8.…合格?
「えーとぉ。陸木くん?」
4人の元に連れ立ってきたふたりを、那世は出迎えた。
「いい感じのところで悪いんだけどぉ」
作りニヤニヤをした亜夜が、那世の右隣に並ぶ。
「これがあなたに課される、最後の試練です☆」
那世の左隣には、佐世が立った。
「ここまで頑張ったんだから…これも乗り越えて……」
亜夜の右隣に位置した香夜は、陸木に作った笑顔を向けた。
「5歩ほど下がってから目をつぶって、後ろを向いてもらえます?」
それからおよそ1分30秒。
アイコンタクトを駆使した5人は無言で、陸木の背後でワチャワチャと立ち位置を変えた。
----------
「「「「「本当に見分けられるか、証拠を見せて下さい」」」」」
5人に声を掛けられ、陸木が振り返る。
迷う素振りも見せず、5人の内の左から2番目の人物の前の立った。
「じゃあ、一緒に帰ろう」
汰世の手を取る陸木。
手を取られた汰世は、目の前の顔に大きく頷いた。
----------
「これで試練は乗り越えた?」
陸木の言葉に、汰世以外の4人がお互いの様子を伺う。
「えーとぉ」
「─ うん」
「── まあ」
「─── とりあえずはぁ」
「「「「…合格?」」」」
--- End of the Episode ---




