戦闘 後 「リメイク」
戦闘回ですー
前よりはマシになったかと...
~幻想郷 どこかの森~
桜花視点
紫と別れてから、どれほど歩いただろうか...
どこへ向かっても、どこを向いても
辺りは木だけ...
鳥の声は愚か
ただ静まった森が広がっていた。
時間で言うとだいたい2、3時間くらい。
それほど歩き続けているのに
景色が変わらない。
素敵なBGMが聞こえそうだよ...まったく。
~それから30分~
桜花「はぁ...はぁ...暑い...」
とことなく、森だからか...ジトジトしている
ぶっちゃけるとかなり暑い...。
自分は、自分に一番近い木にもたれる。
座り込んで、あっちの世界から持ってきたお茶を口にする。
凍らして置いた奴がいい具合に溶けていて
ひんやりとした苦味が口の中に染み渡る。
半分ほどお茶を飲み
残りはまた後でと蓋をしてリュックの中に入れる。
そして、自分は空を見上げる。
微かに差し込む夕暮れの光。
もうこんな時間か...と心の中で思いながら
自分は立ち上がり、再び目的の場所へと足を歩めた。
~青年移動中~
さらに30分...
やはり歩き続けても景色は変わらない。
正直言ってイライラしていた。
桜花「くそっ...なんだよここ...」
もう迷いの森でいいんじゃないかな...
そう思い始めた頃
?「きゃああああああ!!」
突如、悲鳴が上がり聞こえる
声の大きさ的に今居る場所から近い。
自分は悲鳴が聞こえた方へ走り出した。
~青年ダッシュ中~
悲鳴が聞こえて走り出してから10分か
悲鳴が聞こえた辺りに来ると、人と何やら人型の何かが居た。
?「いや...!」
?「ガァウァ!!」
状況的に、何かに襲われてるのは間違いない
自分は襲われている人を助けに、腰に備えていた刀を手に
人を襲う何かと襲われている人の間へと入った。
?「グガァ!!」
正面から見てみると...まぁ...
俗に言う妖怪って奴なのだろう。
図体がでかく
いかにも凶暴ですと言わんばかりの顔をしていた。
?「あなたは...?」
あなたは?と後ろに居る人が聞いてくる
それと同時に妖怪は鋭い爪をこちらに向けて振りかざしてきた。
自分は手にしていた刀で防ぐ
桜花「ッ!!逃げて!!」
ッ...重い...!
?「え...あ...「はやく!!」ッ!!」
自分は、戸惑っていた人に
はやく!!と大声で言って逃がす。
よし...これであの人を巻き込まなくて済む
桜花「待たせたな...今から自分が相手になってやる」
自分は上手い事、体と刀を逸らして妖怪のバランスを崩して
態勢を立て直す。
桜花「妖怪を切れる程の切れ味があるかわからないが...!」
自分は刀を鞘から抜く。
銀色に輝く刃が
ゆっくりと鞘から姿を現す。
妖怪「グァア!!!」
輝く刃が妖怪をさらに刺激したか
妖怪は声を上げて迫ってくる。
妖怪の鋭い爪が突き出される
そして、その動きは...
桜花(見える!!)
妖怪の攻撃をかわして懐に入り
突き出された腕を切断した。
妖怪「グガアァッ!!ガァッ!!」
妖怪はもう片方の腕で
自分を攻撃しようと、再び鋭い爪を振り下ろしてくる。
桜花「ッ!!」
妖怪の攻撃を刀で防ぐ
だがしかし...
ガリィン!!
刀は音をたてて
刃が折れてしまう。
チィッ...やはり脆い!!
自分はすぐに後ろへと下がって
妖怪との距離を空ける。
妖怪「グァ!!」
妖怪は切断された腕から血を流しながら
こちらに向かって突っ込んでくる。
対して自分は
刃が折れた刀だけ。
それはまるで短刀くらいの刃しか残っていない。
桜花(いけるか...?)
妖怪はこちらに突っ込んできながら
切断されていない腕を突き出してくる。
自分は、妖怪の攻撃をかわして
そして...
桜花「はぁッ!!」
短刀くらいしかない刀を
妖怪の心臓があるであろう場所へと刺し込んだ。
妖怪の図体はでかく
ただ刺しただけじゃ届かない。
なので自分は、刺した刀を押し込むようにして刺した。
妖怪「グ...ガ...」
妖怪は大きい図体を
ズゥゥゥゥゥゥンと音をたてて後ろに倒れた。
はぁ...終わった。
隠れて見ていたのか
先ほどの人が戻ってくる。
?「あっ...あの!」
桜花「ん?」
少しバタバタしていたから、よく見れなかったが
今、自分の目の前に居る人は女性で
早苗と同じ歳くらいの人だ。
女性「助けてくださり、ありがとうございます」
そう言って頭を下げる女性。
桜花「いえいえ、人として当然の事をしただけですよ」
女性「その姿...あなた様は幻想郷の人ではないですね?」
あなたは幻想郷の住民ではないなと
自分に言う女性。
まぁ...女性の着ている服と
自分の着ている服は違いすぎますしね...
あっ...そうだ
この人に博麗神社への道を教えてもらうか。
自分は女性に博麗神社への道を聞いた。
桜花「あの...博麗神社はどこかご存知ですか?」
女性「博麗神社ですか?それならまず、私が住む人里へ行きましょう」
桜花「人里?」
女性「はい、ここからすぐのとこに人里があるのです、助けてくださったお礼もしたいですので」
ふむ...情報を集めるのもいいか...
目的の場所も教えてくれるみたいだし。
桜花「わかりました、では先ほどの妖怪が出る前に行きましょう」
自分がそう言うと
女性「はい!」
女性は元気に返事をして
自分を人里へと案内した。
次回は、人里 「リメイク」です~