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異世界で始める己が道を行く。  作者: 翡翠
冥王ダンジョン
9/21

06  未知のダンジョンとアマト

二日に1話と言いましたが・・・

今日も更新しちゃいまーす。 (∩´∀`)∩

俺はとりあえずダンジョンの探索を始めた。

俺が落ちてきた穴は見えない・・・どうやら塞がったか、だいぶ下層まで落ちたらしい。

ダンジョンを少し進んだところで何やら音が聞こえてきた。

 「ギャッギャギャ」「ギャギャギャ」


この声はゴブリンか・・・?

だが・・・なんとなくいやな予感がするんだよな~。

角を曲がって来たゴブリンは2体。だが、こん棒ではなくショートソードと杖を持っている。

あれは・・・・・?


俺はスキルに鑑定があったことを思い出した。

<鑑定>

ソードゴブリン  オス LV.25 ランクC-


HP:270/350 MP:10/15


ウォーターゴブリン  メス  LV.24 ランクC


HP:150/160           MP:150/170



ん?ゴブリンって、最低ランクじゃなかったの?

「C-・C」って結構高いよ・・・。


ランクについてここで説明しておこう。

魔物にはランクがある。

下からF・E・D・C・B・A・S・SSと続き、各ランクの間に+と-がつく。

基準としてはFランクは一般人でも倒せる程度である。

ちなみにいまアマトが出会ったCランクの魔物は、

Dランクの冒険者が二、三人で協力して倒す魔物である。


 

「まだこっちには気付いていないようだ。だが、こんなところに出てくるということはこのダンジョンは、もっと強い魔物が出るはずだ。ここでレベルを上げるべきか・・・・」

「う~ん。まあ、食料とかも手に入れないといけないからレベルは上げといて損はないんだよなー。よし、行くか」


アマトはゴブリンたちに気付かれぬように足音を殺してゴブリンたちの背後い迫った。


「シュッ」  


アマトはウォーターゴブリンを片付けたあと、こちらに気付いたソードゴブリンと対峙した。


「ギャギャギャギャ」


こちらを警戒するソードゴブリンにアマトはわざと隙をつくり、攻撃を誘った。

さすがソードとつくゴブリンなだけあって、アマトがつくった隙を逃さず攻撃を仕掛けてきたソードゴブリン。

隙自体がアマトの罠だとも知らず・・・・・・・。


「もらったー」

バシュッ。  ソードゴブリンは力なく地に伏した。

「よし」


そして、しばらく経ってゴブリンたちがダンジョンに吸収されていった。

後に残ったのはこぶし大の魔石二つ。

「ポケットに入れとくか」


「そういや・・・・。ステータスとレベルどうなったかな?」

「見てみよっと」

<ステータスオープン>

アマト・サカキ   男  16歳

職業  勇者   LV.18


HP:2800/2800 MP:4200/4200

STR:930(+50)

DEF:780(+50)

VIT:730(+50)

INT:680

DEX:680(+50)

AGI:880(+50)

LUK:500


スキル:

薄刃流古武術LV.8

挙闘LV.5

身体強化LV.5

鑑定LV.3

隠蔽LV.5

HP・MP自動回復LV.3

魔剣生成

限界突破

闘気魔法全属性適正

異世界言語理解LV.-


称号:

異世界人

勇者薄刃流古武術を引き継ぐ者

女神に認められし者

鈍感野郎

冥王ダンジョンへ初めて足を踏み入れし者


レベルすごい上がってるな。ステータスもレベル1のころより格段に上がってるし。

称号に冥王ダンジョンってある・・・・

超仰々しい名前なんすけど・・・・・・・・・・。


とりあえず魔法を覚えよう!!!

まずは空間魔法を覚えないとな!!

バックとか持ってないし。荷物持てないしな。

そうと決まれば練習するぞーーーーーー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そのころ王城では・・・

「なんだと!!!勇者が一人、新たなダンジョンに落ちただと・・・・

 だがしかし、入り口が閉ざされてしまったとなっては、助けにもいけれん。

 その勇者はレベルなんぼだったんじゃ?」

「レベル7です。陛下。」

「そうか・・・おそらくその勇者が落ちたダンジョンは高レベルのダンジョンじゃろう。

 もう生きてはおるまい。捜索は出さん。他の勇者たちにはわしから話をしておこう」


その夜・・・・

勇者たちは王から招集がかけられ広間に集まっていた。


「勇者たちよ。今日ダンジョンに向かったチームから地下の新ダンジョンに落ちた者がおる。

 その者の名は、アマト・サカキ。

 その新ダンジョンは長い間存在が確認されておらず、

 おそらく高レベルの魔物たちの住処となっておるはずじゃ。

 さらに新ダンジョンへの入り口も閉じてしまったようじゃ。彼はもう生きてはいないだろう。

 本当に申し訳ない。仲間の死に思うところのある者が多いだろう。

 ダンジョンでのレベルアップは危険が多いため王城に残りたい者は残ってもらってよい。

 返事はいつでも良い。返事は王女か宰相にしてくれ。

 では、これで解散とする」

 

「アマトは絶対に生きて帰ってくるって言った。

 アマトが約束を破ったことは一度もなかった。だから・・・・お願い。アマト無事に帰ってきて・・・」

麗とティアラ、そしてアマトと一緒にダンジョンへ行っていた女の子たちの顔に涙が伝う。

その夜女の子たちは一つの部屋で互いに抱き合うように眠ったのであった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そのころ、アマトは・・・・・

「ふうーーーー」

一息ついていた。

さすがにMPが多いとはいえ、連続での使用は精神を著しく消耗させるため休息をとっていたのだ。

さらに二日後・・・・・・

ついにアマトは全属性の魔法の開放を成し遂げた。

現代の知識を有しているアマトはいくつかの魔法については、驚くべき速さで上級者レベル、つまりレベル5まで上げていたのである。恐るべき習得速度である。

一般的に魔法とは、小さなころから長い年月をかけ修行した一部の者のみがレベル5以上に到達できるとされている。よって、アマトが2日でそのレベルに至ることの異常さがよくわかると思う。


そんなこんなでやっと魔法が使えるようになったアマトは食料を求め、

ダンジョンを探索していくのであった。






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