シュエリー、母の件で誘われる
本日はキーアさんたちがお泊まりしに来て下さいました、とっても嬉しいです♪
キーアさんはお部屋に入りお菓子を並べるとレティさんが母・ミルシネアルについて尋ねてきました
「本当にシュエリーはミルシネアルの子です?」
それを聞いて思わず笑ってしまいました
こんなことは非常識で思っていても尋ねることはしないでしょうね、私はなんでも気兼ねなく接してくれて嬉しいです♪
「ふふ♪はい、間違いなく私はミルシネアルの娘ですよ」
「…信じられないです」「似てないね!」
「そうですね、でもそうでもないのですよ♪」
キーアさんに寄りかかります、撫でて下さいます、心が温かくなりとっても幸せです♪
母様はカナリアという国と国が接している街のトゥレス国側にあるギルドの管理長の役職に就いています。母様に会えるのは年に1回、国王様への領地の報告の時だけでお互いに予定を合わせています。残念ながら今期は予定が合わずに合うことが出来ませんでした、しかし代わりにと言っては母様に失礼ですが、タキアリアム家の娘様のご関係で付き添っていたと思われるキーアさんにお会い出来たのは嬉しく舞い上がってしまいましたね♪ そういえばサッチュリリーヌ様とはどういった経緯で出逢われたのでしょうかね?気になります・・。
母様が仕事に真面目なのを伝えてみると、それは知っていたようでレティさんは敬意を払っていた、しかしそうでない時との切り替えの速さと態度の軽さが合わないようだった
・・・分かってしまいます、私も少し苦手とするところがありますから、苦手であって嫌いではありません、尊敬する大好きな母です
キーアさんは勿論そんなことはないようでよかったです。
母様との話しをサリューさんに聞いてみると、★5魔物と大きなお話しで心配してしまいましたが杞憂でした、やっぱりキーアさんたちは凄いですね!
「シェリーは会わないの?」
「そうですね…、今であれば会えますけれど…」
テリア様のおかげで移動については問題ないけれど、時期が悪いと思ってしまう
「レティがいるから大丈夫です!」
そうでしたね、レティさんの正体を存じていて、その速さについても知っている母様なら頻繁に行ったりしなければ大丈夫でしょう
「ふふふ♪ありがとうございます
ではその時はお願い致します♪」
「やったぁ!」「はいです!」
キーアさんたちもカナリアへ行くようなので、到着する時に知らせて下さる話しになった
「歩いて行くのですね、楽しそうですね」
「うん!今度はシェリーも一緒に行く?」
「誘ってもらえて嬉しいです♪、よろしければ是非ご一緒したいです」
「もちろん!お母さんのところから違うところに行くのもいいかな?」
「はい!どちらへでも、楽しみにしていますね♪」
「うん!」
話しが終わるとベッドにみんなで寄り添い抱き合いながら夢の中へ・・・。
翌朝、キーアさんたちを見送ると、父様に近々母様へ会うことを伝えにいくのだった