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双子と三つ子の五つ子な日々♪  作者: 紀之介
7.オいシい

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3.珍しい…


「…い゛」


 一言発してから、言葉を空振らせる男の子。


 何回か口をパクパクさせた後、やっと声を発する事に成功しました。


「い、五つ子って…め、珍しいねぇ」


 相手の意表を突けた事に満足し、亜夜さんの唇が緩みます。


「まあ五つ子は なんちゃってで、本当は双子なんだけどね♪」


「?」


「実は、うちの学校には三つ子ちゃんもいてね。その子達がアーさん達双子と、何故か容姿がそっくりだったりする」


「…そんな偶然……ある?」


「うん、あるの。あるものは、仕方ないよね☆」


「それは── そうだね」


----------


「じゃあ──」


 いつの間にか、亜夜さんの座るベンチとの距離を微妙に縮めていた男の子。


 さらに半歩踏み出します。


「昨日、ボクが見たのは、君じゃないの五つ子のひとり?」


「うん。多分と言うか、きっと那世ちゃん」


「…安心したかも」


「?」


「……ボクが昨日見たのが、幻な女の子じゃない事が証明された訳だし」


「まあ、アーさんと同じ容姿の人間がココにいたのは、紛れもない事実だからねぇ」


 ベンチに座ったまま、拍手をするかの様に両手を上げた亜夜さん。


 何故か手の平を当てて音は出さず、口で擬音を始めます。


「パチパチパチ」


 音に合わせて動かすだけの、ジェスチャーな拍手。


 それをひとしきりしてから、満足そうに手を止めました。


「只今、あなたの疑問は見事に解明されました。これでボク君の、アーさんに声を掛けるミッションは無事終了です。おめでとう☆」

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