句読点中間
頼りになる相棒ユーリと出会ったニート
まだ森の中を彷徨っていた
「丘を目指して歩いているはずなんだけど……」
同じ所をグルグル回っている気がする
「遭難する人がよくやる奴だ」
ユーリが隣で他人事のように話している
アプリの指令により、現在地を確認するミッションを行っているニート。途中で見えた丘を目指しているのだが、どうやら遭難あるあるな行動をしてしまっているかもしれない。そんな事も気にしないでお気楽なユーリは、実働的には使えない奴だが精神的には助かる。
「まぁ危険なモンスターが出て来たら【戦闘回避スキル】でどうにかなるだろう」
【戦闘回避スキル】は危険を察知すると自動で逃げてくれる
「えっ?なにそれ?私そんなスキル無いよ」
おもちゃの兵隊の行進のように『右足と右手を同時に振り上げて』ルンルンで歩いていたユーリが立ち止まる
「えっ?」
こっちも驚いて沈黙が流れる
そうか、ユーリは死神特典が無いからか
「普通に死んで可愛そう」
思わず口から言葉が漏れる
「えっ!普通に死ぬと可愛そうってどういう意味!」
気になって掴みかかろうとしてくるユーリ
それに対して【戦闘回避スキル】が発動し超速で逃げる
「あっ!ちょっと待ちなさいよ!」
「ごめん!これAUTOスキルだからキャンセル出来ない~」
せっかく旅の相棒を見つけたのに、お互いはぐれる危機である
句読点
やや長文めのテストです