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大学将棋、時々ホモとか  作者: 筋違い
24/38

リレー将棋

大部屋に集合して、


盛川さん「それじゃあリレー将棋のルールを説明するよ。」


盛川さん「ネット将棋では30手ずつのリレー将棋とかあるけれども、

     それじゃあ見ている間つまんないから、

     1手ずつ順番に指していく感じで。

     序盤の他の人の指し方によっては、

     得意ではない戦法を指すことになるかもしれないけど、

     あくまでその局面で最善手はなんだろうかって考えて、

     指してね。

     時間は1手60秒以内で。

     ただし、チームごとに、

     その後の方針を話し合う作戦タイム(5分)を2回まで設けられる。

     そういうルールで、やってみないかい!?」


僕らは初めて聞くそのリレー将棋のやり方について、

面白そうだなということで、了解した。

というか、断る理由もないからね。



盛川さん「お互い将棋の戦闘力とかも把握してない状況だろうけど、

     そういうの抜きにして楽しみたいからさ。

     とにかく楽しんで、考えていこう♪


     それで今の人数は7人か・・・。

     ちょっと半端だけど、いっか。

     抽選で2グループに分けよう。」



抽選の結果

【トニー、満田、国原】

【葵、盛川、大林、左天】

のチームに分かれる。


うまい具合にカップルが分かれているなー。

その方が戦いやすいか。


盛川さん「対局は三番勝負ね。

     だから先に二勝したチームの勝ち。

     負けたチームは、

     そうだなぁ・・・。

     夕食までの間、全裸になってもらおうかな。

     風呂に行けば自動的に見れるんだろうけど、

     その前に、皆の裸に興味あるし。」


皆「それじゃあ、やめましょう。」


一斉に反対の声があがる。


そりゃそうだ。

僕が脱ぐのはまだいいが、

葵くんの裸を風呂以外で他の人に見せたくないし。

正直、風呂も、可能なら他の人とは別々に入りたいと思っていたぐらいだし。



盛川さん「ジョークだよ!ジョーク!

     そんなに怖い顔しないでよ(^_^)v

     それじゃあオーソドックスな感じで、

     負けたチームは、

     夕飯の用意してね。

     用意っていっても料理は旅館でつくってるから

     配膳とかぐらいだけどさ☆☆


     ま、軽いノリで楽しんでいきまっしょう!」




そして、各々のチームでまずは順番を決めることに。

とはいえ、今日が初対面の人達と一緒だから、

両チームともジャンケンで順番を決めていた。


その結果 

1戦目は、

     1番目:トニー

     2番目:国原

     3番目:満田

という順番に。



1番目かぁ。悩みどころだなぁ。

初手としては7六歩(3四歩)が無難だけど、

2六歩(8四歩)とか5六歩(5四歩)を好む人も多いからなぁ。

自己紹介で得意戦法とか言ったはずだけど、

あんま覚えてないんだよなぁ^^;


そして振り駒の結果、後手となる。


盛川さん「それじゃあ、リレー将棋らしく初手指すわ。」


そう言った盛川さんの初手は、

▲3六歩


指した瞬間、全員がどよめく。


盛川さん「皆、無難に指そうとか考えってたっぽいからさ、

     こういう始まりもいいんじゃないかと思って。

     それにプロの実戦でもあった手だし、

     そんなに驚くこともないと思うけどね。

     おっとトニーくん、

     指さないと時間切れちゃうよ。

     さすがに時間切れで決着するのは興ざめだからさ。」


チェスクロックを見ると同時に、

30秒の「ピ」という音が鳴った。


すっかり混乱していたが、

始まった以上は指さざるを得ない。


しかし何を指すのが最善なんだ・・・分からない。

指された経験がないからなー。

とはいえ、まだまだ始まったばかりで大差がつくこともないだろうから、

おそらく無難であろう△3四歩と指す。


その後、

▲3八飛 △3二飛 ▲4八銀 △6二玉 ▲5六歩

と進んで、

また自分の手番となる。


美濃にするか穴熊にするか、

それともそういう判断は他の人に任せて、

左銀or左金でも上げようかな・・・。


普段の将棋じゃあ序盤なんて即指しが多いのに、

このリレー将棋では深く考えてしまう。

これはこれで序盤の良い練習になるなと思いながらも、

時計は10秒に近づいていたため、

△7二玉

と、無難(?)に手を渡す。


とはいえ無難かどうかは分からないんだけどね(^_^;)

他の2人からしてみればダメな手と思われてるかもしれないし(^^ゞ


そんなこんなでまだまだ序盤なのに、

冷や汗が出てきていた。




局面は進み、

相手が作戦タイムをとって、その時だけ皆で相談できることに。


こっちも不安があったので、

同時に別室で作戦タイムをとる。



今の大事な局面について話し合うと、

他の2人は一致しているが、自分の考えとは合わない。

やばい、僕だけ場違いな戦闘力なのかな!?とかなりな不安を感じたが、

とにかく3人で話し合って今後の方針(数手先までの展開予想も)を話して、

大部屋に戻る。



再開!


当然だが、数手先の指し手は当たっても、

その後の展開が未知数になる。


その時その時に応じて各人が最善を指せればいいんだけれども、

なかなかそうはいかないからね。


そして2回目の作戦タイムを使うタイミングを逃して、

既に敗勢になっていた。


とはいえ、敗勢なので、

作戦タイムに話し合ったことも、

どのように指せば相手が間違えやすいかなとか、

そんな内容ばかり。


再開してからは、


相手チームに

間違えろ!


って念を送りながら指すけど(笑)、


そのまま順調に、負け。



僕が戦犯なんじゃなかろうか!?


頭を抱えていると、

他の2人が、

「いやー中盤で僕ら2人の意見が合っていたから、

 多数決みたいにそっちの方向で行ったけど、

 トニー君の構想の方が良かったのかもしれないな。

 ごめんごめん。」


そう言われて、単純ではあるが、

少し気分を盛り返した。


その後、2局目は何とかこちらの勝ち。


3局目ともなると、お互い慣れてきて、

かつミスをしてもそこまで落ち込まないように見えていた。



結果は、

【トニー、満田、国原】チームの

2-1勝ち!!



とはいえ、食事の配膳の最中とか、

盛川さんが葵くんにちょっかい出してたから、

勝ったけど気分的には微妙やったけどね。



夕食が始まってから、

夜倉先輩が到着する。


夜倉先輩「どうもみなさんはじめまして。

     ロケット大OBの夜倉です。

     よろしくお願いします。

     もう30近いのに、大学生に間違われるのが、

     誇りというかそんな感じです(*^^)v

     誘ってくれたトニーくん、

     企画してくれた盛川くん、

     その他の人達もありがとうございます。」


トニー「先輩。僕が言うのもなんですが、

    そんなにかしこまらなくてもいいんですよ(^_-)」


夜倉先輩「そうなんだろうけどさ。

     最初が肝心というか、

     年齢的には10近く離れてるだろうから、

     どんなテンションで行けばいいか探り探りでね(^_^;)」



盛川さん「夜倉さんはバイなんでしたっけ?」


夜倉先輩「バイだね。

     女性を抱きしめたいと思うこともあるし、

     男性に抱かれたいって思うこともあるかな。

     だから、男性との時は受けって感じかな。

     たぶんジャンル的には、誘い受けが多い。」


葵くん「だからトニーくんを誘ったんですね?」


夜倉先輩「いやいやいや、あれはあれだよ。

     トニーくんの方からだよ。

     さすがにこんなに年の離れた子を狙うのはどうかと思うし。

     トニーくんが誘ってくれたっていう順番があって、

     じゃあもっと強い力で誘いますかって感じだったし。


     というか今は葵くんと付き合ってるんだっけ?」


トニー&葵「そうでーす。」


夜倉先輩「あらら、もうラブラブなのか、いーなぁ。

     自分は、それなりに遊んでるけど、

今は、フリーです。」



満田さん「ちなみに将棋の得意戦法ってありますか?」


夜倉先輩「うーん、あるけど、秘密。

     強いて言うなら、

     言ったら対策されてつまんなくなるっていう戦法。」



そういえば夜倉先輩とセフレ関係だった時って、

本当にそういうのだけで、

夜倉先輩と将棋指したことないんだよなー。

どんな将棋を指すんだろう?



左天さん「ご飯食べながらでいいんですけど、

     夜倉さんって大学時代に、

     バイであることを将棋部でオープンにできてましたか?」


夜倉先輩「期間にすると、最後の1年だけだね、ほとんど。

     その前は何だかんだでバイであることを隠しており、

     正直リラックスもできないし、楽しくなかった(^^ゞ

     やる面子がいないので流れで部長やってた時期もあったけど、

     あんま面白くなかったね。

     部内が分裂したり、部室荒らされたり。

     ま、それは俺の統率力不足だったんだろうけど。

     おっと、脱線したね、ごめん。


     だけど最後の1年ちょっとの充実度があったから、

     楽しい思い出で終わってるよ。」



国原くん「最後の1年ちょっとに何があったんです?」


夜倉先輩「ゲイとかバイに理解のある後輩が入ってきたことが大きいかな。

     理解があるとはいえ、ノンケだったけど(^_^)/~ね。

     この子達の前ならバイを前面に出してもいいかなと思えた。

     

     後は、

     上級生がいなくなって、

     何だかんだでスッキリしてたのかもしれない。

     3年の時に部長やってたから、

     4年はいたしね。

     

     そうなると、なかなかさ、

     今までノンケを演じていた人が急にカミングアウトするのは

     難しいじゃん。

     それにそんなに心を許せる上級生でもなかったし。」


大林くん「そうなんですね。でもいいですね。

     少しの間とはいえ、カミングアウトできた期間があると。」


夜倉先輩「そうなんだよね。

     一応、学内のセクマイサークルなんかにも参加してたけど、

     やっぱり将棋部でそういう話ができるようになるとね、

     部活の楽しさも増してくるのはあったね。

     

     部室で後輩の不意をついて抱き着く、

     拒否される、

     また抱き着くの繰り返しとかさ。

     いやぁ~、懐かしいわ。」



すっかり夜倉先輩も打ち解けたようだ。



楽しい会話が終わり、

夕食を食べ終わり、



21時からのトーナメントが始まろうとしていた。

久しぶりの更新となりました(^_^;)


ま、それだけ日常でいろいろあったということです。


今回のリレー将棋のルールは、

自分が大学時代に参加した他大学さんの合宿の時の

リレー将棋を基本としてます。


その時に自分自身も、

こういうリレー将棋って面白いな!!

うちの大学でもやろうかな!?と

思いながらも、1度もやれてませんでした(^_^;)


で、その時にですね、

作中のトニーくんのように、

落ち込んだりしてました。


どうしても自分のせいで負けたんじゃないかって思いやすいんですよね。

一緒のチームだった人の棋力を冷静に考えても、

上だったろうしなぁ・・・。

とはいえそんな細かい事で落ち込むような人間が、

他大学の合宿に参加できるわけでもないので、

そうは思いながらも、その感情は心にしまうのです(*^^)v


ただ、本当に序盤の1手1手で神経使うので、

序盤を適当に指しがちな人たちは1度やってみると、

面白いのではと思います。


そんな感じで、また書いていきたいと思います。


更新は若干、不定期になるかもしれませんが。


追記→棋譜の表記は、やっぱり通常の表記にします。

団体戦の話などを振り返ると、

普通に表記していることに気づいたので(^_^;)


統一します。

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