狂愛者 クロム・レストレンジ
翌朝、朝飯兼昼御飯を食べに行く為に宿のロビーに行くと、【青空の龍】第1部隊所属のクロム・レストレンジがアルベールを向かいに来ていた。
「アルベール様~♥️」
「えっ!?」
「お待ちしておりました~わ~♥️」
「えっえっ!俺を?」
(誰!?誰!?何!何!何!
後、何か俺みたいなドクロをいっぱい着けてる。)
「あっ、失礼しました。
私の名前はクロム・レストレンジです。
好きな男性はアルベール様……です。」
さっきの勢いが消え、頬赤くしハニカミながら自己紹介をするクロム。
「えっ!あっ!うん。
ありがとう……?」
クロムが着ているコートから【青空の龍】の冒険者だとわかるアルベール。
「あの……昨日の件は断りましたけど……
後、よく宿がわかりましたね?」
自然と敬語が出るアルベール。
「昨日の件?
あっウチのクランに勧誘された件ですか?」
「うん。そうそう……」
「知ってます。デュークさんから聞いております。あっ!後、宿に関しては昨日、アルベール様の後を着けましたわ~♥️」
(スッスッスートキングッ!!…………
普通にヤバくね……)
「なななら、何を待ってたの?」
「私がお待ちしてたのはアルベール様です~わ~♥️」
(会話が出来ない系女子かな?)
「あっ失礼しました。
早とちりをしました。」
ペコリ お辞儀をするクロム。
「私はアルベール様の事を愛してます。
寝ても覚めても頭の中がアルベール様でいっぱいなんです」
少し早口なクロム。
「だから……そ、その…………旦那様として……お、お迎えに上がりました♥️」
ハニカミながら口を開くクロム。
「えっ!?」
(いや~…………どうしよう……)
「その、クロムさん?は何処に住んでるんですか?」
また、敬語になるアルベール。
「クロムで良いですわ。それと度々、敬語ですけど敬語も不要です~わ♥️
私はクラン本部に隣接している住居スペースです! ヘヘヘッヘヘヘ ヘヘヘッヘヘヘヘヘヘッヘヘヘ ヘヘヘッヘヘヘ
これからは私とアルベール様の愛の巣です~わ♥️」
(いやいやいやいやいや、
クランの住居スペースってヤバくね!?)
(住めるの?そもそも、俺住めるの?そこに!)
(あっ!違う違う違う違ーーう!!
青空の龍の奴ら全員に丸聞こえだよね!?)
(どーしよ、ホント…………
でも、悪い気はしないんだけど……少し怖いといか……)
「あっあのさ…………俺、飯食いたいんだよね~
話ならまた今度で」
「それなら私もご一緒させてください。
もう私、憧れの憧れのアルベール様を拝めるという事で朝御飯6杯しか食べてませんの♥️」
段々、ハニカミながらモジモジして口を開くクロム。
(6杯っ!6杯も食べてきたの!!
大食いなのかな?
でも、こういうのは口にしない方がいいよな~)
「じゃ、じゃあ……行こうか…………」
昼御飯を食べ終え宿に戻る帰路。
(あぁ~食った食った!
それにしてもこの娘…………すげぇー食べる。
ラーメン屋に行こうとしたら腕を引っ張られてバイキングに連れて、皿の上の食材を90分で空にするし……)
「ハァァァ……
至福ですわ~♥️」
(会計?勿論、俺だよ!!
まぁでもバイキングだから食べた料ほどのお金はかからないけど…………
こういう時って、この娘が奢るじゃないの?
別にケチとかじゃなくてさ、そう思わない?)
(何か「神の飯ですわ~♥️。いつもより箸が進みますわ~♥️」とか言ってずっと食べてた。)
(新手の詐欺か何か、なのかな?)
その後、アルベールとクロムは宿に戻り、錬金術で物を生成しているアルベールの隣にクロムは陣取り昼御飯よりも有意義な一時を味わった。
その後、
宿のしかも、同室に泊まると言い出したクロムをアルベールは説得し【青空の龍】の本部兼屋敷まで送りベッドに倒れる。
(中々のパンチのある娘だったな…………
でも、楽しかったな……フフフフ)




