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強制!?

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。


ちょっと遅くなってごめんなさい。

年越しのタイミングで働いていたりと三が日も働いていたりまだ忙しく、年越しした実感ありません。


しかし、徐々には書けるようになってきましたので頑張っていきたいと思います。

前回のおさらい


えー、妖精との話し合い?が終わったかと思うと、何やら目覚まし時計のような音がどこからともなく聞こえてきて、音の正体を探るとダンジョンクリエイトで使うカタログだった。しかも、ハヤクヨメとカタログが勝手に話し出して読むように急かしてきた。


そして急かされるままにカタログを開き、ログを読んでみるとヤンデレの日記のように怖いくらいの呼び掛けがあったようだ。


ちょっとというけ、ドン引きした。


だってさ……


マスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスター……

ハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメコロスゾハヤクヨメハヤクヨメマダナノハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメコロスゾハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメハヤクヨメ……


こんなん誰が見ても怖いだろ!!!


そして、さらに俺が開くと同時にログ自動取得モードに強制的に切り替えなる事が書いてあった。


ログ自動取得モードに切り替えとか今とどうなるのかは分からないけど、怖いのが『強制的に』ってとこだ。


さっきの怖いやつの後だから余計にな……


ってか、そんな事を考えてる間になんか始まったんだけど!?


突然カタログに魔方陣が浮かび上がったかと思うと、白く光った文字が徐々に俺の方へと伸びてくる。


それを見た俺は慌ててカタログから手を離そうとする。


しかし、何故か体が思うように動かせない。

な、何がどうなっているんだ!?

カタログから手を離せないどころか、体その物が動かせないぞ!?


まるで金縛りにあったかのように体は指一本動かせななくて、かろうじて目だけ動かせるような状態に焦る俺。


だが焦る俺に対し、魔方陣は着実に俺へと侵食していた。

今魔方陣は手から腕に到達し、さらには頭を目指しているかのように上へ上へと上がって来ている。


ヤバい、これほんとにヤバいんじゃないか!?

クロとシロ、どっちでもいいから助けてくれよ。


唯一動かせる目でクロやシロに助けを求めるべく自分の体から回りへと視線を向ける。


お、クロがこっちを見ているぞ。

口は動かせない為、アイコンタクトで助けを求める事にする。


助けてくれクロ!

体が動かせないんだ!


必死にカタログから俺の頭に伸びて来ている魔方陣とクロを交互に視線を送る。


こちらの視線に気付き、近づいてくるクロ。


お、さすがクロさんこういう時には一番頼りになるね。


「ん?なんでありますかマスター。話してくれないと分からないでありますよ?」


前言撤回だ、ただ視線に気付いただけで、全く通じていないようだ。

話せてるならとっくに話してるわボケー!


「む?誰がボケでありますか、全くもう」


おい、なんで悪口だけはアイコンタクトもなしに分かるんだよ!

もうこいつ俺の体の動かない事も知らないふりをしてるだけなんゃないか?


「ありゃ、ばれちゃったでありますか。でも、そうなってしまってはどうしようもないのでありますよ。ちょっと痛いかもしれないでありますが、死にはしないので我慢するでありますマスター」


てへっとばかりに下を出しながら答えるクロ。

憎たらしい顔しやがって、俺の体が動くなら迷わず男女平等パンチをお見舞いしてやるのに。

それに、ほんとに知らないふりしてただけって……

こんなに1人で焦っていた俺がバカみたいじゃいか。


そして、聞き捨てならない事も言ってたな。

ちょっと痛いかもしれないって、この魔方陣で何が起こるのさ!?

死にはしないってのは少し安心だけどさ……


『準備が整いました。ログ自動取得モードへの切り替えを開始します』


突如頭に無機質な声が頭に鳴り響く。


ギャー!!

突然頭に直接的に話しかけられたかと思ったら、もう頭にまで魔方陣が到着してるじゃないか!!


準備っていうのは間違いなくこの魔方陣の事なんだろうな。


『ログ自動取得モードへ切り替えに伴い、情報の選別やサポートを私が行います。その権限を取得する為にマスターから魔力を貰いますがよろしいですか? はいかYESでお答えください』


おい、拒否権ねぇじゃねぇか!!


『では、了承を得ましたので開始いたします』


勝手に了承されてるー!?

勝手に了承するならさっきの確認の意味は!?


『魔力の確保に成功。権限の強化き伴い、徐々にログを流していきます。尚、激痛を伴いますのでご注意ください』


注意って言われても体動かなせいんだからどうしようもないんだけど!?


『勇者(笑)アキヒトがマッドラット撃破。撃破に伴い、スキルが強化されました』


なんか頭の中に文字が浮かんできた。

これが自動取得って事なのか?

つまりカタログ見ないでも、頭の中にログが勝手に流れてくるって感じか。


あれ、じゃあさっきの怖いあれなんかも流れて来るって事なのか……?


いやいや、なんか情報の選別するって言ってたしさすがにそれはないよね?

……頼むからないって言ってくれー。



しかし、その問いに対する答えは返ってこなかった。代わりに物凄い量の情報が頭に流れ込んできた。


そして俺はそのあまりの情報量が流れ込んできた為に頭に激痛を感じ、いつの間にかそれから逃げるように気を失っていた。


ちなみに、情報の半分位をあのヤンデレストーカーの日記のような物が占めていたのは言うまでもなかった。

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