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たとえ家でも休めない ─2

 

「はぁ、勉強しないとか」


 今後のことについて話し終わったあとはすぐに勉強を始めた。




 何故入学初日から勉強をするのか、気になるか?

 それには理由が2つある。






 まず1つ目は親との決まりだ。


 一人暮らし(先姉もいるから二人暮らしになっているが)をするにあたっていくつか決まり事がある。一ヶ月に一度実家に帰るとか無駄遣いをしないとかそのうちの一つに成績の維持というものがある。


 これは、俺が一人暮らしに浮かれ勉学をおろそかにしないことを危惧したからである。もちろんこれらのルールを一つでも破った瞬間に一人暮らしは取りやめである。まぁ普通に生活してたら早々破らないようなことばかりだけど念の為なのだろう。





 そして2つ目は今いっしよに住んでる人に無茶苦茶言われるためである。




 沙希姉曰く、高校の勉強は予習復習をどれだけやっているかによってテストの点が変わるという。




 沙希姉曰く、自分が先生である以上勉強には手を抜かせない…ということらしい。




 孫氏曰く・・・みたいな古文?があった気がする





 今日はただでさえいろいろあったのに勉強する集中力が湧くわけない…







 突然、天啓が舞い降りた



 そもそも今日は、入学式や同棲することが知らされ色々あって考えられなくなってしまった。だから勉強をするのではなくご馳走を作って今後の充実とした生活を祈る、という名目でパーティーをすればいいのでは?という算段だ。




 幸い料理は得意だ。無茶苦茶豪華な飯を作ることは難しいが、作れるレパートリーは少ないながらも、失敗する可能性はとても低い……と思いたい




 なんせ未夏にしか食べさせたことしかないからな



 まあ、作ったものを美味そうに食べてくれるから作った甲斐は出るが


 そうと決まれば、実行だ!





 勉強はさっさと放り出しリビングへと向かった。





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