表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
追放された男、最狂にて  作者: 新仁友成
第一部 第3章 工房戦
22/48

大きな後悔

シルフィードを退けた赤鎧はアルベールを捉え、一目散に歩いていた。


ゆっくり。


ゆっくり。


アルベールを目指していた。




うつ伏せになり、お気に入りの柄シャツは焦げ破れており、背中の大きな天女の刺青が露になっていた。

タイトな黒パンツも左膝下から破けている。




アルベールの元にたどり着いた赤鎧は再度、赤い雷を剣に纏わせトドメを刺そうとしていた。









シルフィードは遠くから眺めていた。

「……うぅぅ……」

「……ア…………ル……」

(ウチのせいだ…………)

(ウチがあんなお願いしなきゃ……)

(ごめんな。……)


(……こんな事なら……)


痛みもない。もはや、恐怖も無い。

アルベールの次は間違いなくシルフィードの番だ。



シルフィードは後悔しながら、アルベールとの2日間に渡る冒険を回想していた。

(楽しかった…な……)



シルフィードは帰ったらアルベールに定期的に冒険の同行をお願いをしようと考えていた。


噂通りの下心全開で軽薄な感じかと思っていたら、以外にも紳士的で高圧的なシルフィードを苦笑いで何処か一線を引いた様な対応をするアルベール。


(もう…少し……自分から仲良くすれば……)

(アルベールは嫌だったろうな……)

(本当は昨日で終わっていたのに……)


おまけに、アルベールは強い。

誰でもアルベールと同行すれば重ね掛けで身体強化が大きく向上し、自分が無敵になったと誤認するほどに。

シルフィードも例外ではない。





今朝、攻略する前に

「不定期でいいから、たまに私を冒険に連れていって」その言葉が出なかった。


アルベールが強すぎて無意識に遠慮をしたのか?

出会った当初からの関係からか?


言葉で説明出来ない感情が複雑に交差して素直になれなかった。



(……ア…ル……ご……ごめんね。)

(来世でまた逢えるかな……)
















赤鎧が止めを誘うとしたその時、

アルベールは両目をガッ!と開き

「躍り狂え! 【残骸骨・骸】」



赤鎧の左右から魔方陣が展開されバフにより強化された骸が出現し赤鎧に襲い掛かる。


あまりの速さに赤鎧の反応が遅れ切り傷が出来る。

距離を取る赤鎧。


(やっぱこのレベルなら骸をバフで強化するのが鉄則だな。)


辺り一面に魔方陣が展開され骸が出現する。


上裸のアルベールが立ち上がり、

「痛ぇじゃねぇか!! 馬鹿野郎!」


「ったく、そんなに俺様のナイスバディーが見たかったのかい?」



赤鎧はキョロキョロ回りを見渡す。


シルフィードの回りにも、骸が集まり回復魔法と護衛をしている。




鎌を拾いに歩きながら

「喜び悦べ」

魔方陣が展開され拾った鎌を魔方陣に落とし

「零式・閻魔骸狂八咫烏」

巨大な女性像が現れた。





「さぁ最終ラウンドと行こうか!!!!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ