鳥に縁がある様です!
「おなかいっぱい!」
「ごちそーさまでちた!」
「おいちかったぁ!」
「ママーありがとう!」
「はい、お粗末様でした。また食べたい?」
「「「「たべたーい!」」」」
フフッ、本当に可愛いわね。
この子達やこれから産まれてくる子供達の為にも
安定した食料の供給が必要ね。
でも、その前にこの子達を守れる様に強くならないと。
「ママーねむいのー」
「なら…鳥の中に入っておねんねしようか」
「「「「はーい」」」」
子供達が寝付いたのを確認してから鳥の死体の中から出る。
その時、危険感知に反応があった。
【マスター、上空から敵が接近中です。
数5】
…子供達の安眠の為、死んでもらおうか。
鑑定。
名称
年齢 0
属性 死
種族 死喰鳥(統率種)
種族レベル 96
【称号】
死を喰らう者
【ステータス】
HP:2580/2580
MP:1874/1874
物理攻撃力:561
物理防御力:429
魔素攻撃力:333
魔素防御力:246
素早さ:1012
幸運:5
【スキル】
『パッシブ』
危険感知 Lv.22
『アクティブ』
『ユニーク』
経験値2倍化
『種族固有』
死喰 Lv.34
死闘術 Lv.29
指揮統率 Lv.41
『固有』
他の4羽はコイツの下位互換。こいつがリーダーか。
…強い。が、私の素早さの前では無力だ。
「クゥエエェェェ‼︎」
…体の周りを黒い靄?が覆っている…
危険感知も反応しているが、関係ない。
一撃で殺してやるだけだ…
蜘蛛の時のように体当たりで殺してやろうと力を込めたその時、
【マスター!攻撃を中止して下さい!】
ッ!?
…アレが何か分かるのか?
【はい、アレは高密度の『死』です。
奴らは死喰で蓄えた死を纏っています。
死に触れれば生命力を吸われてしまいます】
チッ、姑息な…
どうすれば良い?
【死と対を成す『生』を獲得出来れば勝算はあるかと】
出来れば…と言う事は今はとれないのか。
…SP不足だな?
【肯定します。あと5分程で獲得可能になります】
5分か…
分かった、何とか時間を稼ーー危ない!
一羽が私目掛けて飛んできた。
それを躱した先に、別の鳥が口を開けている。
統率のとれた動きに、触れるだけでも危険とはな。
これは骨が折れそうだ…
だがな、私もお前らには頭に来てるんだ。
私を食い、溶かし、そして今度は殺そうってか…
身の程を弁えろよ!鳥風情がッ‼︎