第3話 平民としてのスキルアップ
「俺本気で剣術やってみるよ」
「おお頑張れよ!今日の夕飯は羊肉だ!」
「やったー!」
―翌日、道場―
「師匠!」
「どうした?ラドミール」
「ここの道場で最強になりたいです」
「勇者になりたくなったかw」
「はい!」
「いいだろう!しかし、本気で行かせてもらう」
―数時間後―
「うぅ…」
「ほらラドミール、帰りの時間だ。まさか学校をしないで1日稽古になるとは思わなかった」
師匠は剣術と勉強の両方を教えている
分かりやすく言うと寺子屋に似ている感じだ
「ありがとうございました…」(全員)
「まさかラドミールと一緒にこの稽古させられるとはな…」
「ご…ごめん!」
「そんな謝んなくていいよ…俺ら仲間だろ?王の野心に近くて、戦いに備える勇者の役割、その日が来るまで俺らはこの稽古何十回もやるんだ、その1回を消費したらもうやらなくていいってことだ」
「あ、ありがとう…」
ラドミールは先輩勇者に少し励まされた気がした
―カナネンの家―
「じぃちゃん、すげー疲れたけど、師匠と少しやり合えた」
「おお!良かっなぁー、でもな平民はどんだけ働いても、この後は…買い出しだ!」
「えぇー!勇者でも?」
「そりゃそうだろ!」
「ひぇー」
―商店道―
屋台が連なっていて、全体的に安い
後ろには住宅が多いが何かが隠れているという噂がある
今日の道場の先輩たちもここに住んでいて、疲れ果てているだろう
「あら、カナネンさん」
「おお!女将さん、今日も飲食店の営業ですか?」
「そうよ、あらこの子は?」
「最後の飲食店の日に言わなかったか?ラドミールだ」
「あら、やだ、聞いてないわよ…」
「そっか…ラドミール、この女は案外悪い人じゃないぜ」
ラドミールは女将をじっと睨みつけた
その姿はまるで闇堕ち寸前の悪役のようだった
―カナネンの家―
「まぁ今日買い物をする時の安く買う方法だった」
「うん…」
「ああやって親交や久々に顔を出すと珍しいものや安く買うことが可能になる!覚えとけよ?」
「うん…」
ラドミールは夕飯も食べずにベッドに向かった
「ラドミール、立派になったな…」
カラン!コロンコロン…
「じぃちゃん!」
「やべ!逃げろ!」
「てめぇーら!やっぱりあの女将さん!グルだったじゃん!」
姿は見えなかったがラドミールはその暗殺の手際の悪さから女将が雇ったものと推測した
また、今日俺を悪い目で見ていたのも女将だけだった
「じぃちゃん!」
2階から階段を生き良いよく滑ったが何とか体制を整え、カナネンの場所に向かった
料理中だったのか火が強くなっていた
ラドミールは火を消してからカナネンの安全を確認した
「じぃちゃん!」
「ラドミール…」
「なんでだよ…」
「ラドミールよ…最後の私の言葉聞いてくれるかい?」
「うん…でも今から行けば…」
「心臓を刺された…私は隠していたが…心臓病なんだ…」
「え…」
「まあ聞いてくれ…」
「うん…」
「ラドミールと私は血がつながっていない…」
「え?じぃちゃんじゃないの?」
「ああ…順を追って話す、君の両親は長旅をしてるんじゃなくて、、魔王城で、、、監禁されている」
「うん…」
「こうなった原因はクレシェフの勘違いだ…五大陸分裂も、魔王が現れたのも、君の両親のせいじゃない…だから…君で…この世界をひとつにしてくれ…大陸を全て支配するんじゃなくて…世界に住むものの誤解を解き、魔王を倒して、平和な世界に…戻して…く…」
「じぃちゃん…?じぃちゃん…!じぃちゃん!じぃちゃーん!」
この話まで穏やかでラドミール君に癒されながら書き続けられました
次回からラドミールをできるだけメインに書きます
本編はもはやここからと言ってもいいでしょう




