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あたしちょっとよくなくなくない

作者: 秋葉竹





   


あたしが愛を語るとき

あたしは死も語ってる


与えられたものを 

奪い去られる 

からっぽを 

経験したこと 

ありますか 


あたしはあります 

何度も 

小さく 

そっと 

何度も

あたしはあります 


死んでも 

見えない 

角度で 

死顔さらして 




人は一日 

極上の眠り 

至福の休息ために 

時間を費やし


ただそれだけ

求め続けて行くんでしょう


そんななか 

朝 

昼 

晩 

食べる幸福も

嫌いじゃない 

人と話す楽しさも

知ってしまったりする 

それを時に流されるというのか


  なあに やってんだか あたし


お金は 

大事ね 

こんなことみんな 

お金持ってれば

羨ましいかも


なければ気楽ね 


生きていくこと 

くう ねる いきる で 

過ぎていくかも


ねえぇ?


あたしは

こんなことするために

生きてきたんじゃないんだよ


でも 

ひとつだけ知ってるの 

生きてきて


何もいらない

ただ愛したいから愛してたんだと

本当にそう想って


振り返ってほしい心さえ

嘘さといいはって

全てを与えつづけて

満足してたのに


本当にそんな自分が

大好きだったのに


「愛してる」を 

今度は与えられた瞬間から

それを無くす悪夢を振り払えずに


そしてその悪夢通りさ 

与えられた愛を 

あまさずのきなみ抉り取って



殺すのですねぇ



あのひとったら ねぇ


  ねぇ なんのためかを いってみろ


それだけを知ってるの

そのなかで 

何度死んでも死なない愛を

あるいは 

そのなかで 

何度も死んで 

何度もあたしを 

殺す 

愛を

捨てたくて 

捨てられず 

ほんと


  なぁに

  やってんだか 

  あたし


  あたしは

  こんなふうになるために

  生きてきたんじゃないんじゃないんだ


  ‥‥‥愛と死は 

  おんなじだね

  てか 

  愛すれば 

  死んじゃうね 

  自分のどっか


なんて 


なんて弱いんだ 

バッカ───ッ!


そんなこと 

叫んで 

叫んで 

酒びたり

どっか 

はるか彼方の 

大海行く船 

なりゆきで 

乗っかって 



サラバ


といきたいこともある



まぁ

それも

それで


いいですかね


アハハ





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