選抜討伐当日
「まぁゆっくり、まったり行こう。」
アルベール。
「うん。安全第一にね♪」
ルシェラ。
「金鎧♪金鎧♪」
シルフィード。
「シルフィー、金鎧の素材いる?俺は魔石だけ取れれば他は要らないからさ。」
アルベール。
「う~ん。今は装備が万全だからな~」
シルフィード。
「なら、実家に贈る?(笑)プレゼント、プレゼント(笑)」
アルベール。
「えっ!?いいの?」
シルフィード。
「いんじゃない?てか、いつも余った素材アルフレッド工房にあげてんじゃん!!」
アルベール。
「うん。いつも、ありがとう。親父も喜んでるよ!!毎回、毎回悪いしさ…アルと一緒にいるから感覚が麻痺してて。一応深層素材じゃん!?」
シルフィード。
「気にしなくていいよ。みんなが納得してのそれだから。今回もいつものでいいよね?」
アルベールが他3人に問い掛ける。
「うん。」
「はい♥️」
「はい。であります!!」
「みんな、ありがとう。」
シルフィードが頭を下げる。
下げた頭をアルベールがヨシヨシする。
「ちょっアルッ!!」
顔を赤くしながら叫ぶシルフィード。
「あっズルい!!私も!!」
「私も欲しいですわ♥️」
「私も。であります!!」
◇◇◇◇◇◇◇◇
91F フロアボス 金鎧。
「踊り狂え!!!」
「【残骸骨・骸】!!!」(ざんがいこつ・むくろ)
小さな魔方陣から骨の形をした骸達が召喚された。
「鳴き続けろ!であります!!」
「【閻魔帳・八咫烏】であります!!」
(えんまちょう・やたがらす)
多数の魔法陣から烏が出現し鳴き始めた。
カァー カァー カァー
カァー カァー カァー
重ね掛けを怠らず掛けていく。
身体強化 フィジカルアップ 1.2倍
オリジナル身体強化 アジリティアップ 2.0倍
オリジナル身体強化2 インテンシティアップ 2.5倍
骸1体の倍率が 1.5倍
それが約この場に6000体近く居る。
更に攻撃が当たる度に、瞬間火力強化でその攻撃を100倍に押し上げる事が出来る。
リーゼの八咫烏が1.2倍(何匹居ても倍率変動無し)
「私が行きますわ♥️」
「綻び申せ!」
「【夜天】!!」(やてん)
「ハァァァ!!!!!」
「【天月斬】!!」 (てんげんざん)
クロムが飛ばした黒い斬撃が金鎧を真っ二つに斬る。
ロムのコメント
・ここだけ、強さが違うのよww
・解体ショーw
・感覚バグるwww
◇◇◇◇◇◇◇◇
91F攻略の翌日はダンジョン出入口付近にある臨時ステージでトークショー、握手会に勤めた【桃色の獅子】一向。
「ルシェラちゃん!サイコー!!」
「シルフィードいつも見てるよ!!!」
「クロムちゃん!こっち見てー!!!!!」
「リーゼちゃん!可愛いし強い!!」
大声援で迎えられる女性陣一向。
だが、アルベールがステージに登場すると老若男女問わず圧倒的な声援で迎えられた。
「アルベール!いつも観てるぜ!!」
「勇者!勇者!勇者!勇者!勇者!」
「お前、サイコーだぜっ!!」
少し前ならありえない光景だった。
嫌われ者から英雄になったアルベール。
(なっ慣れね~。こういうのマジで慣れないんだよな~。作り笑いで顔がつる…)
◇◇◇◇◇◇◇◇
「おぉ!やっぱり焼きそばじゃね?」
「うん。美味しそう♪」
ルシェラ。
「あっ!!こっちは落書きせんべいだっ!!」
シルフィード。
モグモグ
「おいひぃでちゅわ~♥️」
モグモグしながら喋るクロム。
「美味しいであります!!」
リーゼ。
「どっか座る所無いかね?」
アルベール。
「う~ん、全部、席埋まってるね…」
ルシェラ。
「買い食いも楽しいけど、ウチはクロム姫様がいらっしゃるからな~」
クロムをニヤニヤ見ながら口を開くアルベール。
モグモグモグモグ
「おいひぃでちゅわ♥️」
モグモグモグモグ
「クロムちゃん。喋るか食べるかどっちかにしなさい!!」
ルシェラ。
モグモグモグモグ
「はい♥️おねぇたぁま」
モグモグモグモグ
「おーい!!」
「ん!?」
振り向くと【太道の虎】第3部隊リーダーのレインが駆け寄ってきた。
「君達も休みだったのか?」
「あぁまぁ。」
アルベール。
「レインさんは何を?」
ルシェラ。
「私も何か食べようと思ってな。」
レイン。
「何処で食べるんだ?買い食いか?席全部埋まってるぜ!?」
アルベール。
「いや、私はクランが用意したテーブルと椅子があるんだ。」
レイン。
(おぉ!これは。これは。ナイスタイミングだ!リーダーシップ強め女)
「なぁ、そこに俺達の人数分の席は無いかね?席が無くて困ってるんだ。」
アルベール。
「あぁ、空いてるぞ?ただ、ウチのクランのだから回りは【太道の虎】の関係者しか居ないがな。」
「あぁ構わねぇよ。じゃあ案内してくれないか?買うの付き合うから。」
アルベール。
「わかった。」
◇◇◇◇◇◇◇◇
「いや~助かったわ。ありがとう。」
アルベール。
「いや、それよりリーゼの事、こちらも感謝する。ありがとう。」
レイン。
モグモグモグモグ
クロムはお食事中。
モグモグモグモグ
「ありがとうであります。」
リーゼ。
「いや、こちらこそ助かったよ。後衛アタッカーを探していた所だったしな。」
アルベール。
「あぁ先日、ロムを通して確認したよ。リーゼは今、後衛をやってるんだな?」
レイン。
「はい。であります!!アルさんに色々教えて貰いオリジナル魔法も出来たであります!!」
リーゼ。
「そうか。そうか。良かったな。」
レイン。
モグモグモグモグ
モグモグモグモグ
2時間後
「クロムそろそろ帰るよ。いつまで食べてんだよ…夕御飯食べられなくなるよ!?」
アルベール。
「それは、嫌ですわ~♥️」
クロム。
「じゃあ、俺達は帰るわ。」
「あぁ、またな。」
レイン。




