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7.無問題…
「そっかぁ」
腕を組んだまま亜夜さんは、頭をゆっくりと左右に振り始めました。
「ボク君、アーさんより歳上なんだねぇ」
「うん」
「でも、アーさんは『周世ちゃん』と呼ぶ」
「へ?!」
頭を左右に動かすのを止めた亜夜さんが、左に座る周世くんを横目で見ます。
「無問題だよね? 周世ちゃん??」
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「じゃあ──<周世ちゃん>なボクは」
周世くんは、右側に座る亜夜さんに顔を向けました。
「君を、『亜夜ねーちゃん』って呼んでも許される?」
「年上の弟?? それ良いかも☆」
「…良いんだ」
「だって、何か面白いし」
「うん。亜夜ねーちゃん、やっぱり変だよね」
「それ程でもありません事よ?周世ちゃん♪」
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<後日談>
「ねえ、亜夜っち?」
「何、那世ちゃん??」
「もしかして…その人が最初に一目惚れしたのは……僕なんじゃあ………」
「まあ、そうかもだよね☆」
「─ 亜夜っち」
「でも、こう言うのは早いもの勝ちだしぃ♪」
「亜夜っち?」
「だって。もう周世ちゃんは、アーさんの歳上な弟だから♡」
「あ、や、っ、ち!?」
--- End of the Episode ---




