道端の詩
こんにちは
ほんわかしてもらえたら嬉しいです。
物語性は皆無なので本当にただの詩ですが、道端を思い浮かべながら読めるよ~という崇高なひとは、のんびりお楽しみ下さい。
とりのうた
わたわたと慌てる
鳥の羽ばたきが、聞こえるでしょうか
寒く寒い冬に向けて
木の実を探す、鳥の音
木葉が吹きすぎ、秋分を越えたころ
虫は瞬き、森が澄みわたるそんなころ
静かに眠る
春を背負った
とりのうた
ことのは
ことのは
ことのは
どこにいる?
あのね、一言だけ伝えたい
でも僕はまだ、
それを言葉に出来ないみたい
まだ、知らないことがある
まだまだ、伝えたいことがある
ことのはことのは、逃げないで
あのね、一言だけいいですか?
知らない世界に、踏み出すために
明日の僕に、おはようって言うために
今日のあなたに
言いたいの
一言だけの、小さなことのは
また会おうって
さかなのはなし
街に近い海に、こんばんは
ぴかぴかのねおんが、辺りを照らして
おさかながひそひそ話
「お月様お月様、あなたは一体何処にいる?」
美しい光で、満たされた
美しい水の、満ちた海
空の色は青赤黄色
知らないとは言わせない
ぴかぴかのねおんで紛らわされた
「母なる海に、あの動物は誓うのか」
夢物語、蓬莱の噺
おさかなは知っている
空の近い海に、こんばんは
何度も何度も繰り返し
貴方を
母なる海は、知っている
どうでしたでしゃうか。
ほんわかしましたか?
お読み下さりありがとうございました。