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追放された男、最狂にて  作者: 新仁友成
第一部 第1章 勧誘
1/46

追放

冒険者がロムというカメラ型の魔導具を使用し配信を行いそれを視聴した人々は熱狂する冒険時代。


勇者パーティーとしての地位を確率した【黄金の輝き】ここに、無造作の天然パーマを靡かせ派手な柄シャツにタイトな黒パンツ、足元はお洒落ブーツで決める異質なディフェンダーが居る。

名を

アレクサンダー・アーノルド・アルベール。


「うひょーお姉さ~ん。綺麗だね~。どう?この後?」


「君、可愛い~ね~。」


「俺は~可愛い娘を定期的に見ないと目が腐る病なの~。」


軽装でその言動は軽薄。

勇者パーティーの称号がなければ生きる価値の無いんだな様な男。


女にだらし無い奴は金にも時間にもだらしない。

正に、この男の為にあるような言葉だ。



◇◇◇◇◇◇◇◇

人々は生まれた説きに神から【アビリティ】という固有の文字を与えられる。

一般的に文字数が多ければ多いほど強さ、レア度が高い。

ダンジョンで冒険者として経験を積むと希に【スキル】を授かる。

(例 ドラゴンタイプの魔物を討伐するとドラゴンスレイヤー ドラゴンタイプに2.5倍など)


冒険者はパーティーを組み活動するが別でクランという団体もある。

クランとはパーティーという小隊が幾つも集まった物で貴族や商会がスポンサーとして資金援助を行い、生活から育成と大々的に活動出来る。


ダンジョンは各、階層にフロアボスが出現し倒すと階層を上げることができる。

世間一般的に50F到達(49F攻略)するとBランク、70F到達(69F攻略)でAランク、80F到達(79F攻略)でSランクと言われている。


ミストニア王国には90F以降を攻略したパーティーは【黄金の輝き】93F攻略、【太道の虎】第1部隊92F攻略、【深海の明星】91F攻略がいる。







94Fフロアボス紫蛙の攻略に失敗した翌日10時に【黄金の輝き】本部兼パーティーメンバーが住む屋敷の一室では

ヒステリックに発狂する女性陣の怒号で溢れ帰っていた。


「アンタのせいでノルンが目を覚まさないじゃない!アンタがあの蛙の注意をもっと引ければ!」

魔術師のティラがアルベールに怒号を浴びせる。


これに他女性陣2人も同調する

「間違いない!アンタは傷ついても完治出来るんだから、蛙の頭にくっついていなさいよっ!!」

魔術師ネルも怒号。


「アル貴方は今回の事をどう思っているんですか?」

回復師、付与術士のキャロルも口調こそ他2人とは違い穏やかだが声の低さが彼女の怒りを物語っていた。


「……あぁ……分かってるよ……」

蚊の鳴くような声で反応するアルベール。


「私達、前からノルンには言ってたの!!ちゃんとしたディフェンダーが欲しいって!アンタのその身なりも気に入らないし顔も見たくないの!」

ティラの怒りは収まらない。



【黄金の輝き】に3人目として加入しアルベール、ノルンと同年代のティラは彼らと打ち解けるまで時間は掛からなかった。

特にノルンに関しては一目惚れだった。

強く逞しく何より顔が好みだった。

だから、ノルンの近くに居るだけで体温が上がり顔が赤くなり会話が出来なかったけど

彼女の気持ちを察してアルベールは2人の潤滑として会話の間に入っていた。


問題は彼女が加入してから少しずつアルベールが自作の呪具をつけ始めたことだ。

ティラ・スタンスミス 銀色のロングストレートの髪型の彼女が授かったアビリティは【聖霊共有】。

文字通り彼女は聖霊と共有しながら生活している。

聖霊の存在を認知出来、会話も出来る。

他の冒険者では視る事が出来ない、魔法を放った後に飛び散る魔力因子を確認出来る。

魔法を放つ時、聖霊が援護する事で平均よりも低い魔力消費で高火力な魔法を放つ事が出来る。


そんな彼女の視点では呪具を身に付けたアルベールは死霊に囲まれたチャラい男にしか写らなくなっていた。


「アル!アンタとはここでさよならよ!!

私知ってるんだから、キャロルに聞いたよ!アンタ上級魔法以上が使えないんですって?そんな奴がSランクどころか90F以上のダンジョンに入るなんておこがましいのよ!!」

ネルもヒートアップしている。


「…ッ……」

一瞬、ティラの顔が引きつる。


女性陣の中だティラだけは知っていた。

彼は才能が無く上級魔法以上を使えないのではなく身に付けた呪具の効果で使えない事を。

結果は同じ。だが過程が違う。

使えないのではなく、使わないに近い。


ティラは分かっているからバツが悪い顔をするが彼女の最優先事項はアルベールをクランから追い出す事。


「アルの後任は私が責任を持ってリストアップしてますから。貴方とはここでお別れです。」

他2人とは違って冷静なキャロルの言葉は心を抉るにはピッタリだった。



(まぁこうなるよな……ノルンが居れば風向きが変わったが、これ以上は火に油を注ぐし…)


「……あぁ……今まで悪かったな。」


「「「アンタ(貴方)を追放」」(します!)」



無造作の天然パーマを靡かせ派手な柄シャツにタイトな黒パンツ、足元はお洒落ブーツで決める異質で軽装、軽薄な男が追放された。

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