秋の団体戦2日目
昇級を目指していたロケット大は、
1勝1敗となり、
この週の活動日も、
いつもとは違い落ち着かない雰囲気が漂っていた。
団体戦のわずか3週間の間では、
よほどのことがない限り大幅な戦力アップは見込めない。
なので一通り指した後、
精神的に落ち着いて、当日寝坊しないようにという、
Aさんからの声がけがあり、終わった。
心なしか、AさんもDさんも気持ちが沈んでいるようである。
そのことを夜倉先輩に話すと、
夜倉先輩「ばっかじゃないのかねー。
とっとと切り替えればいいのに(笑)」
トニー「でも先輩方も昇級を目標にしてきたわけですから。」
夜倉先輩「でも、終わったことは変えられないでしょ!?
それに、まだ昇級の可能性が無くなったわけじゃないのに、
落ち込みすぎじゃないかと。
このままミラクル大が他の大学に負けなければ、
そりゃあ無理な状況だけど、
何やかんやで4部の大学は、
今回のトレーダー大のような異常なケースを除けば、
他の相手にも取りこぼすからさ。
おそらく2人の中で、
理想のストーリー(トレーダー大以外には全勝)が
できてて、
そう行かなかったから落ち込んでるんだろうけど、
外野からすると、ちゃんちゃらおかしいよ(笑)
そんなことで落ち込んでる暇ないのに。
予定通りに行くわけないだろっての。」
トニー「それと先輩、こないだの初日の時に、
何か、よそよそしくてすみません。
実は気になっている男の子がいて、
その子の方に気分が向いてしまっているので。
だから、先輩に悪いなぁっていう気持ちがあって、
ちょっと目を背けてました。」
夜倉先輩「前も言ったけど、それはトニー君の自由だよ。
トニーくんも、こんな30歳近いオッサンよりも、
若い子どうして楽しんだ方がいいと思うし。
だから俺のことは気にしないで、
いろんな男の子と遊んでくれていいと思うよ。
それに、トニーくんと会わない間にさ、
俺も素敵な男性と出会ってさ。
まだ一緒に寝るまでの関係にはなってないんだけど、
それなりにデートとかしてるから☆☆」
夜倉先輩のその言葉を聞いて、
何だ、全然重く考えなくて良かったのかと、安心した。
夜倉先輩「それじゃあ2日目も頑張ってね!
春と同様、なぜか2日目は予定が入ってて
行けないから。」
トニー「はい、がんばります!!」
そんなこんなで、2日目の会場のバイオ大の4部の教室に着く。
ここで初日の結果をおさらい。
1R
7トレーダーVSミラクル0
3プリンスVSロマンス4
4メリケンVSメトロポリス3
6ロケットVSギャラクシー1
2R
7トレーダーVSロマンス0
4プリンスVSメトロポリス3
4メリケンVSギャラクシー3
2ロケットVSミラクル5
2R終了時での暫定順位は
暫定順位・(最初の順位)・大学名・団体の勝ち数・個人の勝ち数合計
1位(1) トレーダー大 2勝 14
2位(3) メリケン大 2勝 8
3位(4) ロケット大 1勝 8
4位(2) プリンス大 1勝 7
5位(8) ミラクル大 1勝 5
6位(7) ロマンス大 1勝 4
7位(6)メトロポリス大 0勝 6
8位(5)ギャラクシー大 0勝 4
改めて、黒板を見返しても、
AさんDさん共にミラクル大の2-5を悔やんでいた。
いつまでも悔やんでも仕方なく、
前向きに考えればいのにねぇ。
それに、
前季と違い、今季は3日間とも7人揃うんだから。
そして、3R目が始まる。
ロケット大VSメリケン大
ロケット大のオーダーは、
大将 E・1年・967 1-1
副将 トニー・1年・1343 1-1
三将 B・3年・1644 2-0
四将 D・4年・1246 1-1
五将 A・4年・1057 1-1
六将 G・2年・426 0-1
七将 C・2年・696 2-0
僕の将棋は、
三間飛車VS居飛車穴熊にしたかったのかな!?
相手が無理やり居飛車穴熊にしたかったようだが、
いやいやさすがにその組み方はないだろと、
速攻で攻める。
あまりにも歯ごたえがなく、
僕の相手がこんなに弱いってことは、
他のメンバーの当たりがキツくなったのかな?
と心配していたが、
結果は、
トニー、Bさん、Dさん、Cさん勝ちの4-3!
3Rの残りの結果は、
7トレーダーVSメトロポリス0
3プリンスVSギャラクシー4
2ロマンスVSミラクル5
昼食休憩時
Aさん「やっぱり、トレーダー大は強いなぁ。
そしてミラクル大もか。
とはいえ、これはもう俺らの力ではどうにもならないから、
目の前の対局に集中するだけやね。」
そして4Rが始まる。
4R
ロケット大VSプリンス大
ロケット大のオーダーは、
大将 E・1年・967 1-2
副将 トニー・1年・1343 2-1
三将 B・3年・1644 3-0
四将 D・4年・1246 2-1
五将 F・2年・354 0-1
六将 A・4年・1057 1-2
七将 C・2年・696 3-0
初日同様、GさんとFさんを交換した感じである。
相手のプリンス大はここまで、
3-4、4-3、3-4と来ており、
強くはなさそうだが、かといって弱くもなさそうな、
イマイチ戦力が分からない不気味さが漂う。
僕の将棋は、三間飛車VS向飛車の相振りとなる。
やっぱりアマチュアは自分含め振り飛車党が多いから、
そりゃあ相振りも多くなるんかな。
でも正直、相振り、好きじゃないんだよなーとか
思いながら指す。
突破口が見えてからは、
歩をうまく使い、
どんどん差を広げていく。
結果でみれば圧勝だったが、
突破口が見えるまでは、
局面の閉塞感からか、焦りもあったなぁ。
団体としては、
Eくん、トニー、Bさん、Aさん勝ちで、
何とか4-3勝ち。
4Rの残りの結果は、
7トレーダーVSギャラクシー0
2メリケンVSミラクル5
4メトロポリスVSロマンス3
Aさん「やっぱ、ミラクル大は負けないか。
そして、次の相手はいよいよトレーダー大か。
みんな、心してかかるように!」
トレーダー大は、ここまで4勝、個人の勝ち数も28で
まさにパーフェクトである。
ロケット大が2-5で負けているミラクル大が0-7で負けているわけであり、
勝てる相手には思えなかったが、
かといって、
ここで順当に負けてしまっては、
昇級戦線から更に遠ざかるので、
とにかく僕は、目の前の1局に集中するだけだ。
5R
ロケット大VSトレーダー大
ロケット大のオーダーは、
大将 E・1年・967 2-2
副将 トニー・1年・1343 3-1
三将 B・3年・1644 4-0
四将 D・4年・1246 2-2
五将 F・2年・354 0-2
六将 A・4年・1057 2-2
七将 C・2年・696 3-1
本来なら、Gさんが出る順番だったのだが、
自信がないのでFさんに譲るとのこと。
去年の学生名人と当たるのはDさん。
戦闘力2000以上の2人と当たるのは、EくんとFさん。
すなわち、トニー、Bさん、Aさん、Cさんは
戦闘力不明の相手と。
ロケット大的には、
まぁまぁいい感じのオーダーの当たりかな?と思えたが、
戦闘力不明の相手ももちろん全員負けなしのため、
骨っぽい相手であると想像できる。
僕の将棋は、
またもや相振りに。
優勢になって、これは寄せきれるだろうと思い、
寄せにいくも、
想定していない粘りをされて、
一気に怪しくなる。
気がつけば、相入玉しそうな展開に。
なんで、あそこで慌てちゃったんだろう、僕は。
後悔が募るが、
今更それを言っても仕方がない。
対局開始から時間が経ち、
30秒将棋となった。
ふと周りを見ると、
ロケット大、トレーダー大の面々だけでなく、
他の大学の人達も盤面を食い入るように見ている。
これだけ、人が注目しているってことは、
もしかして、3-3で僕の対局が残ってるのだろうか!?
と考え、気合のスイッチが再び入る。
相手も入玉将棋はそこまで得意ではないようで、
ところどころヌルい手が見えてきた。
そして、そこから40手ほど進んだところで、
詰むんじゃないかという順を発見し、
詰ます。
これで、4-3で勝てたのかな。
トニー「先輩。もしかしてロケット大の勝ちですか!?」
Aさん「いやいや、1-6負けだよ(笑)
勝ったのは、トニー君のみ。」
トニー「な~んだ。皆が注目してるから、
3-3でこの対局のみかと思ってました。」
Aさん「いやいや、でも個人とはいえ、
トレーダー大に初めて土をつけたんだから、
凄いことだよ、トニー君。」
5Rの他の結果は、
6プリンスVSメリケン1
4ギャラクシーVSロマンス3
2メトロポリスVSミラクル5
5R終了時の暫定順位は、
暫定順位・(最初の順位)・大学名・団体の勝ち数・個人の勝ち数合計
1位(1) トレーダー大 5勝 34
2位(8) ミラクル大 4勝 19
3位(4) ロケット大 3勝 17
4位(2) プリンス大 2勝 19
5位(3) メリケン大 2勝 15
6位(5)ギャラクシー大 2勝 12
7位(6)メトロポリス大 1勝 12
8位(7) ロマンス大 1勝 12
見ても分かる通り、
トレーダー大は残り2戦を、仮に、育成で0-7で負けたとしても
昇級である2位以内は確定。
ロケット大が昇級するには、
ミラクル大の結果次第ではあるが、
最終日、連勝するつもりでいかないと厳しいだろう。
勝敗表と暫定順位を見ながら、
先輩方はなんだかんだでテンションが下がっているようだが、
Aさん「では、みんな来週も頑張ろう。
昇級できなくても、
団体戦の打ち上げはあるから、
とにかく楽しんでいこうぜ。」
と、昇級の可能性はあるものの、
みんなテンション低めで、
30分60秒を3局指したことにある疲れもあって、すぐに帰って、
すぐに寝た。
うーん、こうやって団体戦の話だけ書いてるのは、
何か、疲れるなーって思ってしまいました。
大学将棋という舞台である以上、団体戦の真面目な展開ってのは、
必要でしょうが、
でも書いてて、そこまで楽しくないな(笑)
たぶん読んでてもそこまで楽しくないんだろうな(笑)
と思いました。
なら、お前は作者なんだから、
そういう展開にすればいいやろ!!
って話なんですけどね(笑)
ま、ところどころホモ要素とか面白い要素入れないと、
投稿を続けられなくなるかもしれないので、
やっぱり適度に入れていきますかね。
とかとか。
みんなも、ホモホモしようよ。




