春合宿 2日目 リーグ戦 始まる前
朝食も食べ終わり、盛川さんが予告していたリーグ戦が始まろうとしていた。
盛川さん「ではでは、前々から言っていた通り、
今日は総当たりのリーグ戦を行います。
8人なので、持ち時間15分×7局と長丁場になりますなー。
午前中に3局と、午後に4局で。
それで7局も指すということは、
指し終わった時点でかなり疲労しているだろうから、
その時点での勝敗で決めたいと思います。
1位の勝敗が重なった時は、順位で決めたいと思います。
その大切な順位は、今からじゃんけんして決めたいと思います。」
昨日のトーナメント戦同様、
盛川さんの、準備してきたような司会で始まる。
こんなにいろいろ考えてくれて、
盛川さんのことを悪く思ってた僕ってアカンな~^_^;と思いつつも、
以前の時点では悪い印象しかなかったから仕方ない。
今後、変えていけば、それでいいのさ。
満田さん「ちなみに1位になった時の賞品は?」
盛川さん「基本的に昨日と同じで考えてるよ。
1位の人の願望を叶えられる範囲で叶える的な。
昨日は深夜だったからやれることも限られてたけど、
今日は夕食前に終わるからね。
だから夕食後の2時間ぐらいで、
好きな子を指名して、
喫茶店デートとか散歩デートとかもできると思う。」
と、盛川さんは言ったが、
カップル達(トニー&葵、満田&大林、左天&国原)は、
そんなの納得できんってことで抗議した。
そんな時、
夜倉先輩「俺も、それに乗るぜ(*^_^*)」
フリーの夜倉先輩も盛川さんに同調する。
カップル達「夜倉さんが望んだって、6対2で通りませんよ。
ここは多数決の原理で。」
そんな風に断固認めん!という雰囲気を出していたら、
盛川さんが落ち着いた真面目な声で話してきた。
盛川さん「みんな、無理を言っているのは分かってるけど、頼むよ。
俺はこれを目的に頑張ってきたんだからさ。
何も、必ず俺の要求が叶うわけじゃない。
1位にならなければ叶わないんだし。
可愛い男の子とデートできるって賞品を目標にすると、
自分はどこまで強く指せるのかってのも試してみたいのさ。」
普段聞かないような真面目な口調だったので、
皆も、
そうだよな、せっかく春合宿を企画して運営してくれてるんだし、
その要求は受けてもいいかなとの気分になってきた。
カップル達「そう簡単に1位にはさせませんよ。」
盛川さん「それは分かってるよ。
でも皆、条件は受け入れてくれるんだね、ありがとう。」
とはいったものの、本当に盛川さんが優勝してしまって、
葵くんとデートするなんて言い出したら気が気じゃないよな。
それは僕だけでなく、他のカップルも思っていることだろうけど。
ま、いいか。僕が1位になれば。
国原くん「ちなみに、1位の願望は可能な範囲で叶えられるんですよね!?」
盛川さん「もちろん、可能な範囲でね。
だから相手がOKすれば可能ではあるけど、
襲っちゃうとか無理やりセックスしちゃうとかそういうのは、
相手次第だけど、あまり推奨できないかな。
常識的な範囲ってのもどこまでか難しいけど(^^ゞ、
あくまで常識的な範囲でね。」
国原くん「そうなんですかー。
いやー、僕が1位になったら、
2人ともフリーで寂しそうだから、
夜倉さんと盛川さんとで一緒に寝てもらうってのを、
考えてたんですけど、それも無理ですか!?」
盛川さん「うーん、それは当人がOKかどうかによるけど・・・、
夜倉さんは、どうですか・・・!?」
夜倉先輩「この時点では、ノーコメント。
てゆーか、変な想像させるなし(ー_ー)!!
そういう場面、すなわち盛川くんと寝るシーンを想像しただけで、
ヤバイ、興奮してきちゃったよ。
でも俺も、デートに誘いたい男の子がいるので、
その提案はとりあえずノーコメントで。」
おいおい、あんたも誘いたい男の子がいるのかよ(^_^;)
てっきり少数派の盛川さんの味方になるために、
賛同しただけかと思ったら、
あんたも誰かを狙ってるのか。
これはうかうかしてられないな。
そして、僕が1位になったらどうしようかな~。
単純に、葵くんと散歩デートしたいけど、
それだけじゃあアレだから、
王様ゲームみたいに皆に命令しようかなー。
もちろん皆がOKする範囲でだけど。
盛川さん「ではでは、8人で完全に決着つくまで時間かかると思うけど、
順位決めの、じゃんけんしましょー。」
皆「最初はグー。ジャンケンポン!!」
全部で10回ほどのジャンケンの結果、
決まった順位は、
1夜倉
2満田
3大林
4国原
5トニー
6左天
7盛川
8葵
ふふ、盛川さん、残念だねと思いながらも、
夜倉先輩が1位かー。こわいわー。
盛川さん「個人的には残念な順位になったけど、
それではこの順位で始めるね。
対戦順は団体戦と同じで、だから初戦は、
夜倉VS葵、満田VS盛川、大林VS左天、国原VSトニー
って感じで。
以降も団体戦の順番の組み合わせで。
1日で7局消化しなきゃいけないから、
どうしても千日手や持将棋で勝負がつかない場合は、
お互いに0.5勝扱いにします。
また、運営をスムーズにこなしていきたいので、
千日手や持将棋じゃないのに、
1時間経っても決着ついてなかったら、
強制的に10秒将棋にします(*^^)v
それで10分経っても決着つかなかったら、
0.5勝扱いで。
そんな感じの、持ち時間15分、秒読み30秒でいいですか?」
盛川さん以外「いいともー」
そして、リーグ戦が始まる午前9時を迎えようとしていた。
これだ。やっぱり小出しに書いていけば、
書く習慣が保てる。
今回、将棋の話がほとんどなく、
リーグ戦の説明だけで終わってますが、それはそれで。
さて、この後の展開どうなるのかな?
一応、考えてはいるんですけど、
毎回変わるんすよね。
小説の中で登場人物が勝手に動き出して、
作者が当初考えていた結末にならないこともしばしば。
そんな事あるのかよ!?と思われるかもしれませんが、
あるんです。
感情移入しちゃうとね。
キャラが勝手に動き出すというか。
とはいえ、作者の大枠の考えからは、はみでないんですけどね(*^_^*)
さて、どうなることやら。




