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双子と三つ子の五つ子な日々♪  作者: 紀之介
1.双子のおでかけ

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3.お揃い。


「─ 問題ありです」


 亜夜さんに向かって香夜さんは、右手の人差し指を伸ばしました。


「── このワンピースは、何だと思います?」


 香夜さんの指先が、亜夜さんの鼻先に触れます。


「これは昨晩…今日のふたりのお出かけにふさわしい服として、厳選した服なんですよ?」


「うん。小一時間、悩んだよね」


「なのにどうして── わたくしだけワンピースなんですか??」


 唇を尖らせる香夜さん。


「亜夜姉様が制服だと、<お揃い>のお出かけじゃ なくなりますよね!?」


「…どうして香夜ちゃんは……<お揃い>に拘るかな」


「それは、わたくし達が双子だからです!」


「・・・」


----------


「少しだけ、待っててください── 」


 香夜さんは、ドアに向かって歩き出しました。


「…わたくし、直ぐに制服に着替えてきます」


 追いついた亜夜さんが、香夜さんの左腕を引っ張ります。


「なんでー 香夜ちゃんのワンピース姿、可愛いのにぃ」


「でも、わたくしがこれだと…お揃いじゃなくなりますから……」


 立ち止まっても自分の方を向かない双子の妹の背中を、亜夜さんは右手の人差しで突付きました。


「実はぁ、アーさんが制服を着てるのを見てぇ、香夜ちゃんも着たくなっちゃった?」


「…」


「でしょ??」


「……それもあります」


「そっかぁ。わかったぁ。じゃあ待ってる☆」

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