出会い そして幻想郷へ
エクバ楽しいよ!エクバ!
主人公が幻想郷に行く?出会う?前の話です~
~元の世界~
主人公視点(以降、桜花視点 又は 春葉視点
やぁみんな!自分は、御神桜花
どこにでも居る普通の高校生だ!
いや、少しふつうとは違うかな...
~元の世界 学校 剣道部~
今、自分は学校に居る。
そして、ここの学校にある剣道部に来ている。
さらに言うと現在、試合中である。
生徒A「オラァ!」
がたいのいい男の生徒が竹刀を振る
桜花「そんな大振りじゃ当たらんよ...それに、お前の動き見えるし読めるし」
生徒A「なんだとオラァ!」
自分の挑発に相手はさらに激しく竹刀を振る
桜花「だから当たらないと言っているのに...」
生徒A「うるせえ!」
桜花はただ闇雲に竹刀を振り回す相手に心底うんざりしていた
そして、はぁ...と相手に聞こえるくらいのため息を吐いて振り回すだけの竹刀を横で受け止める。
桜花「相手にならんな」
桜花は横で受け止めていた相手の竹刀を軽く押し返し、そして...
桜花「これで終わり」
相手に一撃を入れる。
一撃が入るのを視認した審判は宣言をする。
そして、その宣言とともに両者が下がる。
しかし、相手の生徒は納得がいかないのかガミガミと怒鳴ってくる。
自分はそれを無視し、先輩と先生に挨拶をし着替え室に入る
~元の世界 学校 剣道部 着替え室~
桜花視点
着替え室にて道着を脱ぎ制服に着替える。
本来なら、まだ部活の時間なのだが自分にはまったく関係のないことだった。
ん?なぜって?それは自分が入部してないからだよ
それじゃあ何故、入部もしてない奴が道着を着て試合までしていたのか
それは、試合の相手だった生徒が試合を申し込んできた、もとい喧嘩をうってきたのだよ
それなら先生が止めるはずだろとなるが問題児であるため先生の制止がきかないのだ
自分は、先生に別にいいですよと言い相手の試合の申し込みを受けたのだ
それが、ついさっきまでやっていた試合する前の話
着替えを終え自分は部屋から出て、道場を後にする
桜花「はぁ~...つまんねぇな...どこか強い奴がたくさんいる楽しいところはないのかねぇ」
最近の自分はいつもこうだ
自分より強い奴がたくさんいる、楽しく生きていける場所はないのかと
この一言を聞いていた者が一人いたということを、桜花は知る由もなかった
そして、この一言が桜花の人生を大きく変えることになることも。
~元の世界 自宅前~
桜花視点
あれから、なんの面白味もなく家に帰ってきた
そして、ドアの鍵を開け、ドアのノブに手をかけた時に気付く
誰かが家の中にいる
自分は一人暮らしだ
両親は小さい頃に亡くし自分は近所の人達に支えられてきた
近所の人達はとてもよくしてくれた
だが、あまり甘えするぎるのもいけないと近所の人達に告げ一人暮らしを始めたのである
お金の方は自分の親が残してくれていた貯金があった
ちなみにものすごい額である。
そんな一人暮らしを始めた自分に親が居る訳でもなく、ましてや彼女が居る訳でもない。
自分は静かに音がもれないようにドアを開ける
~元の世界 自宅内~
自宅内に音もなく入る
そして玄関に置いてあった護身用の刀を手に取り居合いの構えをしながらゆっくりとリビングに向かう
気配はリビングに近づくにつれ、だんだん大きくなっていった。
そしてリビングのドアの前まできた
自分はリビングのドアのノブに手をかけた
そして、勢いよくドアを開け刀に手をかけながら声を挙げた
桜花「誰だ!」
勢いと同時に殺気を出す
だがその殺気も勢いも目の前の者には無意味だった
誰が予想したであろうか
リビングにあるソファーに優雅に座り金色の長い髪、そして紫色の独特な服
自分は目の前に座る謎の女性に呆気にとられた
?「あら、意外とはやかったのね」
桜花「何者です」
?「名を聞くときは自分から名乗るものよ」
そう言い謎の女性はそれにと加えて言ってきた
?「そんなに怯えなくても食ったりしないわよ」
謎の女性の言う通り自分は怯えていた
その女性から感じ取れるかつてない威圧感
この女性は自分より格段と強いと体がそう訴えてきていた
ここは無駄に逆らわずに大人しくするべきかと頭の中で判断し謎の女性の言う通りにした
桜花「失礼しました 自分は御神桜花 あなたは?」
?「私は、八雲紫 こう見えて18歳よ」
なぜか年齢まで教えてきた八雲紫と言う名の女性
あえて触れないでおこう
桜花「それで、八雲さ〈紫でいいわよ〉紫さんは、何用で家に?」
紫「あなたを向かえに来たのよ」
桜花「どういうことです?」
紫「あなたの持つ力が幻想郷の住民に相応しいからよ」
桜花「ッ!?」
紫「あら?その反応はどうやら自分の持つ能力に気付いてたようね」
紫さんの言う通りだった
自分は周りの奴らとは違う
はじめて戦う相手の動きが手に取るように読めるし動きがスローのように見えるため、喧嘩や勝負事に関しては負けはしなかった。
さらに、はじめて使うはずである武具
刀などの武器
これらも手に取るだけで手足のように使う事が出来る
この二つの能力なのかわからない何かを持つ自分は、自分自身、周りと違うのだと自分で理解していた
そして、紫さんによる自分の能力
これで自分は少なからず普通の人間ではないと確信に変わる
次に幻想郷と言う言葉
今まで生きてきた中でそんな場所は知らないしそんな言葉も知らない
自分は幻想郷に関して紫さんに聞いた
桜花「ところで紫さん」
なぁにとニコニコしながら答える紫さん
その笑顔に見惚れてしまったのは内緒
桜花「幻想郷...とはなんですか?自分は聞いたことすらないのですが」
紫「そりゃそうよ こっちの世界にはない世界なのだから」
桜花「こっちの世界にはない世界?」
自分の問いに紫さんは答えた
幻想郷に関して
そして幻想郷には自分より強い奴はたくさん居て楽しい場所だと教えてくれた
紫「だいたいこんな感じよ」
桜花「なるほど...」
紫「それで、どう?幻想郷の住民とならない?」
桜花「よろこんで」
紫さんは自分の何の前置きもない即答に少し驚いた顔をしていた
紫「即答ね...いいの?こっちには簡単に戻れる訳じゃないのよ?」
桜花「かまいません むしろ今の生活には飽きていましたから」
紫「わかったわ 一週間後にまた向かいに来るわ そっちの方があなたとしてもいろいろと都合がいいでしょう?」
桜花「えぇ、いろいろと済ませとかないといけないですしそうしてくれた方が助かります」
自分がそう言うと紫さんはソファーから立ち上がり、空を切るように腕を振ると突然そこに切れ目が出来る
そして、切れ目は開き空間らしきもの現れ、無数の目がこちらを見つめる
紫さんはその空間に入り「またね」と言い空間ごと消えた
切れ目もきれいに消えていた
桜花「さてと...なんかとんでもない事になったが...まぁいいか」
一週間までに退学やら引越し手続きなどを済ませないとな...
自分は心のなかでそう思いながら準備をした
どうでしたか?こんな感じでもよかったでしょうか...
もし、この状態でよければ、このままでいきます!
あっ...あとスッカリ忘れてましたが登場人物が多くなるにつれ人物同士の会話が多くなると思いますので...
では皆さん!次回でお会いしましょう!