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08 くっ
本屋に行った。
レンタルとか、一緒になっているタイプの本屋だ。
家の近くだから、頻繁に行くところだ。
その日も、その本屋に入ろうとした。
自動ドアは、二重になっているタイプだった。
よくあるタイプだ。
誰かが入ったあとに、入ろうとした。
微妙なタイミングで、前の客が入っていった。
その開いたドアが、閉まるタイミングで、ひとつ目のドアに差し掛かった。
開いてくれるだろうと、スピードを落とさずに進んだ。
そしたら、肩をどつかれた。
「くっ」
あまり痛くなかったが、衝撃が凄かった。
そのあとも、そのまま強引にいった。
二段階自動ドアの二つ目も、突き進んだ。
そしたら、ふたつ目のドアにも、肩をどつかれた。
「くっ」
散々な日だった。
本当に、散々な日だった。
以上が、嘘みたいな実話です。
信じてくれたら、お礼します。
信じてくれたら、自動ドアに関する本を差し上げます。
自動ドア写真集とかが、あれば差し上げます。
まとめます。待ったらよかった。