4.確認?
(で…具体的に、どうやって<あの子>の名前を確認しよう……)
校舎の玄関を入る陸木。
無意識に足は、上履きに履き替えるべく自分の下駄箱に向かう。
(誰かに聞ければ── 話は早いんだけど)
上の空で伸ばした手は、自分の棚の上履きにたどり着いた。
その耳に、見知った女子の声が入る。
「陸木。おはよー」
「おお菊家。おはようぉ」
挨拶を返しながら、声の主に目を向ける陸木。
その顔をみた瞬間、ある考えが頭をよぎった。
(こいって、学内の噂話を良くしてるよな? それってつまり、生徒に詳しいって事じゃないのか? じゃあ、こいつに確認すれば もしかすると──)
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(菊家に確認すれば、<あの子>の名前が判るかも!)
陸木は、その考えに取り憑かれかれる。
(でも、どうやって?)
授業も上の空で悩むが、良い方法は思いつかなかい。
が、その好機は3時間目後の休み時間に訪れた。
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「…菊家?」
陸木が声を裏返らせる。
教室の窓から見える渡り廊下
なんとそこを<あの子>が歩いていたのだ。
「き、菊家!?」
「何よ。陸木」
自分の隣に並んだ菊家に、陸木は指さした。
「あ、あそこを歩いている女子、知ってるか?」
「え?! あんた、まさか知らないの?? あの有名な<五つ子>を!?」
「そ、それは、知ってる。」
「じゃあ、何を聞きたい訳?」
「な、名前だ!」
「確か…双子は苗字が味菜で名前は亜夜か香夜。で、三つ子は苗字が寒奈で名前は佐世か汰世か佐世」
「あ、あの子の氏名は そのうちのどれ!?」
「─ さあ?」
「、、、」




