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6. 終焉

6. 終焉

 藤井は遥香を連れ、実家のある富山に引っ越した。

 あの事件の後間もなく、片岡は死体で発見された。コカインについては相変わらず発見されたというニュースは聞かない。

 だが、藤井はその在処を知っている。

 恐らく、桑田の手元だ──。

 片岡の言うように、シュウジが最初にコカインを盗んだのは間違いないだろう。

 それを、片岡と桑田は血眼で探していた。

 そして、シュウジを殺したのは桑田だ。

 シュウジがコカインの在処をコウに話しているところを、メンバー、もしくはマネージャーが関係者に話したのかもしれない。

 ともあれ、それが桑田の耳に入ったと思われる。

 だが、今はもうそんな事どうでも良かった。

 今はただ、娘の遥香と静かに暮らしたい。

「おつカレー!」

 籍を置いている警備会社の富山支部で、藤井は今日も軽い調子で同僚に声を掛けた。


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