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04 初戦闘とレベルアップ

ダンジョンに入った俺たちが目にしたのは、広い空間だった。

 「わあぁぁ~~~。すご~い。

  こんなに仲は広いんだね~~。どのくらいダンジョンは大きいんだろう?」

 「感動しているところ、悪いんだが・・・

  先に進みたい。出発していいか?」

騎士団の人が訪ねてきた。

 「すみません。どうぞ、出発してください」


入ってすぐの通路をまっすぐ行くと、さっきよりも広い丸い空間に出た。

なんか青い物体が床を這っている。

なんだあれは?あれがスライムなのか?

全然かわいくないじゃないか!!!!!


 「あれがスライムだ。まずは私が倒してこよう。よく見ていてくれ」


そう言って、駆け出して行ったあの人は、剣を抜かず、足を振り上げるとスライムを蹴った。

驚く俺たち。スライムは俺たちの前方2メートル前に落ちると何かを残して消えていった。

帰ってきた騎士団員さんが拾って渡してきた。

 

 「これは?」

 「それは、ドロップアイテムと呼ばれる物だ。

  魔物をダンジョン内で倒すと弱い魔物はすぐに分解され、ダンジョンに吸収される。

  強い魔物だとしばらくたたないと分解・吸収されないのだが・・・・

  まあ、このダンジョンに出てくる魔物程度だと死体が残ることはない。

  勇者たちも倒してくるがいい」



それを聞いた俺たちは、スライムに向かって走り出した。


 「うおおおおおおぉぉぉぉ----とりゃぁ~」


俺は走った勢いそのままにスライムを大きく蹴とばした。

吹き飛んでいったスライムは、地面の上をぽよ~んとはねた後消えていった。


 「うおしゃぁぁーーーーーー」


スライムを倒した俺は勝鬨をあげた。

チームメイトたちも各々歓声をあげている。

そんな俺たちを温かいまなざしで見ている騎士団員が目に入った俺は、途端に恥ずかしくなった。

顔が熱い。まっかになっているのだろう。

俺は、大きく深呼吸を二、三回繰り返した。ようやく普通に戻った。



 

 「初めての戦闘だったが・・・どうだっただろうか?

  君たちの世界では魔物はいなかったそうだが、大丈夫か?」

 「大丈夫です。こちらの世界に来てから、精神的にも強くなったんですかね?

  神さまが調整してくれたのかもしれません」

 「そうか。ならいいんだ。だが、もし気分が悪くなったら言ってくれ」

 「「「 はい! 」」」

 「では、次に行こうか。

  次はゴブリンだ。見た目は醜悪だが弱いから恐れるでないぞ」


しばらく歩くと、また大きな広間に出た。

中には僕たちの半分くらいの身長の魔物が10匹歩いていた。

 

 「あれがゴブリンだ。攻撃は持っているこん棒でしてくる。

  よく見れば、簡単に避けれる。持っている武器で攻撃して来い」


俺はその言葉の後、すぐ広間に突入した。

まずは、一番近くにいた一匹のゴブリンに刀を抜きながら切りかかった。

刀は流れるようにゴブリンの首を掻っ切ったあと、戻ってくる前にもう一匹のゴブリンの首を切りつけた。


 「ふう~~。」


異世界でも薄刃流古武術は有効らしい。

俺の身体能力も向上したし、これならまだ高みに上ることができそうだ。


 「彼は、一体何なんだ!

  あんなにきれいな剣術は見たことがない。君たちの世界には争いがなかったのではないのか?」

 「今のは、俺が個人的に向こうで通っていた道場で習った武術ですよ」

 「そうなのか・・。君はすごいな。これなら他のダンジョンでも十分やっていけるだろう。

  私が見た限り、この王国で一番速く鋭い剣筋だった」

 「ありがとうございます」


そう言葉を交わしている間にほかのみんなも無事終わったらしい。


 「テレレレッテ テッテ・・」

ん?何か音が聞こえた・・・

 「レベルが上がりました」

ほお・・・どうやらレベルが上がったらしい。

確認してみよう!

<ステータスオープン>

アマト・サカキ  男  16歳

職業  勇者   LV.3


HP:1200/1200   MP:2600/2600

STR:570(+50)

DEF:520(+50)

VIT:470(+50)

INT:420

DEX:420(+50)

AGI:620(+50)

LUK:500


スキル:

(薄刃流古武術LV.8)

挙闘LV.5

身体強化LV.5

鑑定LV.3

(隠蔽LV.5)

HP.MP自動回復LV.2 +1UP

(魔剣生成)

(限界突破)

闘気

(魔法全属性適正)

異世界言語理解LV.-


称号:

異世界人

勇者

(薄刃流古武術を引き継ぐ者)

(女神に認められし者)

鈍感野郎 NEW!


なんか称号増えてる~~~~~。

あれか昨日のあれのせいなのか。ああぁぁーーーーーー。


 

 「無事、終えれたようだな。

  どうだ、レベルは上がったか?」

 「はい。2レベルアップしました」

 「私たちも1レベル上がったよ~~~。」

 「最初のレベルが低いうちは上がりやすいはずだ。

  今日は、5レベルまでを目標に頑張ろう!」


そうして、俺たちはしばらくダンジョンでレベル上げをするのだった。



早めに書き上げれたので、今日更新します。

調子が良いので、今週は二日に1話更新していきます。

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