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追放された男、最狂にて  作者: 新仁友成
第一部 第6章 矜持と約束
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選抜討伐

「なぁちょっと良いか?」

ギルドマスター ウォーテルが口を開く。

他の卓の冒険者達もウォーテルを一斉に見る。


「どうしました?ギルマス。」

ルシェラ。


「あの…Sランクパーティーに所属している冒険者による合同討伐案が出てるんだが…どうだろうか?」

ギルマス ウォーテル。


「何だよ。それ!糞ダルいな…」

アルベール。


「合同討伐じゃなくて新しい物ですか?」

リュウ。


「あぁそうだ。合同討伐より人数を減らしていつもと違う冒険者達と潜る事で新しい視野や気づき、まぁ情報は武器だからあまり期待は出来ないが冒険者同士の情報交換で冒険者全体の底上げをしたいんだよ。」


「なんじゃそりゃ?随分、面倒な事を考えるな。ギルドマスターは暇なのか?」

アルベール。


「まぁそういうなよ。俺も出来ないと何度も言っていたんだが…今回はお貴族様じゃなく国王様がバックアップしてんだよ。国の政策の1つだ。これで経済学でも回したいんだろうよ。」

ギルマス ウォーテル。


「建前だと思っていたが、まさか国がいるとは…」

アルベール。


「俺は父上から話は聞いていたよ。」

リュウ。


「知ってたのかリュウ?」

リック。


「あぁ。だが、まだ確定じゃなく検討中だったはずでは?」

ウォーテルを見て口を開くリュウ。


「いや、もうほぼ確定だな。おそらく明日か明後日にはクランの運営責任者から通達されるはずだ。冒険者ギルドとしても、このまま引き延ばしたら運営のやり方から全て国の提示したやり方に従うしかなくなるからな。今、話を飲んで開催に協力すれば、ある程度自由に冒険者の意見を反映出来るからな。」


「開催期間は?」

ルシェラ。


「2週間だ。その期間に1日1回日替わりで臨時パーティーがダンジョンを潜る。攻略する階層はパーティー内で話あって決める。後は、ダンジョン出入口に握手会とかファンサ用のステージを組むからダンジョンを潜った翌日はファンサに当ててもらうつもりでいる。」


「チッ!ダリぃな。」

ジャバウォック。


「肝心なグループだが、折角だから今決めないか?クジで良いか?」

ウォーテル。


「なぁちょっと待て。俺達はすまないが不参加か俺の近くに居ないと真価を発揮できない冒険者達なんだが?」

アルベール。


「と、言うと?」

ウォーテル。


「隠しても意味無いから言うが、俺達【桃色の獅子】のメンバーは俺の呪具により魔法が使えないメンバーが居る。物理的な攻撃しか出来ない。そこに俺が瞬間的に火力強化をして深層のフロアボスを倒すまでに至ってる。俺が居なければ当然、火力は出ない。それでも臨時パーティーに参加しろと?死ぬぜ?。」

アルベール。


「なるほど、理解した。なら、お前達はお前達で決められた日程にダンジョンを攻略してくれればいい。他にはそう言った冒険者はいるか?」

ウォーテル。


「居ない様だから、クジを始めるぞ!!人数的に7グループ出来るはずだから、期間内に2回ダンジョンに潜って2回ファンサだな。」

ウォーテル。


(ダルいな、しかし。臨時パーティーって中間層が無難だけど期待されているのは80F以上だろうな~)


「アル君、当日は出店がいっぱい並ぶって♪」

ルシェラ。


「そうなの?じゃあ合同討伐みたいにお祭りって感じか?」


「おぉ!!じゃあ楽しそうだな♪」

シルフィード。


「アル様♥️お姉様♥️私、いっぱい食べますわ~」

クロム。


「楽しみであります。」

リーゼ。


「リーゼも沢山、食べないと!!」

クロム。


「はい。であります!!」

リーゼ。


「まぁ当日は91Fにしようぜ~!?」

アルベール。


「何で?素材?」

ルシェラ。


「いや、楽だし。素材高く売れるし…94Fでもいいな♪安全第一。」

アルベール。


「うん。わかった。」

ルシェラ。


「なら、94と91でいんじゃないか?」

シルフィード。


「そうだな、そうしようか!?」


「「うん。」」

「はい♥️ですわ~」

「はい。であります!!」



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