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大学将棋、時々ホモとか  作者: 筋違い
9/38

デート

夜倉先輩とのデートの、土曜日が待ち遠しくて、

あっという間に日が過ぎていった。


今週は団体戦終わったばかりということで、

水曜の部活の集まりもそれほど多くなく、

活動も先週までと比べると緩い感じだった。


僕自身も、早々と、「では帰ります~」と

言って、先輩とのデートのことばかり考えることに。


先輩からは、

「それじゃあ、土曜日の午前10時に〇〇駅の改札前に集合ね。」

って言われているだけで、

デートコースとかについては聞かされていないんだけれども、


どんなデートになるんだろ?

ドキドキしちゃうな。

でも先輩とだったら、どんなデートでも楽しめそう♪♪



そんなこんなで、デートの土曜日を迎える。

ドキドキしてて早く着きすぎたかなーと、

集合30分前に着いちゃった。



でもでも、そこには既に先輩がいた。


トニー「先輩、早いですねー。

    待たせてたみたいで、すみません。」


夜倉先輩「いやいや、俺の方が早く来すぎちゃっただけだよ。

     今日のことを考えると、ドキドキしちゃっててさ。」


まだ9時30だというのに、

僕も夜倉先輩もすっかり、そんな雰囲気のようだ。



夜倉先輩「行きたいとこある?」


トニー「先輩とだったら、どこでもいいですよ♪」


夜倉先輩「それじゃあ、俺の考えてきたルートでいい?」


トニー「いいですよ~。」



そんなこんなで先輩に任せっきりで申し訳ないんだけど、


喫茶店、ショッピング、映画館など、

いろいろなところを一緒に回る。



本当に、先輩と一緒だと、どこに行っても楽しいなー。

先輩は、

こんなデートで良かったかな!?って聞いてくれるけど、


自分のためにここまで考えてくれただけでも、

嬉しいです、先輩(*^_^*)って思ってた。



ただ、先輩は、

デート中に手をつないだり、

後ろから抱きつくことは許してくれなかった。


手をつなごうとしたり、

後ろから抱きつこうとしたら、

すぐに離れる。


先輩はその度に、

「ここではダメだから、そういうことはホテルとかで。」

って言うけど、

正直、好きな男性とデートできてる僕は、

言ってみれば発情期の猫みたいな感じで、

街中だけど

今すぐにでもここで裸になって、

先輩に抱かれたいなぁって度々思ってた。



そんなこんなで、

二チョ目付近に着く。


二チョ目とは、

主に男性同性愛者向けの街である。


少しは観光地化している部分もあるため、

一般の人が行ける店もあるけど、


女性は入店お断りとなっている店も多い。


何はともあれ、男性のゲイとかバイには、

それなりにくつろげるところさ。



二チョ目に通じる路地に入って、

10メートルほど歩いたところで、

先輩の方から、僕に抱きついてきた。


抱きつくだけじゃなく、

先輩の方こそ息が荒く、発情期の猫みたいになってる(笑)


先輩「ごめんね、トニー君。

   他の街での抱きつきとか手つなぎに対応できなくて。

   

   俺はさ、自意識過剰なのかもしれないけど、

   普通の街で男同士で抱き合ったりしちゃうのに抵抗があってさ。

   昔、本能に任せて学校の中とか街中で男性とイチャイチャしてたら、

   周りから白い目で見られたりしてたのが、

   今でも凄くトラウマになってて、

   だから、トニー君の想いに応えられなかったんだよ、ごめんね。」



先輩「でも、ここの街なら、好き勝手イチャイチャできるからね。」



と言いながら、先輩は抱き合ってキスもしてくる。

先ほどと同様、先輩の息づかいが荒い。


トニー「先輩。もう、ホテルに行きましょうか!?」


先輩「そうだね(笑)。いくら二チョ目とはいえ、

   路上でこれ以上のことするのはマズイだろうしね。

   それじゃあホテルに行って、ゆっくり楽しもっか。」



二チョ目付近には、

当然のように男性どうしでも入れるラブホがある。



そしてラブホに入り、

僕は先輩とドキドキしながら、

ベッドでイチャイチャした。


それまでお互いに服を着ていたけど、

脱いで全裸になると、更にドキドキが増す。

男同士でも、なかなか裸を見る機会ってないからねー。


先輩は、痩せていることとか恥ずかしがってたけど、

そういうのも全裸によって得られるポイントですわ。

男同士が同じベッドで全裸でってほど、ロマンを感じるものはない。


あ、もちろん好き合ってる男同士って条件になるけど。



やっぱり、男どうしが裸で抱き合うのは気持ちいいわー。







<事後>


トニー「先輩?そういえば今度、

    新人戦があるんですけど、

    出た方がいいですかね~?」


夜倉先輩「うーん。

     新人戦は万が一優勝できても、

     全国大会に繋がらないし、

     出なきゃ損するっていうものでもないから、

     自由でいいと思うよ。

     ただ、新人戦の機会を逃すと、

     世代限定戦みたいな大会はもうないから、

     1度しか出れないということを考えると、

     出てみるのも面白いかもね。


     後は、同じ1年生で自分好みの男の子がいたら、

     ナンパとかすればいいと思うよ。」


トニー「もう、僕には先輩がいるんですってば。」


夜倉先輩「後、注意点としては大学名にビビらないこと。

     どうしても下のリーグの大学にいると、

     1部のアカモン大とか

     セワワ大とか

     オーケー大とかの人に当たると、

     名前だけでびびっちゃうこともあるんだけど、

     

     あくまでというか、

     当たり前だけど大学名にびびることはないから。

     その1部の大学の全員が強いわけでもないし。


     そこで変に委縮することがなければ、

     トニー君の実力だと、

     くじ運も良ければ

     2日目(ベスト16)に進む可能性が十分あると思うよ。」


トニー「うーん。どうしようかなー。」


夜倉先輩「期間はまだあるんだし、

     焦らずに決めればいいよ。


     おっと、もうちょい時間あるね?

     もう一回、抱き合っちゃう?」


トニー「抱き合っちゃいましょう♪♪」



こんな時間が永遠に続けばいいのになぁって思いながら、

先輩の体の温もりを感じていた。

最後に申し訳程度の大学将棋の話。

うん、ホモ要素が嫌いな人は読まない方がいいかも・・・・

って、後書きで書いても意味ないでしょうけどね。


ホモ要素を書いてて思ったのは、

意外とホモシーンって書くのが難しいんだなってこと。


自分の体験とかを反映させているつもりでも、

いつもの大学将棋の内容に比べると、

スラスラと書けない(汗)し、

何かスパイスが足らん気もする。


もちろん全年齢向けで書いてるから、

(現在は念のためR15設定してます)


スパイスは足らなくなるんだろうけれども、

それでも、何かが足りないかな・・?

とかとか思っていたり。


うーん、ホモシーンを的確に描く技量は自分にないのかもしれないな?

とかそんなことを思ってました。



気が付けば連日更新していますが、

明日はどうしよっかな!?


休日も小説を書き続けてインドアで終わるのも何か勿体ない気はするので、

明日以降も連日書き続けるかどうかは気分次第で。


ま、今後もそれなりに更新はしていくと思います。



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