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大学将棋、時々ホモとか  作者: 筋違い
16/38

秋の団体戦 最終日

団体戦も終盤戦を迎えていく。


ホント、

団体戦の3週間って学生生活もいつもより早く過ぎていくんだよね。

団体戦という気になっていることがあるから、

余計そう思っちゃうのかな。


今週の活動日もそれなりに終わる。


Aさん「何とか昇級しよう。

    他大学の結果次第だけど、

    とにかくロマンス大、メトロポリス大に勝ちましょう!

    そして打ち上げで騒ぎまくりましょう!」


と、最近の部長の言葉も何かワンパターンになってきたなと。



そして、なかなか連絡とれてなかった葵くんに連絡してみる。


トニー「団体戦の会場では会ってるけど、久しぶり☆」


葵「久しぶり☆ どうしたの?」


トニー「いよいよ団体戦最終日だからって思って。

    団体戦の間はなかなか葵くんと連絡とれてなかったからさ。

    そっちも雰囲気はピリピリしてる!?」


葵「してるねー。

  活動日に部長が、

  最初は残留って目標だったけど

  ここまで来たら、

  プリンス大、ギャラクシー大に勝って、

  昇級しようぜ!って盛り上がってるし」


トニー「うちもうちも、そんな感じ。

    

    葵くん、最終日も頑張ろうね☆」


葵「ありがとう、頑張るよ☆

  でも、ミラクル大が頑張ったらロケット大は昇級できないけど?」


トニー「先輩方には悪いけど、

    僕はロケット大か、葵くんのいるミラクル大のどちらかが

    昇級すれば嬉しいかな。」



トニー「後さ。

    来週の土日って、どっちかあいてる?」


葵「うーん。日曜ならあいてるかな。何で?」


トニー「学祭シーズンだし、一緒に回ってみたいと思って。

    どこの学祭がいいのかとか、まだ調べ中だけど。」


葵「学祭かぁ。僕も興味はあったけど、行けてないんだよね。

  それじゃあセワワ大とかどう?」


セワワ大とは、カントー大学将棋でも1部にいて将棋の強豪である。


なおかつ学祭などの盛り上がり(参加団体数・来場者数など)が、

カントー、ナンバー1とも言われているところだ。


葵「あれだけ多くの企画があれば、

  自分たちにも合うのも見つかると思うし。」


トニー「そうだね。楽しみだね。

    それじゃあ詳しいことは団体戦終わってから連絡するよ。」



そして幸せな気分で団体戦の朝を迎える。

場所はクリスマス大。

大会会場って固定化されてるのか、

なんでなんだろうなーと思いながら、

4部の教室に入り、夜倉先輩と会う。


夜倉先輩「お、みんな、おはよー!!」


みんな「おはようございます。」



トニー「先輩。1つ疑問があるんですが。

    何で大会会場って毎回、同じようなとこばかりなんですか?」


夜倉先輩「会場が取れないからじゃないかな。

     っていうのが理由だけど、

     そもそも、

     他の大学が会場を取ろうという発想を

     してないからじゃないかな。」


トニー「どういうことです?」


夜倉先輩「会場については、

     運営側から、各大学の協力をお願いします。

     ってアナウンスしてるわけだけど、

     それでもなかなか新規で参加するところは出てこない。

     そうなると、今まで同様使わせてもらっているところに

     お願いするってパターンが多いわけ。

     それで何とか会場が確保できている状態なわけだけど、

     会場の大学からすれば、

     何でうちらばかりという不満も出るだろう。

     ある程度、運営側がやってくれるとはいえ、

     大学との手続きとか、管理とかいろいろあるからね。」


トニー「ちなみに何で、他の大学は取ろうとしないんですか?」


夜倉先輩「うーん、分からないけど、

     要は自大学で団体戦を開催するのが面倒くさいんじゃない!?

     中には、本当にそういうイベントへの教室の貸出はしていないって

     大学もあることにはあるみたいだけど、

     かといって団体戦に参加しているおよそ40校のうち、

     毎回毎回5大学ぐらいのローテーションになるのはおかしいよね。


     もちろん立地もある程度は必要だけどさ。

     

     中心部から1時間以内、かかっても1時間30分で

     行けるところがベターっていうのはあるけど、

     それにしたって会場の使用する大学は固定化されすぎている。

     固定化されていることである意味、

     楽な面もあることはあるんだろうけれども、

     何か淋しいよね。


     たぶん大学に、そういう相談とかしてないところも多いと思うけど。


     俺の時にロケット大で団体戦を開催した時は、

     自分のとこで団体戦やるのが

     こんなに楽しいのにって思えたのにね。」


トニー「ロケット大で団体戦やったことあるんですか?」


夜倉先輩「あるよ。それはそれで、楽しかった。

     4部で最終局に勝った方が昇級みたいな劇的な対局も

     見れたし。

     おっと、雑談が過ぎたね。

     6Rの始まりか、頑張りなよ。」



そして暫定順位を再び確認。

暫定順位・(最初の順位)・大学名・団体の勝ち数・個人の勝ち数合計

1位(1)  トレーダー大 5勝 34

2位(8)  ミラクル大  4勝 19

3位(4)  ロケット大  3勝 17

4位(2)  プリンス大  2勝 19

5位(3)  メリケン大  2勝 15

6位(5)ギャラクシー大  2勝 12

7位(6)メトロポリス大  1勝 12

8位(7)  ロマンス大  1勝 12


6R

ロケット大VSロマンス大

昇級を狙うロケット大には負けられないし、

残留したいロマンス大にも負けられない一戦だし。


そんな思いが渦巻く中、6R目が始まろうとする。


トレーダー大の方に目を向けると、

7人のうちレギュラーは3人、控えが4人という、

育成オーダーだった。


トレーダー大の人「みんな、今日は思い切って、

         普段の活動の成果を指してね。」


当たり前だが、トレーダー大は凄く気楽な雰囲気だ。


羨ましいなぁと思うが、こっちはこっちでやるだけだ。


ロケット大のオーダーは、

大将   E・1年・967 2-3 

副将 トニー・1年・1343 4-1

三将   B・3年・1644 4-1

四将   D・4年・1246 2-3

五将   F・2年・354 0-3

六将   A・4年・1057 2-3

七将   C・2年・696 3-2


Bさんの相手はロマンス大のエースとのこと。



僕は、相手の角交換から角交換相振りの展開へ。

相手も得意なのかもしれないけど、

僕も角交換してもらった方が楽しく指せるんだよね♪♪


なので、いい気分で指す。

相手は得意戦法のつもりで指してたのかもしれないけど、

僕の方が角交換相振りに関する経験値や勘が上だったということか。

しかし、危なげなく勝つ。


しかし、しかし、

トニー、Dさん、Aさん勝ちにとどまり、

団体としての結果は、3-4負け。


Bさんは、すなわち両校のエース対決は、

ロマンス大に軍配が上がったようである。



6Rの他の結果は、

5トレーダーVSメリケン2

4プリンスVSミラクル3

5ギャラクシーVSメトロポリス2


ミラクル大が負けているのに、

うちらも負けてしまった。

Eくん、Bさん、Cさんともに4年生に申し訳ないという表情だったが、


Aさん&Dさん「いやー俺ら2人もミラクル大の時に負けてるから、

        気にしなくていいよ。

        しかし、これでどんな状況になるんかな。

        ミラクル大が負けたってことは、

        まだロケット大の昇級可能性はあるとは思うけど。」



そこで6R終了時の暫定順位

暫定順位・(最初の順位)・大学名・団体の勝ち数・個人の勝ち数合計

1位(1)  トレーダー大 6勝 39

2位(8)  ミラクル大  4勝 22

3位(2)  プリンス大  3勝 23

4位(4)  ロケット大  3勝 20

5位(5)ギャラクシー大  3勝 17

6位(3)  メリケン大  2勝 17

7位(7)  ロマンス大  2勝 16

8位(6)メトロポリス大  1勝 14


各大学の7R前の状況を整理すると、

(昇級確定)

トレーダー大:何しても1位確定


直接対決とかもあるが、他の大学の状況を大まかに書くと、


(昇級の可能性があるところ)

ミラクル大:勝てば自力昇級、

      負けるとプリンス、ロケット、ギャラクシーの結果次第。

プリンス大:勝って、なおかつミラクルの結果次第。

ロケット大:勝って、なおかつミラクルとプリンスの結果次第。

ギャラクシー大:勝てば、なおかつミラクルとプリンスとロケットの結果次第。

        7R目がメリケンVSロマンスであるため、

        ギャラクシー大の降級はもうない。


(残留と降級の狭間)

メリケン大、ロマンス大は7Rで対戦するため

勝った方が残留、負けた方が降級。

メトロポリス大:ロケット大になるべく大差で勝つ必要がある。

        後は、ロマンスとメリケンの対戦の結果次第。


そして7Rの対戦は、

トレーダーVSプリンス

メリケンVSロマンス

ロケットVSメトロポリス

ギャラクシーVSミラクル


ちなみにロケット大のオーダーは、

先程と変わってGさんが入り、


大将   E・1年・967 2-4 

副将 トニー・1年・1343 5-1

三将   B・3年・1644 4-2

四将   D・4年・1246 3-3

五将   A・4年・1057 3-3

六将   G・2年・426 0-2

七将   C・2年・696 3-2


相手は背水の陣であったが、

そんなことおかまいなしにロケット大はのびのびと指し始める。

勝っても相手の結果次第という状況が、気楽だったのかもしれない。

自分も、のびのびと指していて、いつの間にか勝っていた。


Eくん以外勝ちの

6-1勝ち。


他の結果を見て回ると、


4トレーダーVSプリンス3

2メリケンVSロマンス5

6ロケットVSメトロポリス1

2ギャラクシーVSミラクル5


となり、

最終順位は、

順位・(最初の順位)・大学名・団体の勝ち数・個人の勝ち数合計


昇級&選抜の出場権

1位(1)  トレーダー大 7勝 43

2位(8)  ミラクル大  5勝 27


残留

3位(4)  ロケット大  4勝 26

4位(2)  プリンス大  3勝 26

5位(7)  ロマンス大  3勝 21

6位(5)ギャラクシー大  3勝 19


降級

7位(3)  メリケン大  2勝 19

8位(6)メトロポリス大  1勝 15



葵くん、おめでとうと、

小さな声で呟いていた。


すぐに再来週行われる選抜の抽選があった。

トレーダー大の1回戦の相手は、3部2位のマジック大。

その勝者が、1部5位のダイナミック大と。


ミラクル大の1回戦の相手は、5部1位のストライク大。

その勝者が、1部2位のアカモン大と。




いろいろあったけど、良い団体戦だったかな。

打ち上げの飲み会では春同様、ドンチャン騒ぎとなり、

AさんとDさんの4年生コンビに少し泣きが入っていた。


そして、夜倉先輩とBさんは、

夜倉先輩「来年は大変だね。」


Bさん「そうですね。大変ですね。」


トニー「何が大変なんです?」


Bさん「そりゃあ、まずは団体としての戦力だよ。

    Aさん、Dさんが抜けた後のロケット大を想像してごらん。」



来年

2年:E967 トニー1343

3年:C696 F354 G426

4年:B1644


夜倉先輩「何だかんだで毎年、新入生が1~3人ぐらいは入ってくるから、

     団体戦としての人数は何とか確保できるかもしれないけど、

     でも戦力的にはさ。

     FとGには言っちゃあなんだがほとんど期待できないから、

     それ以外の4人で全勝しなければ団体としては勝てない。

     もちろん強い1年生が入ってくる可能性も0ではないけど、

     他の大学と違って、そうそう強い1年生って入ってこないからね。

     今年のEくん、トニーくんみたいな1年生が入ってくるのは、

     正直、稀な方だよ。

     うちの場合、新入生の時は初心者ってパターンも多いから。

     

     実際、俺も大学から将棋始めたわけだし。」




夜倉先輩「とはいえ、考えてもしゃーないから、

     なるようになれだよ。


     そして、前から言ってるけど、

     トニー君も大学将棋ばかりやらなくてもいいんだからな。」


Bさん「先輩!!

    後輩に、しかもこの部員の少ない状況で

    そういうこと言うのやめてくださいよ。」


夜倉先輩「ごめんなすってな。

     とにかくメリハリを持って、

     冷静に、将棋と向き合っていければいいと思うよ。」



そうかー。来季はかなり厳しいのか。

そんなこと思いながらも、僕の気持ちは、

来週の葵くんとの学祭デートに傾いていた。

今回の団体戦はスコアとか表とか書きすぎたかな。

と思ったり。

うんバランスが難しいですな。

ロケット大に加え、

ミラクル大やトレーダー大というキャラ設定も必要と感じたため、

それならいっそ全試合の結果を書いて表にしてみるか、

その方が書くときにイメージしやすいしということで、

事前に構想をいつもの倍以上時間を練ってやってしまったわけだけど、


正直、そこまでいらないかもしれんなぁと思ったり。


せめてやるにしても3大学だけにすれば良かったかなとか

思ったり思わなかったり。

なので次回の団体戦の時には、

またロケット大だけの記述になるかもしれません。



そうなんですよ。そろそろ学祭シーズンなんです。

僕は学祭、大好きですねぇ。

いろんな学祭に行くと面白いですよ。

小規模すぎる学祭ははずれも多いけど、

一定の規模の大学の学祭であれば、

それなりに楽しめるかな。


ま、将棋部の対局スペースがあるような学祭に行ってしまえば、

将棋指してるだけで、1日終わるんですけどね。



メリハリを持って、将棋を指さなければもったいない!!

今日の午後は、支部の例会です。

先月は筋違い角で四段の人を倒したりしてたけど、

果たして今月はどうなるやら。


最近、詰将棋も何もやってなく、


将棋と言えば、

書く将棋=この小説みたいなものを書く

が中心で、

ほとんどね。

ウォーズ3切れとかはやったりするけど、

3切れは反射神経ゲーだからなぁ。


何はともあれ惰性でないメリハリのある生活を過ごしましょう♪♪


将棋もホモも、メリハリが大事。

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