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大きな鳥の目

次の日

目が覚めたとき、腰は昨日よりマシだった。

気分は最悪だったが、スムーズに退職が決まったのは良かった。


しかも今日は初めてのタロット教室の日だ。

キャンセルしようか迷ったが、行くことに決めた。


嫌なことがあったからといって、自分の楽しみだったことを先送りにしたら


大きな鳥の目(あいつ)の思う壺だ。


大きな鳥の目(あいつ)の思うままにはならない。


大きな鳥の目(あいつ)に取り込まれたら、私は引きこもってしまうだろう。


そんなかわいそうな事を自分にしたくもない。するわけがない。

私は私のものだ。大きな鳥の目なんかにやらぬ。


心理学のことはよく知らないが

かまこにとってあいつは

自分がこうあらねばならない。

と決めつけてかかっている潜在意識のような気がする。


どんなに正しくても

押し付けるばかりでは、だめなはずだ。

それが現実でもある。


現実は思い通りにならない。

でも、思った通りになる。


かまこは

仕事がなくなったのに

なぜか安心しているし

おかしな話だが

自分が望んだことなのだ。


だからといってこのままの意識では

同じ事を繰り返すだけだ。

あいつに監視されて評価されるのを望むだけ。


本当にそれで幸せなのか?


かまこにとっての幸せとは何か?


そもそも

あいつはなんでああも高圧的なのだ?


働くとは8時間以上拘束されて

人のために尽くすこと

働かないと社会不適合者だ

老後は誰も面倒看てくれないぞ

お前の貯金額じゃあ老後破産間違いなしだな。

それが嫌なら従え!


悪夢でしかない


なぜ、こんな発想しかできないんだ。


自分の仕事やお金への意識を今までとは違うものにしなければ


あいつに潰される。



少し違う空気を感じよう。


のそのそと身支度をはじめる。



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