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双子と三つ子の五つ子な日々♪  作者: 紀之介
6.<あの子>の名前は?

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1.何人?


「なあ?」


授業の3時間目後の休み時間


2階の教室の窓から、外を眺めていた藍雨が呟いた。


「<五つ子>って、何人いると思う??」


----------


「それは、難問だな」


 自分の席の椅子から、上生が立ち上がる。


「はい。こっち向いてみまちょう」


 言葉遣いに違和感を感じながらも、藍雨は指示に従い振り返った。


 手を伸ばした上生は、その左手首を掴んで持ち上げた。


「これは、誰のお手々でちゅか?」


「お、俺の…」


「じゃあ、お指を開いてみまちょう」


「─」


「そのお指は、いくつありまちゅか?」


「── いつつ」


「<五つ子>の<五>は、そう言う意味なんでちゅよ??」


「───」


----------


「藍雨が言ってるのは、そう言うことじゃないのでは?」


 陸木は、藍雨が移動して空席になった窓に近づく。


 そこから見える渡り廊下では、<五つ子>のひとりがクラスメイトとじゃれていた。


「こいつが言ってるのは、<五つ子>を目にする頻度の話だろ?」


 自分の手首を掴む上生の手を振り払いながら藍雨は、陸木に大きく頷いた。


「さすが陸木。判ってくれて嬉しい!」


 再び外を眺めようと、窓まで移動する。


 上生は、右手の人差し指を自分の額に当てた。


「そんな君達に、極秘情報を披露しよう」


 自分の言葉で振り返った藍雨と陸木に、上生は意味ありげに口を開く。


「あの五つ子は最近、オーディションで新規メンバーを増やしたらしい」


「「…は!?」」


「現状、3組15人存在する。頻繁に目撃する理由はそれだ。」


「「……」」


 お互い、目で呆れを共有する藍雨と陸木。


 再び外を眺めるべく、窓に体を向けた。


 その背中に、上生が呟く。


「冗談の通じない輩め」

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