シルフィード・アルフレッド
「で、コイツが鍛治場を借りたいと?……」
「えぇアル君は昔、レイズ工房で見習いとして働いていた事があるんだよ?」
…………
遡る事、少し前。
ルシェラに紹介されたのは、国内有数の【アルフレッド工房】だった。
「シルフィー。シルフィー。」
カンカン!
カンカン!
「シルフィー!シルフィー!」
ん!?
「あっ!ルシェラじゃないか!!」
「どうしたんだ?」
「ちょっと話があるんだ。」
「じゃあ裏で聞こうか。」
彼女の名前は
シルフィード・アルフレッド
【アルフレッド工房】の次女
ルシェラと同じ26歳の二つ縛りをした赤髪の小柄な女性。
アビリティ=【自剛血得】じこうじとく
素材入手の為に度々、冒険者としても活動しており最高72FのAランクの実績がある。
そして、今。
アルベールの真向かいにシルフィード、左隣にルシェラが四人席のテーブルに座る
「お前舐めてんのか!!」
「ッ……」
「冒険者に取って武器は命だろ。
金がねぇんだか知らねぇが!!!!!
あんまり、ふざけてると命、落とすぞ!!」
「シルフィー、アル君はこないだ2人で91Fを攻略した凄腕の冒険者なんだよ。」
「それも、1日に5回も!!」
「ふぅーん」
席を立ち腕組をしながら、顔から体までアルベールを見定める、シルフィード。
そんなシルフィードの左肩を
「まぁまぁ」と言い、トントンと叩くアルベール。
「触んな!ボケェェナス!!!」
「喧嘩売ってんのか? あ?」
怒るシルフィード。
「いやいや、そんなつもりはなくて……」
「シルフィー、あんまりイジメないで。
どうしてもダメなら仕方ないけど、どうかな?」
「なら、ウチからは条件は1つ。
ウチとダンジョンに入って実力を証明しろ!!」
「はっはい!!!!!」
「ようっ!!お前さんがアルベールか。
俺はアルシュだ。アルフレッド家の当主だ。」
「お前さん、鍛治が出来るんだって?」
「一応、レイズ工房って所で昔見習いをやってました。後は、この武器は自分で打ちました。」
収納バッグから愛用武器【首斬大鎌】を披露した。
「中々の代物だ。よし、シルフィーが出した案を達成してくれれば俺からは言う事は無い。」




