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大学将棋、時々ホモとか  作者: 筋違い
13/38

☆☆戸田くんと遊ぶ☆☆

今日は、ミラクル大の戸田くんと


トーキョーで、ぶらぶら遊ぶ日☆☆


戸田くんとは、前から遊ぶ約束を取り付けてたんだけど、

8月は実家に帰るとかで、

遊べてなかった。



駅での戸田くんとの集合にドキドキしている。



あんな可愛い戸田くんとデートできるなんて、

ドキがムネムネ♪♪♪



戸田くん「待った―?」


トニー「待ってないよ。

    久しぶり、戸田くん。

    今日も可愛い☆☆ね。」


戸田くんは、私服だったが、

新人戦の時とは違い、カジュアルな服装だった。

もし女の子だったら、ボーイッシュって言えるような可愛さ。


戸田くん「ありがとう。

     でも前から言っているとおり、

     今日は一緒に遊ぶっていうのだけだからね。

     勘違いしてもらっちゃ困るんだから。」


トニー「戸田くん、いっつも私服とかそんな感じなの?

    ボーイッシュな女の子みたいで可愛いね。

    女装とかはしないの?」


戸田くん「前はしてたよ。

     彼氏とか、好きな人と一緒の時だったら、

     女でみられていたいから、

     女装してたけど、

     トニーくんとはそういう関係じゃないんで、

     女装はしないかな(笑)」


トニー「じゃあ、そういう関係になったらさ、

    女装した、可愛い戸田くんが見れるのかな!?」


戸田くん「あせらないでよ(笑)

     前も言ったけど、発情期の猫みたいな人とか、

     がっつく人ってダメなんだ。

     せめて2人きりの遊びを5回はしないと、

     そういう関係については考えられないかな。

     

     高校生の頃、外見と体目的の彼氏と勢いで付き合ってて、

     その時はそれなりに楽しんでたつもりだけど、

     でも何か違うなーって。

     一度、一緒に寝るのを断っただけで、

     すごく不機嫌になって大変だった。

     

     そういう時に外見とか体目的で繋がってると、

     脆いな、寂しいなって思えてね。

     体の温もりや快感ももちろん大事だけど、

     それよりも心がつながっていたいからさ。


     だから、こうやって一緒に遊ぶことを重ねて、

     トニーくんのことを少し知りたいんだ。」



トニー「今の口ぶりだと、チャンスあるのかな。

    何とか5回以上遊べる関係になって、

    戸田くんに彼氏候補として考えてもらうよう、頑張るよ♪」


戸田くん「だから、そんながっつくなっての。

     それに僕は、けっこうモテるからね。

     トニーくんと5回遊ぶ前に、

     新しい彼氏ができてるかもしれないけどね。」


トニー「そんなぁ・・・。」


戸田くん「だから、そんなあせらずに、

     とにかく一緒に楽しく遊ぼうよ♪♪」



そうだよね。こんなに可愛かったら、

戸田くんモテるよねとか思いつつも、


その言葉を聞いて、

ますます戸田くんのことを意識している僕がいた。




遊ぶルートは、

ビリヤード、

ゲーセンでプリクラ・太鼓ゲー・将棋、

デパートで服・アクセサリー選びなど、


割と普通の遊びルートである。


夕方になり、

喫茶店で会話する。



戸田くん「今日は楽しかったねェ。

     いろいろ遊べたし、店も回れたし、

     ああいうアクセサリーの店があったの、

     教えてくれて、ありがとう。」


トニー「僕も楽しかったよ。

    戸田くんのビリヤードの上手さには、

    しびれたし。」


戸田くん「そういえばさ。

     新人戦の時に話してた、セフレ以上の人とは、

     今も会って、やっちゃってるの?」



夜倉先輩のことか。


トニー「会ってないよ。

    もう2ヶ月以上会ってない。」


戸田くん「ふーん、どうして?」



新人戦の翌週のデートで、


戸田くんに断られたから夜倉先輩を誘いましたって

うっかり言ってしまってから、

会ってないんだよなぁ。

部の相談とかは今でもメッセージ送ってるけど。


僕が重く思っているだけで、

先輩は何とも思ってない風だけど、

とはいえ会いにくいんだよなぁ。



僕が無言で黙ってしまうと、


戸田くん「あ、ごめんごめん。

     無理に言わなくていいよ。」


トニー「言えなくもないんだけど、

    言いづらくでごめんね。

    戸田くんに隠し事はあまりしたくないんだけど。」


戸田くん「いいよ、いいよ。

     そりゃあ男と男の関係だったら、

     いろいろあるだろうし。

     それじゃあ、そうなった理由はいいから、

     どんな人だったのか興味あるから、

     可能な範囲で教えてほしいな。」


トニー「どんな人って。

    将棋部の先輩かな?」


戸田くん「まじで。同じ部にゲイ系がいるの?

     羨ましいなぁ。」


トニー「いやいや、ごめん。

    現役じゃなくてOBの先輩なんだ。」


戸田くん「そうなんだ!

     出会いのキッカケは?」


何でこんなに聞いてくるんだろうと思ったけど、

戸田くんと話してるのが楽しいので話し続けることに。


トニー「団体戦の初日かな。

    その先輩は、卒業して数年経ってるんだけど、

    団体戦に顔出すのが趣味みたいで、

    そこで出会った。」


戸田くん「へー、そんな出会いもあるんだ。

     そしてOBってことは部の相談とかもしてるの?」


トニー「してるね。

    初めて参加する大会について聞いたりとか、

    オーダーや戦略についても質問したりとか。

    でもそういうことを聞いているうちに、


    そんなに大学将棋にのめり込めない方がいいよって

    よく言われるんだけどね(笑)」


戸田くん「将棋部のOBなのに?」


トニー「そうそう(笑)

    自分の大学時代を振り返って、

    俺は、将棋部にのめり込みすぎてて後悔してるから、

    将棋ばっかしてなくてもいいと思うよとか言うわけ(笑)

    普通、将棋部の後輩にこんなこと言わない気もするけど。」


戸田くん「なるほど、なるほど。

     でも、その先輩の言うことも考えてみる必要はあるのかな。

     うちらって、たぶんトニー君もそうだと思うけど、

     将棋部の活動にそれなりにのめり込んでるじゃない。

     おそらく、それによって得るものもあるだろうけど、

     失うものも多いってことなんだろうね、

     その先輩が言うには。」


トニー「そういうことなんだろうけどね。

    今は将棋が楽しいから、将棋に傾いててもいい気はするんだけどね。

    ただ、先輩から言われて共感できることは、

    将棋をやるにしても、しっかりメリハリつけろってこと。

    気が付くと、惰性でネット将棋してることとかあるしね。」


戸田くん「あるある。」


トニー「だから学生とはいえ、時間を大切に!!って

    よく言われてた。」


戸田くん「へー、何か話を聞いてると、いい先輩じゃん。

     どうしてダメになったのか、

     言わなくていいけど、気になってきたなぁ。

     そんなに良さげな人がダメな理由を。」


トニー「それは、ちょっと言えないかな。

    でも今でも先輩とはメッセージでやり取りしてるよ。

    会ってないだけで。」




そして話は、秋の団体戦のことに。


戸田くん「秋の団体戦は同じリーグだね。」


トニー「そうだね。できれば戸田くんとは当たりたくないけど、

    こればっかりはオーダーとか当日の参加者次第になるからね。」


戸田くん「ロケット大のオーダー教えてくれれば、

     先輩に言って僕の位置を変えてもらうように、仕向けるよ。」


トニー「いやいやいや、さすがにそれはダメだよ、戸田くん。

    友達とはいえ、そこは教えられない。」


戸田くん「冗談だっちゅーの。」


トニー「ミラクル大は団体戦に向けての目標とかある?」


戸田くん「あるね。先輩方は4部残留を目標にしてるかな。」


トニー「残留!? 

    戸田くんがいるんだし、

    もっと高い目標でもいいような。」


戸田くん「そうは言っても、

     ミラクル大が4部で指すのは初めてらしいからね。

     春の団体戦最終日の時に、

     創部8年目で初の快挙って、

     先輩方が涙ぐんでた(笑)

     だから、とりあえずは残留が目標ってところなんじゃない?

     ロケット大の目標は?」


トニー「一応、2位以内に入って、昇級って目標になってる。

    4年生の2人が最後に思い出を作りたいんだって。」


戸田くん「でも、そういう高い目標の方が燃えるよね。

     ただ、うちも残留って目標だけど、

     初めての4部ってこともあって、

     夏休み中も先輩方はかなり気合入れてやってるみたい。

     だから、残留って控えめな目標だけど、

     あわよくば昇級も狙えるんじゃないかって思ってるよ。」




時計は18時を過ぎていた。


戸田くん「家庭教師のバイトあるから帰らなきゃ。」


トニー「家庭教師やってるんだ!?

    それじゃあ教え子を襲っちゃう展開とか!?」


戸田くん「ねーよ。

     それに今の教え子は女の子だから、

     尚更、興味ないよ。」



帰りの駅のところで、

戸田くん「今日はトニー君のことをいろいろ知れて楽しかったよ。

     また遊ぼうね。」


トニー「うん、また遊ぼうね。

    そして最後に、戸田くんの名前教えてくれない?

    一緒に遊ぶんだから名前は知っておきたいからさ。」


戸田くん「そうかそうか、ずっと戸田くんって呼ばれてて、

     何かおかしいなと思ってたけど、

     そういえば、名前を教えてなかったんだっけ。


     うんとね、女性に多いらしい呼び方の名前なんだけどさ、

     

     僕の名前は、(あおい)、今後もよろしくね。」


トニー「あおい っていうんだ。

    何かイメージに合ってるよ、あおいくん。」


戸田葵「そうそう。

    親には男っぽい名前つけてもらわなくて、本当に良かったと思ってる。


    そろそろ電車の時間だ。

    じゃあね、トニー君、次会うのは秋の団体戦かな?

    それまでメッセージのやり取りとかもしようね。

    今日は本当に楽しかったよ♪♪」


トニー「僕も楽しかった☆☆ また遊ぼうね。」


戸田葵&トニー「バイバイ」



葵くんとの幸せな時間を脳裏に焼き付けて、


僕も帰る。

昨日の、もろ大学将棋の話も書いてて楽しいが、

こういう話も書いてて楽しい。


そんなバランスで。


リアル世界でも、

そろそろカントー・秋の団体戦が始まりそうな気配ですね。


こんな風にホモ的な関係でつながっている人はたぶんいないでしょうけども、

それを望む。


いや俺みたいなのが、いない!って決めつけちゃあ夢がないか。


俺が知らないだけで、潜在的にいるかもしれない、

というロマン。

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