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94/108

94

 彌眞は途中で、副官達の一軍、そして後から駆けつけた仲間と合流していた。

 彼が遅れをとっている内に、騎馬隊が通りかかる。

 彼は騎馬兵の後ろには乗せてもらい、共に邪馬台国を目指す。


「急げ、急ぐのだ」


 副官は叫び、兵達を鼓舞する。

 邪馬台国を間近にして、軍の勢いは増す。

 丘を一気に駆け上ると、邪馬台国が見えてくる。


「進め、進め!」


 副官は声の限りに兵たちに命じる。

 国の大門をくぐると、彌眞は馬から飛び降り走り出した。

 

 後方に備えた蘇奴国軍と副官の軍が激突する。

 勢いそのままに、邪馬台軍は押し込み、前方の軍と挟撃する形となる。


 彌眞は敵味方入り乱れる乱戦をかいくぐり、ひたすら走った。

 

「お前は!」


 走る彌眞に、兵が叫ぶ。

 

「あなたは!」


 叫んだ兵は、蘇奴国軍の副官だった。

 彌眞は気づけば敵軍の真っただ中にいた。


「鏡片を持つ者か」


 副官は鉄剣を身構えると、彌眞に襲いかかる。


「我らは、一人の鏡片を持つ男により、多くの兵を失い、今まさに窮地に立たされておる。おのれっ!」


「鏡片を持つ者?余波の事か、王はどこだ!」


 彌眞は副官の剣撃をよけながら叫ぶ。


「言うか!」


 副官が大振りの一撃で彌眞を仕留めようとした瞬間、彼は手刀で副官の剣を持つ両手首を一閃した。

 剣が弾き落とされる。

 すばやく拾い上げ、副官の喉元に突き立てる。


「王の行先を知りたい」


「言わないと言っている」


 副官の危機を察した蘇奴の兵が二人の周りを取り囲む。



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