超次元的存在
ヤバいぞ 神様が完全にキマッてる
幼児化の反動でオタク特有の早口になってる
★↓読み飛ばし可能ポイント
「認識の齟齬により超次元的存在になってしまったニートは、3年間神の管轄を外れ現世と浮世の狭間に存在した 魂を肉体に繋ぎ止める鎖が機能しなくなった状態で浮遊した その割に鎖自体は伸びたままになっていたので、現世からは離れきれない存在であった」
さっぱり分からん
「つまり 鍵を掛け忘れたら大変になった」
うん いつも通り分かりやすい
「多次元的に絡まってしまった因果律を修正するために、超ひも理論宇宙からの修正が必要になった」
おうぅ 急に10次元宇宙
「どの次元にも存在しえない物と認識させるために、神様特権により存在自体を消失させた」
分かるようで分からない
「つまりニートは初期化された」
うん 分かりやすい?
★↑
「ニートは生まれて無かった事になったから、次の人生で2倍の能力値を得られる」
能力値というのはお得そうだ
「更にこちらの失敗により消失した分の詫び石として、基礎ステータス強化と3倍の能力値スキルポイントを付与しておく」
おおぅ 通販とかでよりお得に見せる方式
「あと顔は金髪イケメンにしておく」
人生SSランク確定じゃねえか
「何か説明が必要な所はある?」
幼女顔な神様が不安そうに覗き込む
「何も問題無いぜ さっさと次の人生でドゥーしたら良いじゃないか」
さっさと転生しようぜと気が焦る
「良かった じゃあ行ってらっしゃい はいはーい転生てんせーい」
あばば
ば ば ば
ば ドヤ ドヤ
ドヤ ドヤ
神
【神】と【あば】と【ドヤ】に見送られながら空へと飛ばされる
「あっやべ 能力値スキルポイントってなによ?」
疑問が色々あった事に今更気づく
――
見送った後 神様の笑顔が消え真顔になる
「おっと危ない 死神の鎖は切っておかないと」
手から出されたレーザーのような光魔法で地面を焼き払う
――
「ここはどこだ?」
とても日本には見えない鬱蒼とした森で目を覚ます
自分で発した声だが違う人のように聞こえる
作者メモ
あらすじの「はいはーい転生てんせーい」回収地点まで来ました
全くノープランで来てるためこの先の分量なども未定です
そこまで長編にはせずに区切り地点を何個か作ろうと思ってます