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追放された男、最狂にて  作者: 新仁友成
第一部 第6章 矜持と約束
48/50

呪流扉

「で、何でアンタらは居んの?」


「報連相はこれでも、徹底してるんだ。」


白龍からアルバス・サンダースの亡骸を発見した翌日、リュウ達【深海の明星】はアルベール達の屋敷に足を運んでいた。


「何の報告も連絡も相談も受け付けて無いんだが。」


「まぁまぁそう言うなよ。」


「アルベールッ!!貴方っ!まだそんな無礼な態度を」従者1マドカ。


「うるさいなっ!本当に。呼んでねーんだよ!」

アルベール。


「そうだ。そうだ。」

シルフィード。


「でも、確かにご主人様を助けられてる割には頭が高いよね!?」ルシェラ。


「貴方達がリュウ様に無礼な態度ばっか取るからじゃないっ!」従者1マドカ。


「そうよ。いい加減、最低限の礼儀を身に付けなさい。」従者2アーシャ。


「おー怖い怖い。眉間にシワが寄ってるよ~僕ちゃん、怖い人嫌いだもん。もん。」


「わー本当だっ!!シワがいっぱいでシワシワだー。苦労の証がいっぱいだー」

ルシェラ。


「いっぱい♪いっぱい♪」

シルフィード。


「そんな無いわよっ!!」

マドカ。


「鏡って知ってる?鏡は現実を写し出す。残酷だけど大きな鏡を買おう。」

アルベール。


「でもアル君、鏡を見て自分の顔が予想以上で生きる気力を失くしちゃうんじゃない?」

ルシェラ。


「えーじゃあ!今日でお別れ?折角、仲良く出来そうだったの……」

シルフィード。


「貴方達ねっ!」

従者2アーシャ。


「味噌豚骨ラーメンで言うどんぶりが喋った。俺は食べ物にしか興味ないから無視しよーと。無視無視。」


「なんか、可哀想……」

ルシェラ。


「そうだね……」

シルフィード。


「止めなさい!!その哀れみの目っ!!後、せめてメンマくらいにしなさいよっ!!」

従者2アーシャ


「で、本当に何の用なんだよ?」


「いや、昨日ね魔石の話をした時に俺に関係あるって言ってたから、どう関係するのかなと思って」


「あーぁ……」


「教えくれっ!どう関係するんだ!?」


「アンタの左腕……再生出来るかもしれない…」


「ッ!」

一同が驚く。


「ちょっと待ってろ。」

そう言ってアルベールは別の部屋に行った。


「これだ。」


「何だ?この丸い宝石みたいなのは?」


「これは俺が作った魔石と魔石を錬金術で掛け合わせた物だ。名を宝玉(ほうぎょく)。錬金術で腕を型とる。当然神経などは無い。だが、その後にこれを組み込めばある程度自分の意思で腕が動かせる状態になる…と予想している。なぜなら宝玉は1つ1つに意思がある。」


「意思…」


「あぁ、だが問題はアンタが俺の持ってる宝玉のどれかに適応出来ないとこの話は何の意味も持たないが…」


「その宝玉を見せてくれないか?」


「「リュウ様っ!!」」

従者2人が口を開く。


「僭越ながらリュウ様、この男の事を信用するのですか?」従者1マドカ。


「あぁ。マドカ忘れたのか?俺はアルベールが居たから今がある……」


「やる気か?」


「あぁ。それに君は望んでる気がするんだが?」


「望んでいるか?いないか?で言えば望んでいるな。なぜなら、これはアンタ1人の問題じゃないからな。人類規模の問題だからな…」


「人類…規模?」


「あぁ。元々は別の事を考案していたんだ。だが、スケルトンが居るだろ?あいつらに肉体は無い。なら、何が動かしてる?魔石だ。スケルトンだけでなく俺が開発したオリジナル魔法で確証は得ている。魔物を動かしているのは魔石。そして1回考え方を変えたんだ。スケルトンを始めとしたアンデッドと言うのは肉体は無い骨のみ。それを魔石で動かす。これを【アンデッド化】と呼ぶ。奴等は魔物側だろ?これを人間側で作れないのか?それでたどり着いたのがこの方法だ。」


「…」

沈黙が流れる。


「名を【ゾンビ化】と名付けた。」


「【ゾンビ化】!???」


「わかりやすく言うと人間側のアンデッドだ。あいつらは魔石が元。俺達人間は魔石の変わりに宝玉。不可能は無いはずだ。」


「なるほど……」


「これは、俺が考案していた状態になる為の下地みたいな物だが、この方法ならその状態まで持っていく事が出来ると踏んでいる。」


「その状態とは?」


「今は知らなくてもいい…【ゾンビ化】をすれば嫌でもその状態になるはずだから。」


「そうか…」


「で、施術料金だが……今ならキャンペーン価格の10億だ。本来なら50億オーバーの案件だからな。何て言ったって腕を生やすわけだからな。」


「受けよう。」


「「リュウ様っ!?」」


「わかった。この後、暇か?」


「あぁ時間ならあるよ?」


「なら、宝玉に適合出来るかどうか?と腕の長さだけ計らせてくれ。左右で長さが違うのは嫌だろ?ヒャハハハハ(笑)それはそれで案外いいかもしれないが(笑)」


「あぁ構わない。ありがとう。」




◇◇◇◇◇◇◇◇


「3つだ。俺が持っていてフリーの宝玉は現在3つだ。先ずはこれの何処かに適合出来るかどうかだな。」

そう言ってアルベールは青、黄色、赤の宝玉をテーブルに置いた。


「適合ってどうやってわかるんだ?」


「宝玉自体が光り輝いて何となくこれだって言うのがわかると思う。」


「そうか……」


青森、黄色の宝玉はリュウが触れても何も起こらなかった。赤色の宝玉はリュウが触った瞬間に輝き出しカタカタリュウの手の平で動いている。


「おめでとう。1/3の確率を引き当てたな。」


「なら、第1段階は合格か?」


「いや、もう最終段階だ。後は俺が作った腕の調整をして宝玉をその腕に取り込むだけだ。」


「そうか。どれくらいだ?」


「2日時間をくれ。それで充分だ。」


「わかった。金は口座に振り込むから請求書だけ頼むよ。」


「勿論。」




◇◇◇◇◇◇◇◇


「しかし、凄いな。これ全部アルベールが?」


「それ以外に誰がやるんだ?」


3日後アルベールが錬金術で作成した腕をリュウに着けていた。


「折角だから、自分でやるか?」


「何を?」


「自分で宝玉を取り込む作業。」


「出来るのか?」


「左手の甲に宝玉を押し込むだけだ。」


「わかった。」


リュウが赤色の宝玉を押し込んだ直後に左腕全体が紫色に爪が黒緑色に変色し出した。

更に、小指の左側にエラの様な耳、手の平に一つ目と口が現れ口からは長いベロを出している。


「ん?」

リュウが驚きながら困惑している。


「「エッ!」」

従者達も驚く。


『ヒャッハー!!!!!ショータイムの始まりだぜー!!よぉー!!マスター!!元気か!?』

この世の物とは思えない悍ましい左手が手の平の口を開く。


「やぁ、呪流扉(ノルド)。おはよう。気分はどうだ?」

アルベール。


「…」

一同沈黙。


『いいぜ!いいぜ!サイコーだぜ!!ヒャッハー!!サイコー!サイコー!ありがとな。マスター♪』


「そうかそうか。なら、お前を作って良かったよ。」


「なっなぁ…アルベール……コイツ喋るの?」


「見ての通りだが?」


「貴方何て物をリュウ様にっ!」

従者1マドカ。


『おいおい!うるせー女だな、相変わらず。俺様はうるせー女とブスが嫌いなんだ!!喋んなブス!!俺様の視界に入るなブス!!!』


「なっ何なよっ!!」

マドカ。


「そう、怒るなよ?事実なんだから(笑)ちなみに呪流扉には俺の記憶写しの魔法を掛けてあるから俺とアンタらの関係も全て理解しているぞ!?(笑)」


「すっ凄いよっ!!アル君♥️」ルシェラ。

「アルッ!お前これ、世紀の大発見だろ!!」

シルフィード。


「流石、アル様ですわ~♥️」クロム。

「凄いであります!!」リーゼ。


『よぉ!!マスターの姉御達!!相変わらずベッピンで目の保養になるな♪それに比べて……』


「なっ何よ!?」

マドカ。


『はぁー。で、マスタ~。この阿保面の面倒を見れば良いのか?この腑抜け野郎の??』

呪流扉がリュウを見ながら口を開く。


「まぁそうなるな。」


「リュウ様に向かって!」

従者2アーシャが口を開く。


『うるせーブス!!さっき言ったよな!?俺様はブスが嫌いなんだ!!視界に入んなよ!!白龍なんかにボロクソに死にそうになってた奴が何言ってんだよ!!ヒャハハハハ(笑)左腕が取れちゃってよっ!!マスターに感謝しろや雑魚がっ!!ヒャハハハハ(笑)ヒャハハハハ(笑)』


「ちなみに呪流扉は強いぞ?コイツは赤色の宝玉だっただろ?意味がわかるか?赤鎧の魔石をベースに90Fオーバーのフロアボスの魔石を錬金しているからな。」


「なっ!!」

従者達が驚く。


「なら、コイツって魔法とか使えるのか?」

幼馴染のリックが口を開く。


「当たり前だ。」


『ヒャハハハハ(笑)馬鹿の周りには馬鹿ばっかだな(笑)マスターが意味の無い事、するわけないだろ!!ヒャハハハハ!馬鹿だね~。』


「くぐっっ」

リックが拳を握り歯軋りをしている。


「まぁ、強さで言ったらアンタらが束になっても敵わないだろうな。状態異常魔法をベースに赤鎧の雷と砂嵐まで使えるからな。」

アルベール。


「そんなに、強いのか!?」

驚くリュウ。


『驚いたかボンボンの坊っちゃん!!尊敬しろっ!頭を下げろよっ!!俺様の靴を舐めてみろよ!足なんかねーけどな!ヒャハハハハ!ヒャハハハハ(笑)』


「性格は何とかならないのか?」

リック。


「でも、可愛いじゃない♪」ルシェラ。

「なー♪」シルフィード。

「素敵ですわ♥️」クロム。

「可愛いであります。」リーゼ。


『姉御…キュン。』


「お前らはな。俺達に対して、何とかならないのか?」リック。


「まぁ、無理だな。人の本質や人格が変わらないのと同じだよ。」


「人間だって変わるでしょ!?」

従者1マドカ。


「人が変わる?ヒャハハハハ(笑)アンタ、本当に上辺でしか見てないよな。人の本質とか人格は変わらないぜ?替わった様に上辺の仮面を変えてるだけ、まるで詐欺師みたいにな。アンタらに理解して貰う必要も無いし、して貰おうと思わないけどいい加減、本質を見た方がいんじゃないか?」

アルベール。


「…」

深海の明星一同が黙る。


「その感じだから、命を落とすんだよ(笑)アンタらが馬鹿にして下に見てた奴に自分のボスを助けられてどんな気分なんだよ?大切且つ大事なのは中身だろ?」アルベール。


「…」

口が開かない深海の明星達。


「アル君♥️」ルシェラ。

「アルッ!」シルフィード。

「アル様っ♥️」クロム。

「そうであります!!」リーゼ。


「フフフフ、本当にその通りだよ。気分害したなら申し訳ない。そして本当にありがとう。これからは呪流扉を新たな仲間に入れて君達を越すよ!」

リュウ。


「あぁ、後は定期的に呪流扉の様子を見せに来いよ。後、もし今回みたいな時は左手を顔の前に持っていきディストラクションと叫べ。これ以上は言わない。」


「わかった。本当にありがとう。」


『じゃーなマスターと姉御達!!この馬鹿共を教育してやるからな!!ヒャハハハハ(笑)俺様について来いよ!』















作者より

やっと呪流扉が登場出来ました。

予定していた4章と5章を合わせたので7章だったこの章が6章になりました。

ここまで書けたので満足です(笑)


リュウの魔改造♪魔改造♪

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