頷いた。
「野暮……そうかもしれないわね。男には男の。女には女の話っていうのがあるものね」
「お? 何だ、珍しく殊勝じゃねぇか。いつもそうなら少しは可愛げがあるのにな」
「私だって悪いと思う気持ちくらいあるわよ。本当にくだらない男の付き合いだけだったら、心から謝罪するわ。だけど契約書まで使っての内緒話ですもの。何かあると疑うのは当然のことだわ。無いと信じてはいるけど、もしビジネスの話で仲間である私を省いているとしたら、相応の報いは必要よね。で、実際はどうなのかしら?」
「…………」
ヒクリ、とトシさんが頬を引きつかせている。
女に聞かせられないゲスい話になるって理由もあったけど、図星だもんな。言い返せないよな。
「あら、どうしたの? 急に静かになっちゃって」
「……うるせぇな。別にいいだろうがっ」
「フフッ。その反応だと、やっぱりこうして正解だったみたいね。ほら、今すぐ素直になるなら許してあげるから、早く全部吐きなさいな。――ああ、そういえば喋れなかったんだっけ。じゃあ役立たずは要らないわ。とっとと失せなさい。目障りだから」
「失せろ、だと? ――消えるのはテメェだ! このドブスがぁ!」
トシさんは怒声を上げると、座っているミライさんに飛び掛かった。左右に鋭いステップを踏みながら距離を詰める。かろうじて残像が見えるが、俺ではハッキリとその姿を捉えることは出来ない。
まさか本気で戦う気か!? 地上でやるレベルの動きじゃないぞ!?
死人が出てもおかしくないこの事態に、緊迫した空気が満ちる。しかし、何故かミライさんの冷静な声が耳にハッキリと聞こえた。
「そう。やる気なの」
「この間の依頼を邪魔してくれた恨み! ここで晴らさせてもらう! 死に晒せぇ!」
――バキッ! ボゴッ! ドスッ! ドカッ! げはぁ……っ!?
ほんの数秒の出来事だった。二人の姿がブレたと思ったら、人を殴る音が聞こえ、トシさんが呻き声を漏らして地面に転がる。
寝転がったトシさんの背中をドシッと踏みつけ、ミライさんは気だるそうに長い髪を手で流す。
「何も言い返せないのが気に食わないからって、まさかこの私に素手で挑むなんてね。彼我の戦力も見極められずに、愚かな男」
えっ……? いや、嘘だろ? 一方的に殴り倒したの?
あのトシさんを相手に!? 無傷で!?
「なんだアレ。いくらなんでも強すぎじゃ? 化け物かよ」
「ミライさんは素手の専門家だ。素手のタイマン、ただの喧嘩だったら俺達の中で一番強い。強さはトシも引けを取らんが、ミライさんを相手に素手での戦いは無謀だ。絶対に怒らすなよ。俺らじゃ止められん」
「き、気を付けます」
思わず漏らしてしまった言葉に、タケさんが小声で忠告してくれた。
あんなのを見せられた後じゃ逆らう気にもなれんわ。
「このバカで最後よね? 集まったようだし、始めましょう。貴方もはしゃぐのもそこまでにして、早く席に座りなさい。帰ってもいいけどね」
「だったらその足をどけてから言えや……このババ――あ゛!?」
最後に頭に蹴りを入れて、ミライさんが席に戻る。
痛みを堪えてヨロヨロとトシさんが席に着いたところで、先日と同じ条件で改めて契約書にサインをしてもらった。
全員がサインをしたところで、俺のスキル【人工生命体創造】について話す。その反応はやはり、昨日の男たちと似たり寄ったりだった。
「ホムンクルスなんて……なんでもっと早く言ってくれなかったんですか! こんなっ、こんなっ――あっ……ああっ!」
七緒ちゃんは自分の身体を抑えるように抱き締め、ブルリと震えた。
「――圧倒的な金儲けの予感!! お金の匂いがプンプンするっ!! もっと早く言ってくれれば私も喜んで協力したのにっ! もうっ! 絶対に離れませんからね!」
「こうなりそうだから言いたくなかったんだよ……」
七緒ちゃんは興奮して後ろから俺に抱き着いてきた。男嫌いの設定どこいったん? ニコニコ笑って可愛いし、普段ならどぎまぎするところだけど、全然嬉しくねぇ。だってコイツの目、金しか映ってないもん。
「楓太さん。またとんでもないスキルを……」
「爆弾にも程があるよ~……洒落になってないね~……というか~……私たちに隠していい情報じゃないだろ」
「うっ。すまん」
七緒ちゃんほど壊れていないが、マホさんやアキラさんも同じくらいの衝撃を受けている。そしてだからこそ、こんな重要な情報を秘匿していたタケさんを睨みつけている。他の女性探索者も似たようなもので、男達はマジで肩身が狭い思いをしている。
そんな中でミライさんは黙り込み、考え込んでいた。
「……流石楓太君。予想外にも程があるわね。それで、どこまで話し合ったの?」
どこまで?
男たちは顔を見合わせ、昨日のことを振り返る。
スキル発表→俺が演説→小畑会結成宣言→宴会→会長の要望があるまで各自待機なっ→解散!
何も決めてねぇんだよなぁ……。
「嘘でしょ? まさか何も決めていないの?」
呆れたと言いながら、ミライさんは馬鹿を見るような目を男たちに向ける。そして溜息を吐くと、〈呪術師〉に声をかけた。
「とりあえず新しい契約書を作って。この会議なんて言わず、絶対に外に漏らさないようにしないと駄目でしょう。罰則はそのままで、小畑会の入会とそれに関する情報漏洩、敵対禁止に条件を変えて。というか、いちいち会議の度にサインなんかしてられないわ。話はそれからね」
「あっ。入会はしてくれるんですね?」
「当たり前でしょ。こんな話を聞いて入らない馬鹿な女はここには居ないわ。というか、これくらい楓太君が自分で気づかなきゃいけないところよ」
「アッ、ハイ。スミマセン……」
ジロリ、と見つめられるだけで体が縮こまった。正しすぎて何も言い返せないの。
「しっかりしないと駄目ですよ。私達が居ればそのあたりも注意してあげられたんですから、もう追い出そうとしないでくださいね?」
「はい……ん? いや、さり気なく認めさせようとするの止めてくれる?」
油断も隙もないわこの女。俺は今でも追い出すことを諦めてないからな。
「というか楓太さん。なんで女性を省く必要があるんです? べつに女性を下に見ている訳ではないですよね? 性別がどちらだろうと頼れる人は一人でも多い方が良くないですか?」
チヨちゃんめ。このタイミングでなんとも答え辛い質問をしてくれるな。
どう誤魔化そうと悩んでいたが、察しの良い大人の女でえるアキラさんが、あっさりと答えてしまった。
「あははは~……チヨちゃんは擦れてないね〜……そりゃ女には言えないよ~……たぶんホムンクルスは人型、女も作れるんだよ~……そうなったら男なら~……ね~?」
「え? ……あ、そういう。それは確かに女の人には言えないですね」
女性陣の目がいっそう冷ややかになり、より男達は小さくなる。
チヨちゃんも複雑な目で俺を見てくる。そして七緒ちゃんに至っては、かつてのクズどもを見るような目に近い。
「楓太さん。流石にそれは……」
「そういう反応をするだろうから、もう一緒にやれないなと思ったんだよね。ほら、案の定だったよ。気に入らなけりゃサインせずにここから出て行けば!?」
逆ギレ気味に言ってやったら、グッと七緒ちゃんは息を呑んだ。
よくよく考えればこれでいいんじゃね? だってその後の利益を思えば多少気に食わないことがあろうが目を瞑るだろ。
っていうか、俺が遠慮するとか冗談じゃねぇし!
「他の女性も、気に食わなかったら出てってくれて構いませんからね!? 別にアンタらにどう思われようが構いませんし! 俺にはホムンクルスの嫁が居るんだ!」
「いいぞ会長!その通りだ!」
「よく言った!それでこそ会長だ!」
肩身の狭かった男性達が俄かに湧き立つ。
そうとも、これは男の為の聖戦! 女の目なんか知ったことかぁああああ!!
「ダメな方に開き直りやがったわね」
「ああなると〜……厄介だね〜……」
「でもちょっとカッコ悪いです」
「楓太さん。ちょっと意識を変えるだけで普通にモテると思うのに」
団結する俺達に、女の冷めた視線が飛んでくるが、そんなのもう怖くないっ! そうだ! 俺たちにはホムンクルスの嫁が居るんだから!(居ない)
「……貴方達、そこまでにしておきなさい。意地を張ってこの件に関われなくなる方がバカらしいわよ」
意外にも、ミライさんは女を嗜める側に回った。
分かってくれたのかとちょっと期待したが、それが勘違いだとすぐに分かった。
ミライさんは、明らかに俺たちを嘲笑っていた。
「気に入らない気持ちも分からないでもないけど、そう目くじらを立てるほどのことでもないでしょう。まともな恋愛も出来ない恋愛弱者のお人形遊びくらい、許してあげなさいな」
「恋愛弱者? お人形遊びだと?」
その言葉を聞いた世永さんが、ピクリと反応してミライさんを睨みつける。
「何も知らずに言ってくれるもんだな……ッ! いいか! 世の中には顔が悪すぎてどうしても恋愛が出来ない奴だって居るんだよ! ようやくお近づきになれたかと思えば、金目当てだったり、詐欺目的だったり……! そんなやつにとってホムンクルスは――」
「金目当てだろうと何だろうと、機会はあったってことでしょ? 切っ掛けはどうあれ、その後に女を繋ぎ止められなかったのは中身が無いからよ。男なら騙しにきた女を逆に虜にしてしまうような器の大きさを見せつけなさいよ。貴方、顔を言い訳にして男として魅力がないのよ」
「それは――ぐっ! チクショウ! 俺だって……! 俺だって……!」
「ひでぇ……あそこまで言うか……」
「鬼かあの女……中身だけで惚れてくれんなら苦労しねぇよ……」
「美形だから言えることだろうが……生まれついての強者に弱者の気持ちなんか分かるかよ……」
世永さんに同情して、男の中からボソボソと不満が漏れる。ちなみに俺も世永さんに同情する。
ある程度の外見あっての中身なんだよ。いくら性格が良くったって、欠点のあるイケメンと欠点がないけどブサメンだったら、イケメンに靡くだろ。
俺が言い返したら何倍にもなって返ってきそうだから、反論は出来んけどな。
こんな状況下でミライさんに物申せる格のある人が居るとしたら……。
同じことを考えていたのか、男達の視線が一人に集まる。最も年齢とレベルが高く、数多の魔物を屠ってきた孤高の探索者、天城さんへと。
その本性はコミュ障ネット民ジジィだと俺達は分かっている。だが、女達はまだそれを知らない。
天城さんは女が集まっているせいで人見知りモードが発動し、ゴゴゴと謎の威圧感を放っている。
少し前の天城さんなら、人見知りを拗らせてこの状況でも、俺には関係無いンゴとばかりに見に回っていただろう。だが、昨日の会合で仲間意識を持った今の彼なら――!
スッ、と静かに閉じていた目を開き、天城さんは口を開いた。
「ミライ。人は誰しも胸に何かを抱えて――」
「人の顔を見て話も出来ないコミュ障ジジィが偉そうに講釈垂れようとしてんじゃないわよ。そんな体たらくだからその歳まで結婚出来ずにネットに居場所を求める羽目になったんでしょ」
「――ふっ、ゔゔゔ……っ! 俺だって……好きでこんな風になったんじゃ……ゔっ、ゔぉおぉぉぉ……!」
「ミライてめぇ!! 天城の爺さんを泣かせてんじゃねぇよ!!」
「ネット民はリアルだと打たれ弱いんだぞぉ!!」
「ネット弁慶の陰キャに優しくするほど私は甘くないわ」
えぐえぐと泣く天城さんを慰める男達に、ミライさんは聞く価値もないとばかりの対応だ。
というか、ちょっと待ってくれ。
「ミライさん。天城さんのことを知ってたんですか?」
「少し観察すればコミュ障で話すのが苦手なだけって分かるでしょ? 皆勘違いして、本人も上手く隠せているつもりだったみたいだから黙ってあげていたけどね」
あっさり言うけどすげぇなこの人。俺でさえ長くやり取りをしてようやく気づいたのに。よく人を見てるわ。
「だけど私に楯突こうっていうなら話は別よ。まともな口喧嘩も出来ないくせにしゃしゃり出てくるんじゃないわよ」
「ネットなら……掲示板だったら、レスバだって負けないンゴ……!」
「悪いけど私、程度の低い輩に合わせる趣味はないの。そんなにネットが好きなら一生引きこもってなさい」
「もう許してクレメンス……ッ!」
惨すぎる。言い訳もさせずに一蹴とは。しかも本性をばらされて天城さんの立場もなくなった。
嘘でしょ? 意外だった――と、女性達の天城さんに対する珍獣を見るかのような視線が我が事のように痛い。
でも仕方ないね。下手に庇ったら二次被害が起きるからね。老い先短いお爺ちゃんはここで氏んでもらおう。
「しかし、分からないわね。貴方達がホムンクルスで何しようがどうでもいいけど、初めから何もかも作られた女のどこがいいのかしら?」
――は?
何だ、聞き間違いか?
ババア、お前今何つった?
「初めからそうあるべしと作られたものなんて、結局は紛い物。真の美しさというのはね、この私のように内面含め、努力という研磨を経て磨き上げられてこそ作られるのよ。それこそが人の美、というもの。所詮人の劣化品であるホムンクルスをわざわざ選ぶ意味が分からないわ。もちろん、その有用性は認めるけどね」
アラフォーのババアは賢しげに語ると、気づかれない程度に失笑する。
だが、俺は見逃さなかった。俺の胸には、今まで経験した事のない怒りが渦巻いた。
世永さんをバカにするのはいい。可哀そうだけど、所詮は他人事だからな。
天城さんをバカにするのもいい。生い立ちはともかく普段の生態は本気で救いようがないからな。
俺をバカにするのもいい。恋愛に臆病と笑われても仕方ない人生を歩んできたからな。
だが、ホムンクルスを――俺の嫁をバカにしたな?
誰が相手だろうと、愛する嫁(まだ居ない)をバカにされて、男として黙っている訳にはいかない!!!!
そう思ったら、自然と言葉に出ていた。
「いや、肌のツヤとかハリとか、ホムンクルスの方が優れているところが色々あるでしょ。むしろ貴方が勝っているのは年齢とシワの数くらいですよ。ちゃんと現実見ましょうよ、オバさん」
「――――フッ」
♦ ♦
「止めろぉおおおお!! 何がなんでも楓太に近づけるな!!」
「何人掛かりでもいい!! 死んでも楓太を守れ!!」
「舐めんなよババア! 一人でこの人数で勝てると――がペッ!?」
「トシィイイイイイイイイイイイイ!?」
「バカな!? トシが一撃で……!? ――デバッファー! デバフ掛けろ! なんでもいいからどんどん掛けろ! 人間だと思うなっ! 魔物だと思え!」
「よっしゃ掛かった!! へへへっ、今だぁ! 全員で一斉に――なに浄化してんのお前ら!? 状況分かってんのか!?」
「小畑さんが死んだらどうす――あっ!? バフまで掛けやがった! こ、こいつら本気だ! 止められねぇ!」
「クソがっ!! 楓太を逃がせ!! 少しでも時間を稼ぐんだ!! 楓太さえ生き残れば俺達の勝ちだ!!」
「嫌だっ! 嫁をバカにされて引けるか! こいよクソババア! バフなんて捨ててかかってこい! 俺達の力を舐めるなよ!」
「挑発してんじゃねぇ! 戦うのは俺らだろうがボケナス! いいからさっさと逃げ――あっ、やば」
――――――みぎゃぁぁぁぁぁ……!




