表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/57

紅霧異変 中篇 後

はいー皆さん!桜花こと作者です♪


夜な夜なに部屋に忍び込まれたりと夜な夜なラインで叩き起こされて寝不足です

今めちゃくちゃ眠いっす


今回は喘息持ちの魔法使いと司書の悪魔、さらに完璧で瀟洒なメイドです


わふ...眠い

~幻想郷 紅魔館~


桜花視点


紅魔館の門番である美鈴を倒し、紅魔館の中へ入る。


紅魔館に入ると、一つの疑問が浮かぶ


桜花「外から見た時より広い気がする...」


そう、外で見た紅魔館とはまったく合わないと言っていいほど、紅魔館の中はとても広かった。

そして、この空間から一つの力のような...能力と言ったほうがいいか...

そういったものが感じ取れる。


自分はそう言ったものを感じながら奥へと進んだ。


道中、霊夢達が倒したのか、メイド服を着た妖精達が壁にもたれてたり、道に倒れてたりとしていた。

さらに、俺は奥に進むにつれ、写真に撮ったかのように一つ一つの記憶がアルバムを見ているかのように思い出す。


俺は、紅魔館で生まれ、幼き頃から力を持ち、その力は幻想郷では危険となり、外の世界へと送られた。

外の世界には、どういう訳か力を制御する効力がある

まだ、難しい考えなどが出来ない状態で幻想郷に居たら、きっと大変な事になっていただろう。


外の世界は、こんな俺にとって、枷であり、鳥籠のようなものである。

力を閉じ込め、俺が成長しきるまで、外の世界で住ませる。


だが、そんな外の世界でも俺の力はゆっくりとだが、制御できないものへとなっていった。

幻想郷に来る前、よく思っていた事


「自分より強い奴がたくさん居る世界」


闘争本能と言ったところか...


そんな俺を見て、紫は限界だなと思って、再び、この世界へと連れ戻したのだろう。


思い出すかのように、蘇る記憶だけで、ここまで推定してみる

だが、これが本当に合ってるかどうか...

それは今度、本人達から聞けばいい話だ。


そんな事を考えながら、長い廊下を歩く事、10分

少し大きめの扉がある。


俺はその扉を躊躇する事なく開けた


~紅魔館 ヴワル図書館~


桜花視点


扉を開け、まず最初に映った光景は、まさに図書館であった

ありとあらゆる場所に本がある。


そしてもう一つ、宙には魔理沙と紫の帽子を被り、パジャマのような格好の子が居る

魔道書らしき本を手にしているし、おそらく魔法使いだろう。

それと、本棚を壁に心配そうに見ている使い魔...かな、たぶんだが、司書か何かだろうか。

まぁ、今は置いといて。


魔理沙と紫の魔法使いは、宙に浮き、弾幕を張り合っている。


魔理沙は相変わらず「弾幕はパワーだぜ!」と言いながらマスタースパークをぶっ放している

その反対に、あの紫の魔法使い...

火、水、木...その他にも...属性魔法が得意みたいだな...


だが、どこか動きがぎこちない。

魔理沙はいつもと同じスピードだが...

どこか苦しそうな感じだ。


二人の弾幕を静かに見ていた

それから10分ほどか

紫の魔法使いが急に苦しみだした。


すると、本棚から心配そうに見ていた司書らしき者が


?「パチュリー様!」


と言って紫の魔法使いを改め、パチュリーと言う魔法使いに近づく(以降、紫の魔法使い→パチュリー)

遠くで見ていたが、おそらく症状から察するに喘息だろうか。


そんな事を考えていると、魔理沙は今だと言わんばかりにマスタースパークを放とうとしていた。


魔理沙には少し遠慮と言うものを覚えてほしいものだ

俺は即席だが一枚のスペルを生成し、発動する。


桜花「創時符「ロストタイム・ワールド」」


時間を失った世界が目の前に広がる

全ての物、全ての者は時間を失う

自分を除くものは全て、時が止まる。


時が止まった中、自分はパチュリーと司書に近付き、魔理沙のマスタースパークの射線上から二人を当たらない位置へと移動させる。


そして効力を解除する。


時を失った世界は、再び動きだし、魔理沙もマスタースパークを放っている。

先ほど、当たらない位置へと二人を移動させておいたので、無論、マスタースパークは何もないとこに当たる。


そして、この場に居た俺を除く3人は俺に気付く

当然、いきなり現れたものだから3人とも驚いた表情をしていた。


桜花「病人相手に全力を叩き込もうなんて関心しないな...魔理沙」


魔理沙「えっ?あっ...その...ごめんだぜ...って、それよりも!桜花...だよな?」


俺は魔理沙の質問に対し「そうだ」と答える。


魔理沙が戸惑うのも無理はない

今の俺の姿は一言で言うならば、まさに吸血鬼だからな...


ここに来る道中、紅い壁の間にあるガラス

そこに俺の姿が映る。


映し出された俺の姿は、目は一段と紅く、翼は黒く、歯は少しはみ出し鋭く尖って、蒼色の髪も、紅に染まっていた。


そんな姿の俺を見ても、魔理沙は


魔理沙「まぁ、どんなに変わろうと桜花は桜花だからな!私は全然平気だぜ?」


と言いながら俺の近くに「よっと」と宙から降りてくる

まったく...まぁ、魔理沙らしいか。


さて、お次は...

パチュリーと司書に近付くと


?「それ以上パチュリー様に近付かないでください!」


かなり警戒されているみたいだ

それも仕方ないか...


桜花「別に殺したりしないよ、それよりもその子」


パチュリーを指差す


桜花「パチュリーと言ったかな、君は何か病気を抱え込んでるね」


何かの病気と言っても喘息であることに違いはないと思うが一応ね

俺はパチュリーに近寄り、姿勢を合わせ、警戒する司書の睨みを無視して話をすすめる。


完全に取り除くと言う事は出来ないが、今の俺なら少なからず、しばらく病気を抑えると言う事は出来る。


その事をパチュリーに話す

パチュリーは、早く楽になりたいのか「お願い」と苦しそうに言う

それを聞いた司書は


?「パチュリー様!何を言っているんですか!?罠かも知れないのですよ!?」


と言う。


まぁ、警戒されているなら当然の事だな

だが、パチュリーは


パチュリー「大丈夫よ、こあ この人はたぶんレミィが言ってた人だと思うし」


パチュリーが司書を制す

司書はどうやら「こあ」と呼ばれているらしい。


それよりも、本人から許可を得たし、早速やるとするか...


俺はパチュリーに横になってもらい、パチュリーの腹部の上に両手をそっと添えるように置き、両手に意識を集中し、パチュリーの体の負を探す。


体の負を探すこと5分


パチュリーの体の中にある負を見つける

黒い塊のようなものがある。


ちなみに、何故わかるのかと言うと、両手に意識を集中し、そこからビジョンのようなものが頭の中に入ってくるからである。


パチュリーの体の中にある負を見つけたことで、さらに意識を集中させる。

そしてゆっくりと、両手を体から離す

すると、黒い塊が体から出てくる。


黒い塊は小さめの球体で、黒いオーラを漂わせている

俺はそれを、握りつぶした。


桜花「これでしばらくは病気に悩まされなくて済むと思う、ただ完全に取り除いた訳じゃないから、いつかまた再発はすると思う」


それを聞いたパチュリーは「ありがとう」と言って、楽になったのか、目を閉じ眠りにつく。


死んだとか思ったのか、こあは「パチュリー様!パチュリー様!!」と慌てて言う

俺は、こあに説明をした。


説明を終えた後、こあは先ほどまでとは違い

警戒心の欠片も見せなくなった

さらに


小悪魔「先ほどは疑ったりして、申し訳ありません 私は小悪魔、パチュリー様の司書をやっています」


と礼儀正しくなるので、自分もつられて自己紹介をする。


この後、少し会話をし、魔理沙に、俺がどうしてこうなったのかをも説明をした


さてと...先を行くかと思い、魔理沙に「パチュリーが起きるまで傍に居てあげて」と言い、俺は図書館を後にした


~幻想郷 紅魔館~


再び長い廊下へと出る

少し進んだとこで足を止め、特に意味もなく窓から外を眺めた。


紅い月


それを見た俺は、どこか...気を昂られる感じだった

吸血鬼だからなのか、紅い月を見てから体がウズウズする。


そんな状態のまま、歩くこと30分

二人の女性の姿が見える。


一人は紅白の巫女、霊夢だ

もう一人は、誰かはわからない...


だが、これならわかる

普通の奴とは違う。


その女性はドアの前に立ち、メイド姿をし、右手にはナイフ、左手には懐中時計を持っている

そして立ち姿から容姿、それらを合わせると、完璧で瀟洒と言葉が似合いそうな女性だった。


とりあえず俺は、霊夢に声をかけながら近付く

声をかけられた霊夢は、俺の名前を言いながら、こちらに振り返る


霊夢「桜花...さん?」


魔理沙と同じ反応

俺は、魔理沙に説明したと同じように霊夢にも説明をする


すると、霊夢も魔理沙と同じ反応で


霊夢「桜花さんは桜花さんだしね」


と言う。

さらに霊夢は小声で聞こえないつもりで言ったのだろうが、「その姿の桜花さんも...むふふ...」と言ってるのが聞こえた。

もう何を考えているのかわからない状態である。


そんなとこにメイドは会話に入り込むように問う


?「あなたが、御神桜花様でございますか?」


何故俺の名前を知っているのかと驚きもあるはずなのだが、今の状態だからなのか

どことなく冷静だった。


メイドの問いに「そうだが」と答える

するとメイドは


?「お待ちしておりました こちらのドアの先で、我等が主がお待ちです。」


「どうぞ」と付け加えて道を譲るメイド

対して霊夢は


霊夢「ちょっと!何で私は通さないのよ!」


とお怒りである

対しメイドは


?「あなたはお呼びじゃないからよ、それにあなたの相手は私ですもの」


威圧混じりに言うメイド

とりあえずここは、主に会わせてくれると言うのならおとなしく進ませてもらおう。


俺は霊夢に


桜花「霊夢、この先はどうやら俺がご指名らしいから俺に任せてくれ」


そう言いながら俺は、ドアのノブに手をかけたとこを霊夢は


霊夢「わかったわ、気をつけなさいよ」


と言葉を送ってくれる。

そして、ドアのノブを回しドアを開け、中へと入って行く。


んー...急かした感が出てますなぁ...

あと意味不明な部分が多いかも...


とりあえずここまでで!

次回は桜花の過去...ですかね...?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ